バンドの圧にふっ飛ばされた Queens Of The Stone Age の大阪公演
Zeppなんばへ、クィーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(QOTSA)を観に行ってきました。あまりの凄さにしばらくの間、余韻的放心状態になりました。いやもう、痺れたのなんのって。
ライブ当日、Zeppなんばまで出かけるついでに日本橋方面の中古CD店を見てみようと目論んだ私は、初めてのZeppを通過しながら日本橋方面へ向かうことにしました。
結構な雨の日だったのですが、Zeppへ近づくと既に傘を差した人達の行列が!開場まで2時間以上はあるのに!これが1階スタンディングの前方を確保する為なのか、物販目的なのかわかりませんでしたが、とにかくこの雨の中をなんという熱量!おじさん、驚きました。
いくつかの中古CD店をまわって、コーヒーを飲んで一休みしてから再び会場へ。入場は始まっており、外国人の多さに驚きながらドリンク代分のビールを受け取って2階の指定席へ(もうスタンディングはつらすぎる)。
私のように1人で来ているおじさん(←開演前にQOTSAと書かれた服に着替えてました。熱量!)も見受けられ、ちょっと安心してビールを飲みながらバンドが出てくるのを待ちました。
数少ないロックンローラーの生き残りといった感じもあるジョシュが率いるバンドですから、「結構待たされるのかもな」と思いましたが定刻通りに開始。いい時代になったもんです。
バンドの登場とともに隣のおじさんは拳を振り上げ、反対隣の1人で来ていた女性も登場と同時に立ち上がり、オープニングはお馴染みの “No One Knows” で会場はいきなり最高潮!音のかたまり感がヤバすぎる!
(↑映像はグラストンベリーでのもの)
その後もバンドはどんどんと演奏を続けていくのですが、とてつもない圧力!いやー、“タイト”っていうのはこういうことを言うんですな。中でもお目当てだったドラムのジョン・セオドアは本当にすごくて、正確にぶっ叩くというと変かもしれませんが、最初から最後までベースのマイケルとともにド迫力で突き進んでいきました。
ジョシュはやはりロックンローラー、ステージ上でタバコを吸うミュージシャンを久しぶりに見させてもらいましたがどうやらご機嫌で、「遠くから来たし、リクエストを受け付けるよ」みたいに言ったと思うのですが、客席前方からすかさず「Sick, Sick, Sick!」の声が!「Sick, Sick, Sick ?」と確認するなり、すぐに演奏を始めるバンドがカッコ良すぎる!この日のハイライトになったんじゃないかと思います。
バンドは5人編成で、曲によってはギターが3本になることもあるのですが、タイトなリズムに乗っかるアンサンブルは保たれていて、その実力にひたすら感動しました。
「アンコールでいったん引っ込んだりしないよ」と言ったジョシュはそのまま演奏を続け、最後はお決まりの“A Song For The Dead”、会場は狂乱状態。おじさんも燃え尽きました。
(↑すみません、“A Song For The Dead” の狂乱は4分過ぎから)
亡くなったマーク・ラネガンへの言葉もあったり、ジョシュは見た目と違って優しかったですが(カメラマンを蹴って反省したからもしれませんが)、それでもやはりロックンローラー的カッコ良さに溢れていました。そして何より、タイトなバンドが生み出す音の塊に圧倒されました。プレイリストでセットリストを再現してリピートする毎日です。
これからもロックを頼んだよ、QOTSA。
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