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【薬屋のひとりごと展】に行った

しのとうこ先生の展示企画
薬屋のひとりごと展(東京会場)に行ってきました。

イベント公式:https://www.ticketport.co.jp/lp/kusuriya_ten/
イベント会場:西武渋谷店 モヴィーダ館6階
公式情報X:https://x.com/kusuriya_ten

渋谷PARCOのそば。一階に無印良品が入ってる商業ビルです。

以前からアニメIPの展示会が行われている場所としてここを認知していましたが、足を踏み入れたのは今回が初。


(自身もイベントや展示会、講演会などをディレクションすることが稀にあるので参考のために備忘録を記載したいと考えました。ですので、客観的に記載しすぎている点があるかと思われますご容赦ください。)

■ 会場 / レイアウト
西武渋谷モヴィーダ館6階
エレベーターでもエスカレーターでも到達できます

こちらが公式Webで公開されている間取りと広さになります

引用:https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/space-rental/


そしてこちらが、今回の薬屋のひとりごと展のレイアウト

■ チケット
ネットと現地で価格差は設けられておらず一律1500円で、ポストカードのノベルティ付です。
土日祝日や、開催初期などの人気のある日はネットで時間指定のチケットを購入していかないと入れないようです。
私が行ったのは平日だったので現地でもチケットを購入できました。

■ レギュレーション
上記のもぎりのスペースでチケットを見せて、ノベルティをいただき
3箇所(フォトスポット)以外、すべて撮影禁止の旨が伝えられました。
また各展示には撮影の可否のアイコンパネルが併設されていました。

3箇所の内訳
①しのとうこ先生のサイン
②猫猫と壬氏のアクリルパネル
③展示会キービジュアルのターポリン


■ 展示内容
勿論、しのとうこ先生の挿絵や装画が展示の9割を占めます。
具体的な展示イラストは、こちらの画集に掲載されているものなどが殆どでしたので見直したい / 予習したい 方はお手にとってみられては ↓ 

残りの1割は、いわゆる「来訪ノート」でした。
展示会などに行くと、入場者が自由に書くことのできるノートやスケッチブックが置かれていることがあるかと思いますが、
その拡大版、壁一面に記帳できるスペース(展示)が展開されています。

ここも一般来場者は撮影禁止となっています。
公式Xではまっさらな壁が紹介されていました、ここに来場者がポストイットに感想を描き貼り付けるという素敵企画でした。
海外から来られてる方も多いように見受けられました。

■ 展示詳細 / 展示手法

小説の各巻のあらすじが記載されたA2程度のパネルが添えられており各巻のあらすじを読んで、横に目をやると挿絵パネルが6〜10枚ほどA4パネルで展示されているという構成。

ところどころにカラー複製原画の展示があります。
これを繰り返す展示会となっています。

こんな感じだったよ

挿絵はハレパネ(粘着面のある発泡スチレンボード)に貼付されていて、印刷自体は光沢もあって非常に良いものに見受けられました。
(きらびき用紙のような光沢感)

残念だったのは、パネルと壁の接着が甘く傾いているものや、複製原画が額にちゃんと収められていない(たわみまくってる)ものとかもあって、それは割とあるあるだと思いますが細部のこういうところって結構気にしちゃう人いると思うので少し残念には思いました。
大切にしてほしい。

ただ、そこを加味しても見応えがありました。
ここも撮影禁止ですが、公式側では一部アップされておられましたので引用させていただきます。↓

小説各巻のあらすじも、ネタバレ配慮がされている形。
「22世紀からきたドラえもんは、どこでもドアを取り出した。がしかし…」
みたいな(例えが悪くてすみません)。

調べてはいないのですが↓のアマゾンなどのあらすじをそのまま引用してるとかなのかな…ちょっとそこはわからない。

原作小説のネタバレはそこまで警戒しなくても大丈夫です。


■ 記帳企画が素敵
先述した壁一面の来訪記帳企画がとても素敵だと感じました。
またそこに使われている紙や印刷も上質なもので、来訪者のポストイットと猫猫の印刷が相まって作品愛のあふれる空間を堪能できました。


このサイズのアクリルを印刷できるUVプリンターというのは実は国内にも少ない


■ 物販

複製原画を注文するシート、2期のティザーが流れるサイネージ、あと商品がたくさんって感じの物販エリア。

よく公式Xで物販の完売情報が流れてきますが、それらに限らず、どれも素敵なプロダクトだとお世辞抜きで感じます。

原作イラストを使ったものばかりなので、予算がいくらあっても足りません。コンプガチ勢だと3万円くらい普通に飛ぶと思います。

私はピルケース、マグネット缶バッジ、ポストイットを購入

3000円買い物ごとにランダムで原作挿絵のポストカードがもらえます↓

■ まとめ

原作ファンなら、作品に浸れる空間であることは間違いないと思います。
「薬屋の展示に行った」という体験を買える企画展だと感じました。
また本展示会のメインは物販だと思います。

理由は以下です

まず、チケットが1500円というのは高い。
これはこの会場の平米数やスペース料金、物販手数料などにも起因してる部分かもしれませんが、展示ルートを見ていただけると分かる通り展示面積は大きくありません。ですので、一般的にこの体験量で1500円は高いと感じました。
ノベルティのポストカードが500円、入場料が1000円といった内訳かも?


撮影禁止について。
今の時代に合っていない禁則事項だと感じます。
既に露出が多い著作物を撮影禁止にする理由として考えられるのは、
高解像度で撮影してプリントアウトや無断複製する輩がいることへのリスクヘッジ。また、他来場者の肖像権やパブリシティ権の保護の問題というのも考えられます。
ですが、前者は本気の輩はその程度ではなんの防御策にもならないこと、後者は他者が映り込む画角ではないように感じました。
昨今のリテラシー的には総じて皆さん配慮されると思われますしファンや来訪者を少し信用してほしいところです。

ですので、体験を1500円で買うにしては少し高いかなと感じました。
ただ原作イラストのグッズというのはここでしか中々手に入らないものばかりなので、物販メインの展示イベントに感じたというのが、本音です。

物販メイン=ネガティブな意味で言ってるわけではありません

■さいごに

今後いかれる方の予算や体験量の参考になればと思い書かせていただきました。

ファン層が広い作品だと思うので、少ないお小遣いや娯楽費から捻出して向かわれる若年層も居ると思いますし、長時間歩かされる展示を見るのが苦痛な中高年もいるかもしれません。今後巡回されるそうなので東京会場の備忘録までですが、参考になれば幸いです。


この度は対戦ありがとうございました★
漫画の連載再開おめ!


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