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# 薬と猫_我が家の末娘🐈のはなし

いちばんチビっ子のグラ🐈4歳♀
抗うつ薬を服用している。

おてんば姫と呼ばれるグラ。
その薬を服用してもうどのくらいだろう。
服用前のグラは
ブラッシングは嫌い
夜寝る時はおひとり様で
猫の兄さん姉さんにも人間にも近寄らない。
日中、自分から寄ってくることはあっても
人間から触られるのはご勘弁。
とにかく落ち着きがない、
といった風な猫、
おてんば姫。
この私と縁あって生後間もない頃に保護した「保護猫」

生後数ヶ月での発症は珍しいと言われたストルバイト血漿などで、
ずっと病院にお世話になっている。
ストルバイト血漿はひとまず治ったものの
落ち着きのなさや、日々の様子から
主治医のススメで抗うつ薬を服用し始めた。
以降、ゆったりした時間が少しずつ増え、
ブラッシング時は身を預けるようになった。
この姿が、毎回なんとも泣ける。
夜は人間の布団の上で寝てくれるようになった。
もうその度に闇に号泣だ。
体重から割り出す薬の量の8分の1だったかな
そこから始めて既にそんな具合。
現状維持だけど
まだまだ増やせるということ。余白がある。

先日、主治医が体調を崩され
1週間ほど休診との連絡をもらった。
ちょうど、
そろそろ薬の処方をお願いしたいタイミングだったけど
こればかりは仕方がない。
1日2回の服用を1回にして、
なんとか少しでも次の開院まで繋げるように工夫してみた。
しかし惜しくも1日だけ、足りなくなった。

そうしたら、
その1日で、
瞬く間に元のグラに戻ってしまった。
あぁそうか、
年齢と共に落ち着いてきたのもきっとあるよね、と
都合良く解釈していたけれど、
この子には本当に薬が必要なんだ。
一生飲み続けないといけないんだ。
グラも、止めようにも止められず、
ずっと走り回っていて しんどいよね。。。
と、胸を打たれた。

でもその1日で実は嬉しいこともあった。
薬を服用前の走り回るグラには戻ったけれど、
ブラッシングには変わらず身を預けてくれたし、
真夜中にスイッチが入ってしまって
ひとり運動会を繰り広げるも
思い切り走り回った後 、
「疲れたねグラ。そろそろ寝ようか?おいで」と
布団の上に促すと、やって来て座った。
背中も撫でさせてくれたし、
そうすると気持ち良さそうに頭も下ろして
安心した表情で寝る体勢に。
そこは成長して、
そして心許してくれるようになって、
薬なくても、触らせてくれるんだね、と
泣けるほど嬉しかったのだ。

人間も動物も
ずっと薬を服用しないといけないということは、
なかなか大変なこと。
でも、
上手に付き合っていかなければいけないことを
認め受け入れ、
マミーは覚悟も決まったよ、グラ。
頑張って飲もうね。
許される限り、
ずっと一緒に居よう。


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