爆炎ウォーカー~ムゲンゾーン環境 レシリザ構築編【無料】
こんばんは。団子です。皆さんVMAXしていますか?私はレシリザを楽しんでいます!PJNOは惜しいところまでは行けたのですが、決勝Tには行けず!4-3で大会を終えることになりました。オポは高く、あと1勝取れたらチャンスがあったなと反省がてら、使用したレシリザについて私の頭の中を整理します。主にどんな考え、過程を経てデッキが出来ていくのか、そこに着眼点を置きます。オリジナルデッキとなってますのでよろしくお願いします!
普段は愛知県の豊田・安城あたりでプレイをしており、また団ポケという大会も団子組(団子・シャリン・たみぃ)で運営しておりますので、よろしくお願い致します。対戦動画はたみぃチャンネル、大会考察はシャリンnoteにて行っています。
100円設定してますが、ただのネタでほぼ意味ないです。99.99%無料です。
■デッキができるまでの過程
宮城CLが中止となり目標が無くなってしまい、構築の意欲が沸いておらず、環境の情報収集を行っていました。当時は既存のドラパルトVMAX、子ズガドーン、3神ザシアンが多かったです。ムゲンゾーンの発売を控え、ドラパルトVMAXは厳しい立ち位置となっていました。爆炎ウォーカー発売後、目に付いたのはマルヤクデVMAXの活躍でした。
① 5/30 ダイスロールボックス争奪戦 優勝 マツモト・ヒデアキさん
特徴としては、TAG、VMAXも1パンが視野に入る火力。ボルケニオンによる後攻時の安心感。サポートポケモンが多く、うんともすんともできずに負けるという確率が低いという印象です。
但し欠点もあり、ポケモン通信が大量投入はされていますが、手札トラッシュが必要なドローも多く、マルヤクデVMAXを捨てて進まないと行けない。マルヤクデにエネルギーが集約しやすい。打点分けが難しい。小ズガドーンを微妙に倒せないボルケニオン。また、進化先と進化に触るカードが必要となるので、デッキスペースが狭い点も気になりました。
団ポケでもマルヤクデVMAX VS 3神ザシアンVの対戦がありましたが、先行2ターン目、もしマルヤクデVがやられてしまった場合、次のマルヤクデVをVMAXにするには最低2ターン必要となり、差が開いてしまう印象でした。
ムゲンダイナを除くVMAX関連を使用するのに一番厳しいと思ったのが、②に示すスピードザシアンが結果を残した点です。
②5/31 6/1 1st Place Limitless Online Series - Qualifier #4 - Taketo Seki
先行2ターン目から230点を、ボスの指令を打ちながら出せるザシアンVは明確な脅威となりました。回避するには、大きなおまもりが必要となりますが、ツールスクラッパーも採用されているため安泰ではありません。ヒート炎エネルギーもボルケニオンに手張りしたいという関係上、後攻1ターン目にはマルヤクデVに貼ることが難しく、貼ってもHP230と致死圏です。もし先行2ターン目に育てたマルヤクデVを落とされてしまうと、メタルゴーグルが付いたザシアンVはボルケニオンでは落とすことができず、次のマルヤクデVを育てようにも、ボスの指令の恐怖におびえます。この時点でHPが230点以下の戦闘用たねポケモンは信頼がおけないものであり、レシリザができるまでの一つのピースになりました。
③有識者の証言(子ズガドーン)
スピードザシアンの台頭から、進化せずにHPを確保できるTAGに頭がシフトしていきましたが、小ズガドーンに不利となってしまう点が払拭できずに、まだ少しピースが足りない状態でした。小ズガドーン有識者のりょーた君と会話した中では、TAG300点かVMAX350点では大きな違いがあり、またクワガノンVの存在により絶対数が減るのではないかという証言がヒントとなりました。小ズガドーンと対峙する上では、非GXでしっかりと戦える構築、システムを考える必要があります。
④有識者の証言(ムゲンダイナ)
少し時系列が前後しますが、先行2ターン目から高打点をボスの指令を打ちつつ出せるムゲンダイナVMAXは非常に脅威でした。しかし、ボスを打ちながら270点までたどり着くのは困難であり、TAGなら1ターンの猶予が発生する可能性があることを認識しました。
今回のnoteでは、プレイに対して細かくは記載しませんが、ムゲンダイナはまだまだ発展途上であり、数多くのタイプが存在しますが、ジグザグマは採用されることが多く一役を担っています。但し、ムゲンダイナVMAXの打点を出すためや、クロバットでドロー枚数を増やしたい場合は、例えダメカンを置きたいポケモンが居なくとも場に置く必要があります。そこが一つのポイントとなります。
■レシリザ爆誕(初期タイプ)
①~④の情報、ムゲンダイナVMAXの打点270点という点から、炎TAGを強化して、320点以上のHPを確保すれば実質VMAX以上の働きができるという認識となり、ハイパワーレシラム&リザードンGXのデッキ作成を始めました!
