『圧倒的タイパ式!正直な新卒就活』 3.企業からみた就活
皆さんこんにちは!
「放課後の学校」校長のはやぶさです。
さて、今回は「3.企業からみた就活」ということで授業をしていきます。「企業からみた」と言っても、この内容をお伝えしたいのはもちろん就活生の皆さんです。皆さんが就活を進めるにあたって相手の立場を理解しておくことが全体像把握には必要不可欠なのでこのような内容で授業させていただきます。
それではより良い明日のために今日も楽しく学んでいきましょう!
授業の前に、「1.就活の本質」でお話した内容を覚えていますか?
就活は「マッチングの場」であると同時に「就活(内定)はスタート」であり、それは就活生にとっても企業にとってもであるとお伝えいたしましたよね。
このことは就活生にとってはイメージしやすい内容かもしれませんが、実は企業側も同じなんです。
そして前回の授業、「2.就活生からみた就活」の中で就活の要素を「営業」と「選択」に分類しましたよね。実はこれも企業側も同じことが言えます。
少し詳しく説明していきますね。
「営業」・・・より優秀で価値観の合致する就活生にエントリーしてもらう、内定後に入社してもらう。
現代は比較的、人材不足ですから企業も人材確保に必死です。そして当然ながら採用できれば誰でも良いというわけではありませんから、より優秀かつ価値観が似ており、戦力になってくれそうな人材を確保していきたいと思っております。そういった人材は争奪戦ですから、企業はまずはエントリーしてもらい、選考したのち確実に入社してもらう必要があります。特に内定を出した後に辞退されると計画が狂いますよね。他を探さなきゃいけないですし、コストもかかりますから。
そういった意味では、企業も優秀な就活生に自社を選んでもらえるように、相思相愛となるように営業をしなければなりません。
具体的には、会社説明会や初任給の高待遇、インターンや早期による囲い込み、採用担当による丁寧なフォローがあげられます。
「選択」・・・より自社にとって戦力になりうる就活生を選考する。
これについては皆さんのイメージ通りかもしれません。エントリーシートや面接などを通して選考が行われます。
さて、企業側も就活生と同じく「営業」と「選択」が行われていることを理解していただきましたが、企業側から見ても、就活の本質という観点に立ちかえってみると以下の通りに整理できます。
「就活はマッチングである」・・・ただ「優秀」なのではなく、「自社で活躍してくれそう」で「長く働いてくれそう」で「優秀」な人材を求めているという点では、これはもうマッチングでしかありません。
「就活(内定)はスタートである」・・・就活生の現状だけを見て選考しているわけではなく、半年後や一年後に自社の従業員として迎え入れた時に、活躍してくれそうか、または着実に成長して将来的に会社を担ってくれるかという部分を重視しております。
例えば「サッカーで全国優勝しました」というだけでは現状の実績になってしまっているので、将来的に自社で活躍してくれるかは別問題です。では企業はどこを見るかというと、「サッカーで全国優勝するということは、しっかりと高いレベルで努力してきており、競争に勝ってきているという経験や素質がありそうだから、入社後もしっかりと自分に厳しく、努力してくれるのではないか?」という部分を評価して採用します。
今後の授業でお話しますが、逆に言えば「これといった実績がない」と悩んでいる人も、このカラクリを理解すれば少し戦えそうではないですか?
大事なのは入社後に活躍してくれる人材なのか否かです。
さて、今回は就活を企業側の目線で見てきました。相手の立場・ニーズを少しご理解いただけたでしょうか?
冷静に整理していくと就活生も企業も立場は違えど本質は同じなのです。
大事なのは本質を捉えた上で、いま自分はどの立ち位置でどのフェーズなのかを客観的、俯瞰的に理解することです。そうすれば就活迷子にはならずに済みます。
この調子で少しずつ就活の全体像を理解し、実際の行動に落とし込んでいきましょう。まだまだ授業の連載は続きますよ!
皆さんの明日が今日よりもほんの少しだけ豊かに楽しくなることを願って本日の授業は終了です!
ありがとうございました!
次回予告:4.選考スケジュール