天星十二穴治雑病歌(12)
原文
其十
陽陵居膝下,外臁一寸中。膝腫并麻木,冷痺及偏風,挙足不能起,坐臥似衰翁,
鍼入六分止,神功妙不同。
陽陵泉は膝下、外側の親指1本分下にあります。
膝が腫れると同時に麻痺している場合、冷えて麻痺したり、半身麻痺がある場合、足を上げて起き上がれない場合、座ったり、寝る姿が高齢者のような場合に、鍼を六分で止めると神のような効果があるが、その妙効は異なる。
麻痺がメインとして書かれていますが、陽陵泉と言う経穴は足少陽胆経の要となる経穴でもあります。
足少陽胆経は頭から始まっているように、脳の働きとも関連が深く、観相学では顔の少陽部位が上がっていると怒りやすい人、下がっていると優しい人等と簡単に見立てる事もできるくらい分かりやすい流れではあるので、興味がある方は足少陽から自身の身体と心を観ていくと色んなものが見えてくるかもしれません。