毎日つらいのは「モラハラ」のせいかも?/モラハラ離婚のトリセツVol.1
「モラハラ」――。
すでに世間ではよく耳にする言葉です。
昔は、「家庭内暴力」とか「虐待」という言葉がありましたが、それよりはだいぶ響きが軽いため、世の中に広く定着しました。
モラハラとは、いったいどんな状態をいうのでしょうか。
「モラル・ハラスメント」という言葉を最初に使ったのは、フランスの精神科医・マリー=フランス・イルゴイエンヌという人物とされます。
彼女の言葉自体に対しても複数の解釈があるようですが、その一つとして、モラハラとは、精神的・情緒的な次元を通じて行われる継続的な嫌がらせであり、かつ、それが隠蔽されたものを指す、との理解が知られています。
肉体的な暴力のようには見えづらく、加害者側は自分の論理を盾に間接的に攻撃してくるのが特徴です。
そのため、第三者が被害を認識しづらく、被害者自身ですら不当な攻撃を受けていると認識できないことが多いということです。
また、モラハラは、他人の目が入らない家庭内において、特に起こりやすい現象です。
外面のよい加害者が、家庭という密室を利用して被害者を否定する。あるいは、加害者側の尺度でのみ肯定する。
こういう日常を繰り返すことで、加害者が被害者を支配し、その精神を従わせていく――それがモラハラなのです。
あなたは大丈夫ですか?
知らず知らずのうちにモラハラの支配を受けていませんか?
※この記事は『「夫がこわい」を卒業したいあなたの モラハラ離婚のトリセツ』から抜粋して作成しています。
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