自己紹介
初めまして、「ほうきとぼうし」縮めて「ほーぼー」と申します。
今日(8月4日)は私の誕生日なので、自分の見つめ直しを兼ねて自己紹介したいと思います。
ちょっと暗い話もありますが、最後まで読んで頂けると嬉しく思います。
ほーぼーについて
私は普段Twitter(断固こう呼びます)で好きなことについてつぶやきながら、時折ファンアートを描いて投稿したり、まれに小説を書いたりもしています。
最近はインディーゲームに特に注目していて、「In Stars And Time」というタイムループ系RPGのファンアートをよく描いてます。
2024年8月9日までセール中です。
ループに巻き込まれた主人公のシフランがとっても可哀想可愛いし、彼の仲間達も個性豊かでとっても魅力的です。
詳しいあらすじとキャラクター紹介はストアページをご覧下さい。さあ、今すぐ見て!
「シフラン」と「ボニー」の横に、何だか見慣れない単語が括弧書きでありません?
ノンバイナリー?なんぞこれ?
……実は、今回登録だけして放置してたNoteを書いてみようと思った理由に関係してまして……。
私はここ10年以上、ずーっと抱えていたある悩みがあるのです。
性別の悩み
ノンバイナリーって何ですか?
私も正直しっかりと意味を理解しているかは分からないのですが⸺。
ノンバイナリーとは、
男女のどちらかにはっきりと当てはまらない性自認(自分はどの性別に当てはまると思っているか、どの性別として生きていたいか)を持つ人のこと。
シンプルに説明するとこんな感じですかね。
この中には性自認が男女の真ん中(中性)の人、男女両方の性自認を持つ(両性)人、男女どちらでも無い(無性や第三の性)人だったり、昨日は男の人だったけど、今日は女の人……みたいに、揺れ動く性自認を持つ人も含まれています。
産まれつきの性別とは異なる生き方を望んでいるという意味では、ノンバイナリーもトランスジェンダーの一種です。
似た言葉に「Xジェンダー」があります。概ね同じ意味ですが、ノンバイナリーは性自認だけではなく性表現(どんな性別に見られたいか)を指す用語としても使われます。
さっきのIn Stars And Timeを例にすると、シフランは男性寄りの中性という性自認を持っています。(ボニーについては日本語版だとはっきりとは分かりませんが、おそらく男女どちらにもあてはまらない?)
さて、ざっとノンバイナリーについて説明しましたが、改めて私のことについて話していきたいと思います。
私はどの性別?
私は産まれたときにお医者様に「女の子」と診断され、女の子として育てられ、2X年間生きてきました。
幼い頃の私は、別にそんなに「女の子」を拒絶していたような記憶は無いです。お人形遊びやおジャ魔女(世代がバレる)が好きだったし、好きな色はピンク。普通に女の子として生きてたと思います。自分が女の子なのもちゃんと分かってたし認めてました。
ただ、弟の為に飾られていた鯉のぼりがちょっと羨ましかったり、男の子と女の子が入れ替わっちゃうドラマを見て、「私もあんな風に中身が男の子みたいな女の子になりたいなあ」と、何となく「男の子」への憧れはありました。
「男の子」への憧れは成長するにつれてじわじわと強くなっていきました。
あんな風にガサツな言葉で話したい、大人しくて弱々しい自分じゃなくて、強くて堂々とした人になりたい、こんな丸々とした身体は嫌だ⸺。
高校生くらいから、性別を含めた「自分」が本当に嫌になり、自分の体を強くつねったり、死にたいと思ったりすることも増えてきました。
(これについては性別だけではなく、勉学についての悩みが大きな原因でしたが……)
それから大学中退という大きな挫折を経験し、どうにかこうにか社会復帰して現在に至るわけですが⸺、未だに自分の性別については答えを出せずにいました。
自分は男の子になりたいんだろうか?でも別に男性器が欲しい訳じゃない。(胸は要らないけど)そもそもこれって自分が嫌いな理由を性別のせいにしようとしてるだけなんじゃないのか?
