天星十二穴治雑病歌(14)
原文
其十二
列缺腕側上,次指手交叉。善療偏頭患,遍身風痺麻,痰涎頻壅上,口噤不開牙,若能明補瀉,応手即如拏。
やっと最後になりましたw
休める内に休もうと思いながら、死んでも終わらない量の古典典籍から得られる果実を分けたい為につい、養生を無視してしまいます←おい
列缺穴は手太陰肺経にあり、関上と呼ばれる脈診で重要な点
また、ここから大腸経に分岐している為、絡穴とも呼ばれたり、八脈交会穴として列缺・照海と言う組み合わせで用いられたりします。
偏頭痛、片側麻痺、痰や涎がしばしば上がって上を塞ぐ、牙関口噤(歯を強く食いしばる)ような場合は、補泻をしっかりと明確にした上で、弓の張りの頂点が手に感じたらパッと放すように、鍼をする。
ここでは、虚実補泻と機(チャンス)を逃さない事が最後に書かれていますが、恐らく最初は至極単純にしながら、徐々に鍼の要諦や勘どころまで伝えたかったのではないでしょうか。
北斗が指し示すのは真実の機。
道教が新たに内観と修養に特化した時代(全真教)の経穴の使い方です。