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8つのタイプでわかる! モラ夫診断④/モラハラ離婚のトリセツVol.5

【タイプ4】あなたの身内を批判したり蔑んだりするモラ夫

◉あなたの身内を批判したり蔑んだりするモラ夫の特徴


あなたの親や親族を否定する心無い発言が夫からされたことはないですか?


こうした「親族の否定」も、家庭内のモラハラ被害ではよくみられます。

家族の存在を自分のアイデンティティの一部と感じることは、ふつうの感覚です。

そうしたなか、あえて妻側の親族の人格を否定することは、間接的に妻自身の人格を否定するようなものです。

「お前の親、おかしいんじゃない?」

そのような心無い発言を受けた妻は、どう行動すればよいのでしょうか?

モラ夫に賛同して、一緒に自分の親族を非難して縁を切ればよいのでしょうか?
それとも、親族に代わってモラ夫に謝罪すればよいのでしょうか?
ただ黙って我慢していればよいのでしょうか?


いずれにせよ理不尽といわざるを得ません。

どのような対応をとるにせよ、妻にとって、親族と配偶者の板挟みになり、精神的に追い詰められることは容易に想像できます。

モラ夫も、そうした妻側の心情は簡単に理解できるはずです。

にもかかわらず、このような発言を行うのは、モラ夫が妻に敵か味方かの踏み絵を迫ることで、妻を支配しようとしているからなのです。

このようなモラ夫の心理には、「妻は自らの大切なものを否定してでも、夫の肯定者であるべき」という、度を超えた承認欲求が潜んでいるように思います。

モラ夫は、その欲求に〝論理の衣〞をまとわせ、容赦なくそれを妻にぶつけてきます。

モラ夫には、一見それらしい理由を主張して、他者を攻撃する傾向がありますが、それは、妻の親族を否定する場面でも同じです。

「○○だから、お前の親は変だ」
「○○だから、君の親族は頭がおかしい」


と、一見それらしい理由をつけて、妻に対し自身の正当性を刷り込みます。

その理由の当否はさておき、親族の悪口を言われて妻が傷つくことだけは明らかでしょう。

先ほどのとおり、妻自身の問題でないため、妻としては問題の解決のしようがありません。板挟みになって苦しむだけです。

自覚のあるなしにかかわらず、夫が家庭内でこのような言動を日常的に行っているとすれば、その夫婦関係は、すでに〝モラハラ構造〞に陥っているかもしれません。


※この記事は『「夫がこわい」を卒業したいあなたの モラハラ離婚のトリセツ』から抜粋して作成しています。


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