景色がうごいていくさま
すきまがたくさんある、電車がすきだな。
外をみようとおもう余白のある電車がすきだ。
動くのりものにのって、窓の外をみると景色がかってにどんどん移り変わる。
左から右にどんどんながれていく。これをぼーっとみることが、けっこう心地がいい。
ずっと移り変わりを見ていると、必ず「千と千尋の神隠し」の千尋が車にぼーっと乗りながら窓の外を眺めているシーンが思い浮かぶ。
物語のはじまりのほんと1シーンだ。
たのしいことが待ちわびているでもない、その日の先が頭をちらつきながら窓の外の流れる景色をただみる。
かんたんに流れていくものをただみて、それにかってに癒される。