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家事を頑張ったら、仕事も英語学習も捗った話

今年は、5年ぶりに日本でお正月を過ごしました。そのせいもあってか、「今年は、〇〇を頑張ろう」モードのスイッチがオンに。シンガポールは、1月1日は"new year"という祝日。一方で、多民族国家なので年間に色々な国のお正月があります。1番大きいのは、Chinese new year。いわゆる、旧正月というやつです。その他に、マレー系(イスラム教)のHari Raya Hajiやインド系(ヒンズー教)のDeepavaliなんかもあります。色々なカルチャーに触れられるのはとてもラッキーなことだと思いつつも、日本のお正月を5年ぶりに体験したことで、改めて自分のアイデンティーは日本人なんだな、と実感しました。

余談話がかなり長くなりましたが、そんなわけで、シンガポールに戻ってからも「今年は、〇〇を頑張ろう」という気持ちを大切に持ち続けることができました。

新年の抱負で掲げた通り、英語学習もそのうちの一つ。そして、さらにこの数週間で気持ちを新たに向き合っているのが、「家事」。特に力を入れているのが、料理と掃除、整理整頓です。

やっているように見えて、ちゃんとはやっていない

実は、年始に「よし、今年は家事を頑張ろう」と考えてはいませんでした。それまでも、別に手を抜いていたつもりはなかったんのですが、今振り返ってみると、だいぶ手を抜いていたんだなと思いました(笑)

料理に関しては、育ち盛りの娘(8)がいるため、毎日キッチンに立ってはいましたが、特に工夫することもなく同じメニューを繰り返すなんてことも。料理が嫌いだとか、食べることに無頓着というわけではなく、もともと、私は毎日同じメニューでも全然良いタイプなんです。だから、レパートリーがかなり少ない。加えて、夫は料理のプロ。私が作った料理の味付けを調整されることも日常茶飯事。だから、料理はするけれど特に工夫したり、頑張ってやっているという感覚はありませんでした。

一方で、掃除と整理整頓は大好き。日本に帰る度に着古した洋服は、古着買取へ、「もう読まない」という本は、古本買取へ持っていき、断捨離しています。また、毎朝部屋にモップをかけるのは大好きです。ただし、忙しさを言い訳にすることも。例えば、もう長いこと袖を通していない洋服(値段高め)を手放す決意を先延ばししたり、細かいところ(例えば、シーリングライトのホコリ掃除やファンの掃除など)は、「忙しいから、また別の機会に」「時間がある時に」と後回しにしたり、あるいは見て見ぬ振りをすることも。

大人なので、「ちゃんと料理しなさい」「ちゃんと掃除して、片付けなさい」と誰も注意してくれません。だから、長い間、料理も掃除も整理整頓も、一見ちゃんとやっているように見えるのですが、実はよくよく見ると粗がある状態が続いていました。

家事を頑張ったら、仕事も勉強も捗った話

今一番に感じていることは「家事って、こんなにやりがいのあることだったんだ」ということ。

新しいレシピにトライしてみたり、料理の味付けのレパートリーを広げてみたり、作り立てにこだわってみたり、そうすると、まず何よりも家族が喜んでくれます。(夫が味の調整をすることが減りました 笑)娘からは、「お母さんの料理って、最高!!」と言ってもらえるのは、お世辞だったとしても嬉しい。これは、一番のやりがいだなと思います。

見て見ぬ振りをしてきた掃除や整理整頓は、一気にやることはできませんが、毎日朝の時間15〜25分を使って、できるところまでやっています。少しずつものが減っていったり、ホコリが減ると、やはり気分が良いです。

そして、家事を頑張るようになってからは、仕事と勉強が捗るようになりました。これは、かなり驚き。特に、これまで仕事に当てていた時間を削って、料理をしたり、掃除の時間をとるようにしたので、「仕事のペースが落ちるだろう」と思っていたんです。一方で、愛情がつまった自分の料理を食べること、部屋が整っていることで、集中力と向上心が上がっているのだと思います。限られた時間の中で、仕事も勉強にも、最大限のパフォーマンスができている、という実感があるのは、とても喜ばしいことです。

家事は生活の本質

結局のところ、仕事を頑張るにしても、勉強に精を出すにしても、どちらも自分が整っている状態でないと、100%の力を発揮することはできないのかもしれません。そして、自分を整えるためには、生活の基盤を整えることが何よりも基本なのではないでしょうか。家事は、生活の基盤を支える要。

もちろん、できない日もある。人間なので、体調が悪い日もあるし、気分が乗らない日もある。けれど、そんな日でも、見て見ぬ振りはやめて、その時自分のできるベストを考えていきたいと思っています。

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