見出し画像

埼玉りそな銀行の建築

大企業はむつかしい・・・

街歩きをして見つけるたびに撮り溜めている「埼玉りそな銀行」のプレキャストコンクリート造のシリーズなのだが、これに関してはほぼデータが無い。

各店舗が何年に作られて、設計者は同じなのか(白いプレキャストコンクリートのものが多いため)、エントランスにあしらわれているガラスブロック(またはポイントでのガラス使い)がほぼ同じ色なのは企業のテーマカラーなのか、とか色々と聞きたいことがある。

色々と聞きたいので、おそるおそる、埼玉りそなのコールセンターに問い合わせたのだが、問い合わせ、問い合わせ、電話番号を案内され、案内され、結局、我が家の取引のある支店に問い合わせて下さい、という事になってしまった。多分そこに聞いても分からないであろう、という事で、そもそも銀行業務とは関係の無い内容で問い合わせている時点で気が引けてしまい、聞くのをやめてしまった・・・。

もしこれをお読みになった方の中で、埼玉りそな建築についてご存じの方がいらっしゃれば、ご教示頂けると泣いて喜びます・・・と、泣き言でのオープニングとなってしまった。

たぶん70年代

私が撮り集めているプレキャストコンクリートは、70年代に普及した工法なので、建物の経年具合などから判断しても、そのぐらいの時期に建てられたものなのかなと推測。

ただ、その頃に埼玉りそなは存在していないので、(埼玉銀行、協和銀行が合併してあさひ銀行となり、その後埼玉りそなとなっている。)おそらく埼玉銀行か協和銀行の支店だったものが現在の埼玉りそな銀行になっているのかなと予想。

信用金庫にもよく使われている「白いプレキャストコンクリート」

のちにまた紹介したいと思っているが、白いプレキャストコンクリートは、他の信用金庫の建築などにもよく使われており、昔の金融系建築は、プレキャストコンクリートが主流だったのかもしれない。あと、金属製の大きな面格子も、70年代あたりの金融系建築で見かける。


私の埼玉りそなコレクション

南浦和支店

南浦和駅東口を出たところの交差点の角地に立つ埼玉りそな。電車からもよく見えて、存在感がある。窓部分がiPhone型なところが特徴的。エントランス周りにガラスブロックは無い。

西浦和出張所

団地好きにはよく知られている田島団地のすぐ近くにある支店。こちらのプレキャストコンクリートは、縦長で一つ一つの端が反って繋ぎ合わさったような形。中の窓が上げ下げ窓なところがレトロ感があっていい。プレキャス+上げ下げ窓の組み合わせはおしゃれ。
このタイプのプレキャストコンクリートは、斜めから見てみると、波打っているようなところもいい。

蕨支店

角に丸みのついていないタイプのプレキャストコンクリート。窓は大きめ。


こちらの支店はエントランスが凝っている。庇がすこし鳥居に似た形をしている。そしてよく見ると真ん中に茶色い部分があるが、これはガラスの棒状のタイル?を嵌め込んで模様のようになっている。実はこの「茶色でガラス」のポイント使い、埼玉りそなでたまに見かけるものなのだが、これが知りたい。企業カラーなのだろうか。

今日はここまで。また書きます。

いいなと思ったら応援しよう!