南あわじ市の医療介護連携
訪問看護ステーションぴんころ代表の吹田です。
先日、南あわじ市の在宅医療・介護連携の研修会が開催され、訪問看護の立場から意見を発表させていただきました。
この研修会では、医師や歯科医師、薬剤師、管理栄養士、看護師、保健師、リハビリ職、ケアマネジャー、MSW、介護士など様々な職種の方が100名程度集まり、『いつまでも南あわじ市で暮らし続けたいと願う高齢者を支える』というテーマで南あわじ市の高齢者を取り巻く状況等についての現状と課題を意見交換しました。
私は訪問看護の立場から、医師やケアマネジャーの方などへの連携の難しさや課題を発表させていただきました。
南あわじ市では、医療職や介護職の間で共通して使用しているICTのツールがあるわけでなく、電話やFAX、また直接会うことなどが、基本となっています。
LINEなどで繋がっているケアマネさんなどもいますが、まだまだ限定的で、ほとんどが電話かFAXです。
我々ぴんころスタッフは直行直帰を基本としているため、FAXではどうしても事務所に寄らなければならずタイムラグが生まれてしまいます。
タイムリーな連絡を取るには電話になりますが、時間外や休日などは、医師やケアマネさんに連絡していいかどうかも躊躇うことがあり、対応に迷うことがあります。
また医師の先生に連絡を取る際には、診察中の時間を外して電話をするか、診察が終わってから直接会いに行くかという手段になっています。
会いに行く際には移動時間がかかり、利用者さんへの訪問の時間を調整をして行くため、かなり時間のロスになり、効率が悪い。
またケアマネジャーさんからは、医師との連携は敷居が高いなどの意見も出ていました。
これらの意見に対して、その場にいる医師の先生方からは、『どんなに忙しくても自分が診ている患者さんのことなら必ず連絡できるようにするから、安心して電話して下さい』という力強い言葉をいただきました。
来ている先生方は皆さん熱い気持ちがあり、とても安心しました。
私自身も医師と話をする際には少し緊張するのですが、この様な医師の想いが聴けると、今度からは気軽に電話出来そうです。
また、その他にも、介護や行政からの様々な意見や、南あわじ市の高齢者の人口推移や現状も話し合われ、今後、南あわじ市で働く医療職として、この地域に対して何が出来るかを改めて考えさせられる研修会となりました。
ちなみに、その場にいた先生から『いつもぴんころ便り見てますよ。』との言葉をいただきました!
『あれ、結構なボリュームで大変そうやから、不定期でいいのでは?』と身体の心配もしていただきました笑。
『意外と毎月楽しみにしてくれている利用者さんがいるので、頑張って書いています!』
と話すと、
『私も勉強させてもらってますので、また頑張って書いて下さいね。』
と優しい言葉をいただきました。
お世辞とはわかっていてもとても嬉しく、モチベーションが上がりました!
なので、また今月も頑張って書きます!笑。
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