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【工事レポート】基礎工事と補助金。施主が見落としがちな2つの視点と、その対処法

はじめまして。今年の11月から注文住宅を建築中の30代サラリーマンです。 この度、自分の建築記録をnoteで残していくことにしました。

なぜnoteなのか」というと、建築中の方々の記録をnoteで何件か拝見して、すごく参考になったんですよね。自分も誰かの参考になれたらと思い、筆を執ることにしました。

では、記念すべき第1記事です。

基礎工事も佳境に入ってきました。 毎日現場に通って、少しずつ変化する基礎の姿を見るのが日課になっています。基礎工事って本当に面白いですよね。

コンクリート打設が終わって型枠を外した時の感動は今でも忘れられません。「ああ、ここに家が建つんだ」という実感が、初めて湧いた瞬間でした。

基礎工事には大きく分けて下記の工程があります。

①地盤調査と必要な補強工事
②基礎の配筋工事
③コンクリート打設
④養生期間
⑤防水処理
⑥モルタル仕上げ


基礎立上りの枠組みに断熱材がきれいにはめ込まれていく様子はまるでレゴブロックのよう

私の家では③までが終わり、今は④の養生期間です。基礎工事は家の要なので、この養生期間はとても大切。「早く次に進みたい!」という気持ちをグッと抑えて、コンクリートがしっかり固まるのを待ちます。

そんな折。。。。

先日、現場を見に行った時のこと。

「あれ?これは...」

目に入ったのは、設置されたばかりの雨水浸透桝。実は、この発見が今回のお話の重要なポイントになります。

雨水浸透桝、実はうちの市では補助金が出ます。数にもよりますが、2基で5万円程度。

でも、工事前の申請が必要だったんですよね...(してない)

役所に問い合わせましたが、もちろんNGで、あきらめるしかありませんでした(情弱は損しますね・・・)

ここでちょっと考察

実は注文住宅では、どの程度を建築会社に任せるかによって、精神的な影響が変わってくる構造があるように思うんです。

「何言ってんだ」という感じですが、具体的にレベル分けしてみると

①全て建築会社に任せる(安心)
②部分的に自分で管理しようとする(不安と混乱)
③施主と建築会社で適切に役割分担(理想)

さあ、あなたはどれ?

私の場合、②に陥ってしまい、上手く③の状態に持ち込めていなかったのだと思います。

その結果、補助金についての調査が建築会社とうまく分担できておらずに、漏れがでてしまいました。

学んだ大切なことが2つあります。

1つ目は「建築会社と施主の役割分担」

建築のプロである建築会社でも、地域ごとの補助金についてはすべては把握できていない可能性があります。

特に私は、地域外の建築会社に依頼していたため、特に把握されていなかったのだと思います。要チェックやで

2つ目は「時期を逃さない情報収集の重要性」

基礎工事は下記のような項目で補助金が出る可能性があります。

・雨水浸透桝設置(※厳密には基礎工事ではない)
・基礎断熱工法の採用
・防湿・防蟻処理
・地盤改良工事


雨水浸透桝。直径40cmほどの大きさです。見た目以上に存在感があります

これらは全て工事前の申請が必要なものが多いんです。

では、具体的に何をすべきか?

①着工前の確認事項
・市町村の建築関連補助金の一覧を取り寄せる
・工事の内容と補助金の対応を確認
・申請時期と必要書類を確認
・建築会社との役割分担を明確化

②工事中の確認事項
・工程表に補助金申請のタイミングを明記
・必要な写真の撮影タイミングを確認
・中間検査のタイミングと補助金申請の整合性確認

③定期的な情報共有
・建築会社との月1回程度の進捗確認ミーティング
・補助金申請状況の確認
・今後の工程での注意点確認

ま、特に建築会社とのコミュニケーションですわ(コミュ障はつらい…)

今、基礎工事の防水処理とモルタル塗りを残すところまで来ています。この2つの工程が終われば、いよいよ上棟です。

その前に、これから始まる工程で使える補助金がないか、もう一度しっかり確認しておこうと思います。

上棟式ってなにやるんだろ。

次回は、基礎の防水処理について、素人の私が理解した範囲で、なるべく分かりやすく解説してみようと思います。

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追伸: この記事を読んで「うちもヤバい!」と思った方、まだ工事前の工程があれば、すぐに確認することをお勧めします。私のように「気づいたら手遅れ」という事態は避けたいですよね~。。涙。。

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