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ryuseizan
鳳凰堂流周易六十四卦③
水雷屯
六十四卦の正式な文章は原文や訳文がありますので、読破してください。
ここでは入門として、鳳凰堂流のイメージを書いていますが、イメージを書くと象伝に類似してきます。
象伝は上卦と下卦のイメージから湧き出したものが書かれています。
水雷屯は水の下に雷、言わば電気が潜んだ水。
電気は水によって広範囲に伝達し、人には危険でもあります。
水は人に従い、欲に従い、下へ下へと降りていき、あるときは柔軟に、またあるときは頑なな性質。縦横に変化します。
つまり、ゆっくりと状況を見極め、着実に事を成していかないと危うい時。
雲に雷がたまって、落ちようとする姿や土の中に芽吹き始めた芽が出ようとする姿に例えられやすい卦でもあります。