じかんとくうきでチョイスをわける
じかん、朝とか昼とか夜とか。
もっと細かくすれば、夕暮れとか明け方とか。
くうき、晴れとか雨とかくもりとか。
細かくすれば、あったかいとか寒いとか雪とかなんとか。
ひとがすごすところに、マッチしているものをチョイスしておくことはおもっているよりだいじだ。
なにがだいじかって、「心地よさ」がぐんとかわる。
これはぐうぜん、「ああ、!」とおもったことだけど、たまたま、たのしくなっていろんなとき別にプレイリストをつくっていた。
bgmを細かくわけようとおもったのは、「じかんやくうきに注目しよう!」というより、「疲れたときにおつかれさまっていってるようなbgmをつくろう」とか「どうしようもないとき抱きしめてくれるbgmをつくろう」と、「きもち優先」でつくりはじめて、その派生できづいたらできていた。
それを試しに、朝は「モーニングbgm」を、夕陽がみえたら「夕暮れbgm」を、雨のひには「レインデ〜bgm」を、バイトおわりは「おつかれさまbgm」を、と聴いていた。
そうぞうしてたにこうえくらい、これが心地がよかった。
視覚にうつるものやそのじかんの空気感と、耳から流れてくるおんがくがマッチすること、とても落ち着く。気持ちがいい。しっとりする。
これはかんぜんな個人の判断によるものだけど、「朝だな」とおもった曲にはやっぱりいちにちはじまりの音がするし、「夕暮れだ」とおもった曲には夕陽をいとおしくさせる音がする。
たまに夜のbgmにはいっているけど、「これはやっぱり夕暮れだな」とかの訂正が入るのもおもしろい。
たくさんの夜に囲まれていると、ちょっと夕暮れ要素があるだけでその曲がぷくっ、と浮き出てくる。それをみつけて、ぴたっとくるばしょへ移動させてみる。後日「そのとき」に聴いてみて、「やっぱりここだったんだね」となって、ちょっとうれしくなる。
みたいなことを1週間弱している。1日のリズムがはっきりあるときのほうがわかりやすく心地よさを感じやすい。
じかんやくうきの移ろいに、なにを添えるかでこんなにも気持ちがいいんだ、としずかに驚きがある。
これはきっと、おんがくだけじゃなく、朝ごはんはやっぱり朝のくうきを含んでいるし、昼ごはんも昼のにおいがたっぷりするんだろう。
やっぱり、いまないもので埋めあわせることはてっとりばやいけど、「あるものやあったものでどうもっとおもしろくできる?」と考えていくこと、ドキドキする。気づいてないことがあたりまえにごろごろ転がっている。もっと、じぶんを活かせるし、まいにちのかけらで遊んでいけるよ。
忘れたくないな、このきもち!