参考にしたデッキ
デッキを作る上で、アタッカーとサポート、グッズやスタジアム、エネルギーの割合は結果を残したデッキを参考にするのが良いと考えており、2020 東京CLで準優勝した、デッキをベースに作成を始めました。各役割の枠数を変化点を少なくすると回りやすいと思います。
ポケモンの変更点 15枠→15枠 総枚数変更無し
TAG3枠 レシラム&リザードンGX×2、リザードン&テールナGX 枚数維持
GXアタッカー1枠 ビクティニV 枚数維持
GXドロー3枠 デデンネGX×2、クロバットV 枚数維持
通常アタッカー1枠 ボルケニオンを2枚採用し1枚増加
通常ドロー3枠 ジラーチ3枚 強いため枚数維持
妨害・サポート4枠 ジグザグマ、ミュウツー、ミミッキュ 1枚減らしてアタッカー枠のボルケニオンに1枚あてる
グッズの変更点 19枠→20枠
ポケモンのサーチ手段 8枠 6枠に変更。クイックボール×4、プレシャスボール、タッグコール 強いカードが少ない。安定度が落ちている原因か。
こだわりハチマキ2枠 おおきなおまもり×2に変更。
リセットスタンプ2枠 捲れるデッキのスタンプは強いので維持。
エスケープボード2枠 1枚を回収ネットに変更。
ポケモンいれかえ系3枠 枚数維持、グズマが無くなったので4が良かった。
炎の結晶1枠 枚数維持
ブロワー1枠 代替のツールスクラッパーを採用し枚数維持。
回収ネット4枠 最強カードだが、スペースが難しかった。ポケモンサーチ手段-2、エスケープボード-1、ククイ博士-1といった形で4枠を確保。
サポートの変更点 11枠→9枠
溶接工4枠 4枠必須カードのため、枚数維持。
カキ2枠 後攻はボルケニオンで代用。手札入れ替えとしてマリィ×2採用。
グズマ3枠 ミュウツーの採用に伴い、2枚に変更。
ククイ博士1枠 ジグザグマの登場により、代替カード不要のため削除。
マオ&スイレン1枠 入れ替え&回復手段が欲しいため、枚数維持。
スタジアムの変更点 4枠→3枠
巨大なかまど2枠 カキの減少に伴い、3枚に増加。
無人発電所2枠 環境に刺さらないため-2。かまどとエネルギーに変更。
エネルギーの変更点 12枠→13枠
ヒート炎エネルギーを4枚採用し、残り9枚を基本炎エネルギーとした。こちらもポケモンのサーチ手段同様、安定度が落ちている原因か。
たみぃチャンネルの団ポケ 0613の環境考察動画で使用したレシリザです。初期状態であり、構築に甘い点がいくつもあるのですが、ポテンシャルを感じることが出来ました。この時点の構築では、マルヤクデVMAXや小ズガドーンをターゲットにしており、マルヤクデ対策のビクティニVやオドリドリGXやマニューラGX対策のミミッキュ(シャドーボックス)を採用。
デッキの特徴としては、マルヤクデVMAXの進化ライン、進化をサーチする手段を省略することによって、デッキスペースが拡張され、欲しかった+10点を捻出するガラルジグザグマや各種再利用を行うための回収ネットの採用が可能となりました。
打点の使い分け 、2パンでのVMAXラインへの打点(110+230、160+180)、ガラルジグザグマによる補助、これらにより多彩な戦略を取ることが可能です。HP増強により、中途半端なレシラム&リザードンGXへのダメージはげきりんに触れてしまいます。
また、高打点が必要とならない対戦では、リザードン&テールナーGXでボスの指令やマオ&スイレンを打ち続けることが出来るように構成しています。
初期状態の大きな欠点としてはアタッカーがほぼ4エネでの起動となっており、奇襲性が低い構築となっています。
■0607テラダ杯優勝、0613団ポケ準優勝
PJNO ベスト16 テラダさん主催のテラダ杯にお声がけ頂き、参加しました!改良型レシリザを使用し、優勝。
また、翌週の0613団ポケでは、準優勝と非常に調子が良かったです。デッキは60枚すべて変更無しで参加しています。
0607テラダ杯
1 スピードザシアン 後 〇
2 タチフサグマ 後 〇
3 LO 後 〇
4 ドリュズ 後 〇
0613団ポケ
団ポケにご参加頂いた方々、改めてありがとうございます。大会レポートはシャリンnoteにて記載がありますので、ご興味あれば確認ください。レシリザの打点例も書いてあるので、参考になると思います。
これらの大会では、概ねデッキのギミックは満足していましたが、PJNOで使用するには、もう少し改良が必要であると感じていました。
■改良型レシリザのポイント
0607テラダ杯、0613団ポケで使用した改良型レシリザについて、初期からの変更点を説明します。主に溶接工からすぐに動けるポケモンを増加し、奇襲性を上げました。
【不採用となったカード】
【採用となったカード】
改良したポイント 8点
ジラーチ1枚→ヤレユータン1枚 レシラム&リザードンGXで攻撃を始めた場合、しっかりと強化できていたなら生き残る事が多く、ジラーチを使う場合はマオ&スイレンかポケモンいれかえの使用が必要となります。相手のポケモンを引き出す手段がグズマではないため、相対的に弱体化。そこで、バトル場に出ずとも使用でき、マリィから博士の研究に変更に伴う、重要なカードをトラッシュしない為にヤレユータンに変更。