悩んでは次第にどうでも良くなり、また悩んではこんな悩みを持ってることが申し訳なくなり、更に悩んでは死にたくなり⸺、色々調べて考えて、私はどうにか1つの結論を見つけました。
自分は女だと思う。男になりたい訳ではない。だけど、時々性別を失くしたいと思うことがある。そういう性自認でいいんじゃないか?
大体無性でほんのり女の子。それが私の性自認なのかなって、思うようになりました。
は?結論出てないじゃん、そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これもいわゆる1つの「ノンバイナリー」という性自認です。多分。
すごく都合のいいこと言ってるように聞こえますかね?次の項で私なりの考えを述べたいと思います。
私はノンバイナリーなのか?
それって「女の子」の押しつけが嫌なだけじゃね?
これは私もか〜なり思いました。今でも思ってたりはします。
はっきりとした答えはまだ出てないんですけど、本やネットのブログなんかを調べた上で、私なりに考えたことを言いますね。
私は確かに「女の子」の押しつけは嫌です。
「女性は結婚して子供を産んで育てなさい」って言われても「は?」って感じですし、「女性は化粧をするもの」とか「女の子は男の人に守られるもの」みたいな古い女性観は正直好きじゃないです。
だったらそれに縛られないで生きればいいじゃない?別にトランスジェンダーを名乗らなくたって……って思う方もいるでしょう。
私の場合は、「女性らしい生き方に縛られたくない」という気持ちにプラスして、「女性として見られたくない」という気持ちがあります。
……正確には「女性だからこんな人、と思われたくない」でしょうか。
こればっかりは自分でコントロールするのには限界があるでしょうけど、私が私らしく生きていくには性別によって貼られるレッテルが邪魔だと思っています。「女の子」じゃなくて、私「ほーぼー」という人間を見てほしいんです。
私はこれからノンバイナリーを自称していきたいですけど、だからといって可愛いもの好きはやめないし、ことさらに男っぽさ(女らしくないところ)をアピールしたいとも思いません。ただ自分らしく好きにしていたい。自由に、何にも縛られないでいたいです。
(ただし、おっぱいは邪魔!)
都合のいい時だけ「女の子」に逃げようとしてない?
これもまあ、思わなくはないです。
私は今まで「女の子」として生きてきましたし、女の子だからこそ得られた特権みたいなものもあるでしょう。ノンバイナリーだからといって優しくしてもらえなかったらどうしようという不安はあります。
(この間職場で「女子にはお土産2個あげる」と言われて断れなかったのを少し悔しく思います)
でもこれは、相手の性別によって態度を変えること自体に問題がある気がするし、私もそういうことをしないように、誰かがしないように努めていく必要があると思います。
男性が可愛い物が好きだって良いことだし、たまには甘えたっていいんです。もちろんノンバイナリーの人だって。
女性だって出世を目指したっていいし、やんちゃだって構わないじゃないですか。当然ノンバイナリーの人もです。
ほんとに男女が平等で、偏見や差別の無い世界なら私もノンバイナリーだと思わなかったかもしれないけど。でも、そんな世界を目指していく為に、私はあえて名乗ってみたいと思います。
このブログを書いてみたのもその一歩です。
私はここにいますって叫びたい。
おわりに
暗い話もありましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。
正直、このブログを公開するのすごく緊張してます……私は所謂「普通」じゃないことを表明するわけですから。
評判悪かったらトンズラして転生しようかなとか考えたりしてますけど(おい)、できるだけ頑張って戦いたいと思います……。じゃないとこれを書いた意味が無いですから。
私はもう僕みたいな人を一人にしたくないのです。できれば一緒に戦いたい。
そんな訳で、これからもほーぼーをよろしくお願いします。
あとIn Stars And Timeはほんとにいいゲームなので是非買って下さい。以上。
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