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なぜ、再びここに来ようと思ったのか?5年前、中学生だった3人の思い出

5年前、千葉県から3人はやってきた。花巻農協が母体となっているグリーンツーリズム協議会。その組織に入っている農家さんは年に数回、首都圏の中学生等を泊まりや日帰りで農業体験をさせる。その時にたまたま、彼らを受け入れたのがボクだった。ぶどう畑で作業をさせたが、どんな作業をさせたのか、ボクは忘れていた。

「永遠に草刈りしてましたよ!」

言われるまで忘れていた。当時ボクは27歳で、彼らは15歳。12歳の差がある。ワイン用のぶどう畑でずっとカマを持って草刈りをしたらしい。全く覚えてなかったけど、言われたら、あーー、そういえばやったかな?と、うっすら記憶がよみがえった。

今年の6月頃に連絡があり、「僕達20歳になったので、寛太さんのところ行きます!」という内容だった。

8月11日。再会は嬉しかった。
3人は千葉県から車を運転してここまでやってきた。「大きくなったなー。」って3回くらい言った気がする。昔、親戚のおじさんに久々に会うとそう言われてきたけど、なんだか気持ちが分かる気がした。

再会後に5年前と変わらず、大迫町にある、ぶどうの湯に皆で入って、スーパーみずかみで買い物をした。20歳になったから、たくさん酒を購入。
ボクも負けじと?酒をたくさんカゴにいれた。

かんたはうすに再び戻り。
5年前と同じくカレーをつくる。

カレーをつくる。


その前に「KANTAWINE」で乾杯をした。

なかなか感慨深い瞬間だった。

ボクはなぜ、またここに来たのか。理由を改めて聞いた。すると、こんな応えだった。
5年前、グリーンツーリズムの受け入れ農家の中でも年齢が割りと近く、とにかく全力で向き合ってくれた。夜は普通「早く寝なさい!」って言うのに、寛太さんは「寝かさないからな!」と言って、寝室に夜中3回も入ってきて、ギターをかき鳴らしたらしい笑
また、外はクマが出るから絶対に出るな!と、しつこく言われたのが思い出ででしたと語る。
とにかく彼らにとって強烈に記憶に残ったらしい。

その日の夜、ボクは楽しくなりすぎて、(記憶無し)、最後は3人の寝室に行き、ギターで一曲弾いて、歌い終った瞬間、気絶したように寝たらしい笑

5年前とあまり変わらない笑

このまま起きない

本当は2泊3日の滞在予定だったけど、台風の影響で、1泊2日の滞在だった。でも、きっとまたここに来てくれる。5年前から彼らの心にずっと「かんたはうす」があった。グリーンツーリズムが終わってから、とにかくまた、ここに行くと決めていた3人。

コロナでタイミングを逃して、20歳となり、
お酒が飲める歳になり、今回ここに来てくれた。

別れの時、車の中からずっと手を振ってくれていた。ボクもずっと手を振り続けた。車が見えなくなったら、いつもと違う、どこか寂しい気持ちになった。グリーンツーリズムで出会い、5年間、待っててくれてありがとう!

5年ぶりに「かんたはうすmemories」に書いてくれた。こちらこそ、ありがとう!


また、会おう!

こうやって地域は少しずつ元気になっていくのかもしれない。

最後に4人でパシャリ(何故か3人白タンクトップ)



かんた

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