8つのタイプでわかる! モラ夫診断③/モラハラ離婚のトリセツVol.4
【タイプ3】モノに当たり散らすモラ夫
◉モノに当たり散らすモラ夫の特徴
・壁を殴ったり、蹴ったりする
・テレビのリモコンを投げる
・机を叩きつける
・ドアを「バーーン‼」と思い切り閉める
口論になった際、あなたの夫は怒りにまかせて、こんなことをしていないでしょうか。
本人としては、直接の暴力でないという点で、一線を引いているつもりかもしれませんが、近くにいると怖いですよね。
妻からすれば、一歩間違えれば、そうした暴力が自分の身に向けられるのでは……と想像してしまいます。
こうした行動を起こすモラ夫側の心理には、
「あまり俺を怒らせるな」
「これ以上、俺を怒らせたら大変なことになるぞ」
といった警告ないし脅迫の意図が込められています。
妻側としては、壁や机を殴られたり、モノを壊されたりという行為は、強い恐怖とストレスを感じるため、なんとかそのような状況を避けたいと考えます。
しかし、モラ夫は、こうした妻側の心理を見越しています。
妻がモラ夫との対立を避け、反論したくともできないように、精神的に追い込むことで、従属関係を築き、〝モラハラ構造〟を作り上げるのです。
身体に対する直接的な暴力で他者を支配する場合、それはあまりにも明らかな悪であり、犯罪行為ですので、社会的・法的な制裁を通じて、被害者側は容易に反撃することができます。
一方、それが間接的な手段にとどまる場合、社会的にも法的にも問題視されづらく、被害者側もあきらめてしまうのです。
モラ夫は、意識的か無意識的か、そうしたグレーゾーンを巧みに利用しながら、自分の正当化を図り、妻の支配を試みます。
「怒らせたら怖いから、言うことを聞くしかない」
「不機嫌になると空気が気まずくなるから、従うしかない」
こうしたあなたの優しさが、かえってモラ夫の行動を助長し、モラハラをより深刻な状況にさせてしまっているかもしれません。
※この記事は『「夫がこわい」を卒業したいあなたの モラハラ離婚のトリセツ』から抜粋して作成しています。
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