鍼灸大成 巻一 鍼灸直指 鳳凰堂流解釈④
原文
南方者,天地所长养,阳之所盛处也,其地下,水土弱,霧露之所聚也。其民嗜酸而食,故其民皆致理而赤色,其病攣痺,其治宜微針。故九針者,亦從南方來。
鳳凰堂流意訳
南方は天地が長養するところ、陽気が盛んにあるところ。その地は水や土が弱く、霧や露が集まるところ。
そこに住む人達は酸味を多く摂取している為、肌の色が赤く、
痙攣や痺れを起こしやすい。
その為治療には微針を使い、あらゆる針は南方が由来と考える事ができる。
鳳凰堂流解釈
九針の由来が南方であれば、真反対に当たる北方の状態の人には敵さない事も多いということをも意味しています。