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一体この豊かな暮らしはいつまで続くんだろう
稲垣えみ子さんの、「家事か地獄か」という本を読んだ。
片付けの本、断捨離の本、とは温度がだいぶ違っていた。
だって、冷蔵庫も捨てた。ガスも契約していない。お風呂もない。となると、想像のはるか上を行っている。
そんな暮らしできっこない。
とはいえ、思いあたるフシがあるのだ。
子どもの頃は食べていなかったような料理を作っているとき。「洋風・中華に飽き足らず、韓国、タイ…色んな料理を作りすぎなんじゃなかろうか。キリがなくないか?」
冷蔵庫を買い替えたとき。「もし100歳まで生きるとすると、あと何回冷蔵庫を買うのだろう。そんな資力も気力もあるのだろうか」
お風呂に入っているとき。「私一人があたたまるために、これだけの水とガスを使用していいんだろうか。」
ゴミ(特にプラごみ)を出すとき「うちだけでもこんなに毎週ゴミが出るなんて、日本中だとどれくらいでているんだろう」
こんな暮らしいつまで続けれらるんだろう。(続いていくような気がしない)
そう、うっすら感じていたことを、つまびらかにされて、ドキッとしたのだ。
手放せば楽だという。幸せな生がまっているという。
それは、本当のことのように感じる。しかし、そうする勇気が出ない。
色んな服が着たい。色んなものが食べたい。便利で快適な生活がしたい。
手放せばきっと幸せなんだろうなと思う一方、一向に手放したいと思う自分がいないのはなぜだろう。
うーん。全然わからん。だから無理にでも理由を10個挙げてみよう
【今の暮らしを手放したくない理由】
① 周りの人と違いすぎていることが怖いから
② 手放したことを後悔することが怖いから
③ 自分自身を切り離すような痛みを感じるから
④ 手放したものに支払ったお金が惜しいから
⑤ 本当に幸せになれるのかまだ信じられないから
⑥ 色んなものを食べることに今幸せを感じているから(でもそれが本当の幸せなのかは疑問はある)
⑦ 惨めな人だと思われるのが怖いから
⑧ 将来の可能性を手放していないから(将来カフェを開業するかも、作家になるかも)
⑨ 過去に手放して、未だに後悔しているものがあるから
⑩ 手放したあとの未来を十分に思い描けていないから
ふううー
無理やり10個出したぞ。
こうしてみると、⑩が一番大事な気がする。
最後のほうに出てくるものが大事なんだろうなと思ってはいたものの。
本当にそうなった。
きっと、辛いことや後悔することも、あるんだろう。
あってあたりまえなんだ。
でも、そんな思いをしてまでも、ほしい未来。それが、辛さや後悔を上回ればいいのだ。
だから、「手放すこと」ではなく、思い描くことから始めるのだ。
(これって本に書いてあったような気がするわ)