見出し画像

鍼灸大成 巻一 鍼灸直指 鳳凰堂流解釈⑮


原文

瘧發身方熱,刺跗上動脈謂陽明脈,開其孔,出其血,立寒;瘧方欲寒,刺手陽明、太陰,足陽明、太陰亦開孔出血。瘧脈滿大急,刺背俞,用中針傍五 俞各一,適肥瘦,出其血五 俞謂 。瘧脈小實急,灸脛少陰,刺指井複溜針三分,灸可五壯;井謂至陰,針一分,灸可三壯

鳳凰堂流意訳

瘧を発し体に熱があれば足の甲の上にある動脈、陽明経脈に対して、経穴を開いて血を出すとすぐに冷える。

瘧方で冷やしたければ手陽明、太陰の組み合わせか、足陽明、太陰で経穴を開き出血させる。

瘧を発した脈が滿ち大急していれば背俞に施鍼する。用いる針は膀胱経の五俞にそれぞれ一つずつ。肥瘦に適しており、五俞から出血させる。

瘧を発した脈が小実急であれば、脛の少陰経である複溜、井穴に針三分、灸可五壯。井穴は至陰。針一分,灸可三壯。

鳳凰堂流解釈

瘧による熱の治療を具体的に示してくれています。

これは素問を基礎として徐氏の手法を伝えてくれている為、ここから更に実際の人の状態を精査する必要があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?