14歳で"おっちゃん"と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」川口加奈
誰もが何度でもやり直せる社会を作りたい! 安心して失敗できる社会を作りたい!
2019年ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞した著者川口加奈さん。14歳で炊き出しのボランティアに参加し釜ヶ崎のホームレスのおっちゃんに出会う。この状況をなんとかしたい!と紆余曲折を経て社会課題解決に取り組む事業を考え続けている。
■救急車を嫌がる訳
路上生活者は病院が拒否することも多い。受け入れられても待合で放置され、亡くなってから死亡診断書のために医師が来たこともあった。逆に路上生活者大歓迎の病院もある。診療報酬多くもらうために不要な治療をたくさんし、退院させてくれない。
■放置自転車問題×おっちゃんの技術
シェア自転車事業《ハブチャリ》を始める。おっちゃんが雇用されることで履歴書の空白を埋めることが出来、一般社会へ復帰しやすくなる。初任給でおっちゃんが差し入れしてくれたもの「大量のカップ麺」(#^^#)「生活保護費は自分の好きなように使うには抵抗がある。でもこれは俺が稼いだ金で差し入れするんや」と。
■忘年会は働いているやつの特権
おっちゃん達には忘年会がなかった。調理経験者のおっちゃんと学生ボランティアで手作りの忘年会を開催。「10年振りの忘年会やぁ」と喜んでたおっちゃん。
■家を失うのはおっちゃんだけじゃない
施設から退所せざるを得なかった18,19歳の青年、LGBTQの偏見から住まいも仕事も失った人、DVから逃げてきた人、外国人、様々な理由で安心して帰る場所がない人がたくさんいる。
【感想・行動】
釜ヶ崎の近くに住みながら現状をよく知らない私(恥)一回レールから外れると、元に戻るのが難しい社会の構造。本人に力があってもその構造が邪魔をする。だから失敗を回避する生き方になっている人が多いんじゃないかな?会社が辛くても辞めたらやり直しが効かないからストレス抱えながら我慢して働く。結婚生活も我慢してる人多いよね。これ、他人事じゃない。誰もがぶつかる可能性があるし、気づかないだけで身近に苦しんでいる人はいる。失敗してもいいやん!と大きな器で社会が受け止めてけば、負の連鎖を止めることは出来ない。
川口加奈さんの会社:ホームドア
https://www.homedoor.org/outline/
#釜ヶ崎#ホームレス#生活保護#貧困#シェアサイクル#起業#放置自転車#居場所#ハブチャリ#ハローワーク#LGBTQ#シングルマザー#児童養護施設#DV 被害#ウーマン・オブ・ザ・イヤー#川口加奈#イシュー#クラウドファンディング#路上生活者
よろしけれサポートお願いします(^^) クリエイト活動に使わせて頂きます(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