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おかあさんのせつなさ


おかあさんと話をしているとき、たまに、「子が親の元を離れていくせつなさ」を感じるときがある。

IKEAをいっしょにいったとき、「ひとりで暮らすときに揃えるにはこういうとこは便利だね」とか、いまいっしょにみているから、いっしょの時間軸で「かわいいね」「これほしいね」じゃなくて、わたしがひとりになったとき「これあったら便利かもね」と、そこのものへのきもちにちょっとせつなさが宿る。

冬になると、まだ午前中なのに雲が厚くて夕方みたいなくらさのときがよくある。

おかあさんのせつなさは、そんなかんじだ。



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