中露の脅威に対する、日本の対応策とは?
昨今の中国の横暴にはひどすぎるものがある。
新型コロナ感染症では、感染大爆発を引き起こしてしまった。今まで、コロナ対策を積極的に行なってきたくせに、今回の爆発で、各国が入国制限をしようとするとあーでもない、こーでもないと噛みついてくる始末。中国の思惑は各国に感染を広げることにより、自国で感染大爆発を起こした事実をゆがめようとしてるとしか思えない、とんでもない横暴ぶりだ。各国は、粛々と対応すべきだろう。既に、手遅れ感もあるが、各国が対応策を採り始めたことは良いことだ。
さて、本当の中国の脅威とは何か。
それは領土、領海侵略、そして民族の絶滅問題だ。尖閣諸島だけではない、南シナ海、インドとの国境紛争、ネパールやブータン、ウイグルやチベットの問題など、枚挙にいとまが無い程、多くの地域、多岐にわたる。とはいえ、欧米の出足は鈍い。遠い現地での事などに構ってる暇はないのだろう。唯一、クワッドが希望の光だ。しかし、クワッドOnlyで、東南アジア全体への影響がある中国脅威に対抗しうるのだろうか。
以前、アジア版NATOを、日本主導で行なうべきとの提案を書いた。私は、次のことも併せて提案したい。
①ロシア極東部の独立推進
②中国の連邦化
この二つだ。一つずつ解説していこう。
■ロシア極東部の独立推進
日本は、北方領土返還、樺太利権の維持を約束に、極東部の独立を支援するべきだろう。極東部は、資源豊富であり、核を積んだ原子力潜水艦の母港でもある。つまり、「資源による金銭力」「核」を持っているのだ。この二つはデカイ。正直な話、中央のプーチンとか、ウクライナ侵略とか極東部にとってドーデモいい話だろう。中央が核で脅してきても、極東部も核を持っている。下手な攻撃は出来ない。ましてや、今はウクライナ侵略の真っ最中。二面で戦うほど、ロシア軍には兵力も気力も無いであろう。
極東部が独立したら、日本は即承認する。ロシアを内部から崩壊させることは、日本のためだけではなく、ウクライナのためにもなる。そして何よりもアメリカにとっても嬉しい話だろう。アメリカは、極東部が独立したら、基地を置いても良いのではないか。
もし、日米などが基軸となって、極東部の独立を支援しないと、いずれは中国に侵略、あるいは乗っ取られる可能性もある。中国に盗られてしまう前に行動すべきだろう。
■中国の連邦化
これは他国による侵略、植民地化を意味しない。中国人による、中国人の手によるモノである必要がある。
①ウイグル
②チベット
③青海省・四川省・貴州省・雲南省・湖南省・広西チワン族自治区
④浙江省・福建省・江西省・広東省
⑤遼寧省・吉林省・黒竜江省(朝鮮自治区は除く)
⑥内蒙古自治区
他、北京中央政府など。
台湾は独立すべきと考える。
朝鮮自治区は、取引きと言う事で北朝鮮に与え、おかしな動きをしないように封じ込める。北朝鮮の脅威は、後ろ盾の中国を処理した後で、ゆっくり考えればいい。
各省や、各自治区の人間が自発的に独立するのが望ましい。連邦とは言っても対等の関係。北京政府への従属は意味しない。
こうした点を、日本を初め東南アジア諸国は積極的に掘り起こし、煽り、作りだし、援助すべきだ。そして達成なされた後は、アジア版NATOへ、台湾や極東部も含めた各独立国を加入させる。日本もまた、各独立国と独自に強力な条約を結んでいく。
東南アジアや、日本の脅威を取り除くには、上記2点の実行と、日本主導によるアジア版NATOの創設しか、手はないと思う。
今まさにそこにある危機だという認識の元、あらゆる手を考え実行していくべき。そうでないと、日本は近い将来侵略され、国自体が消滅してしまう可能性もあるということを、全ての日本人は肝に銘じておくべきだろう。
中央独立機関としての諜報組織の完備、スパイ防止法の制定が急務と強く感じている。
※2023年11月執筆、更に加筆して再UPしたものです。
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