ミュウツー→ワタシラガV お試し枠。トップに戻したカードを引き込む手段が不足していると判断したため、直接使用できるワタシラガVを採用。
リザードン&テールナーGX→バイウールV 中盤以降のアタッカー枠として採用。溶接工は3エネルギーで起動できるポケモンと相性が良く、サイド3枚取られている状態では210点とレリラム&リザードンGXに並ぶ火力を確保する。環境に手札干渉がしっかりと採用されているため、リザードン&テールナーGXは不採用。
ビクティニV→ヒードランGX 相棒。ボスの指令で育てたポケモンを狙われる事が多いが、エネルギーを分散することでリスクを低減することが可能。また、7エネルギーまでたどり着くことが出来れば、ムゲンダイナVMAX等を一撃で葬ることが出来る。当初はマルヤクデVMAX対策として、ビクティニVを選定したが、ムゲンダイナVMAXを筆頭に火力が相手依存となってしまうため、不採用。
ミミッキュ→ウッウV 中継&クローザーとして採用。ジグザグマにより、デデンネGXだけでなく、オドリドリGXやクロバットVを射程圏におさめた。溶接工とボスの指令を同時に使用できない問題点と、グレートキャッチャーで呼び出すことのできないクロバットVの増加を見据えての対応策。フィオネも候補に上がったが、くちばしキャッチも評価が高いため、ウッウVを採用。ミミッキュは相手依存となってしまうため、不採用。
タッグコール→プレシャスボール TAGの減少、ヒードランGXの増加によりプレシャスボールを2枚に増量。
ツールスクラッパー→後出しハンマー 後攻の初動で、デデンネGX 6枚、クロバットV 6枚、博士の研究 7枚、ジラーチ 5枚、ドロー含めると25枚見ることができ、ムゲンダイナや3神に対して、与える損失が大きいと考え採用。本当はツールスクラッパーも採用したい。
マリィ→博士の研究 対戦相手の手札干渉はリセットスタンプのみとし、自分の初速を上げるために博士の研究を採用。
■デッキのさらなる改良
PJNOの参加が確定し、さらなるデッキの改良を検討、そこでヒントとなった構築とポイントを示します。
0613 団ポケに参加頂いた、サイトウ コウセイさんのコンボリザテルが構築概念が近く、良い点を吸収させて頂きました。
吸収したポイント 4点
改良型レシリザでは、ワタシラガVを採用していましたが、ヒートファクトリーを採用することでトップに置いた溶接工を引き込むことができて非常に相性が良く、ミュウツーは回収ネットをより強く使用できるため、セットで採用することにしました。
ヒート炎エネルギーを4枚採用していましたが、ヒートファクトリーの採用により、基本炎エネルギーの重要性が増しました。また、0613団ポケの決勝戦では、ヒート炎エネルギーが基本炎エネルギーだったら勝てていたため、4枚採用はやりすぎているという点に気が付き、枚数を見直すことにしました。バイウールVやウッウVというサブアタッカーの採用もあり、溶接工でしっかりと2枚張りたい点でも合致しました。
ポケモンいれかえ4枚 後攻にしっかりとボルケニオンでフレアスターターを起動するため、また、レシラム&リザードンGXのフレアストライクを連発するにはしっかりと4枚採用が必要と考え、枚数を見直すことにしました。つり出し手段がグズマでないことを考慮できていなかったと反省しています。
■デッキリスト レシリザ PJNO 48位 4-3
4-0スタートからの4-3という大失態をやってしまった!今の実力だと真摯に受け止めます。集中力と気持ちの切り替えが未熟でした。
PJNOはデッキ公開性という点を踏まえて、あと出しハンマーは不採用という選択を行いました。デッキを見てから先手後手が選べるので、奇襲性が低く腐りやすいカードは採用できませんでした。
最終的な変更点 5枚を変更
ワタシラガVをミュウツーに変更、巨大なかまど1枚をヒートファクトリーに変更、あと出しハンマーをポケモンいれかえに変更、ヒートほのおエネルギー4枚を2枚に変更、基本炎エネルギー+2の10枚にし、エネルギー総数を13枚→12枚に見直し、炎の結晶を1枚増加。
大会を振り返っての修正点
環境分布や使用カードもみた後にデッキの変更ができたとすると、博士の研究1枚をマリィに変更、回収ネット1枚をとりつかいに変更。ツールスクラッパーのためにどうにか1枠開けれたらと思います。
デッキ自体のゲームプランについては、元気があればプレイ編のnoteを作成します。
メタゲームと立ち位置 レシリザの使用者は2名
クワガノンV系統、LO系統が予想より多く、他はおおむね予想通り。LOが多かったため、マリィを1枚採用していればよかったです。
ムゲンダイナは5:5(構築によって変動)、ザシアン系統やピカゼク、マルヤクデには6:4、小ズガドーンには4:6、LOには3:7~4:6というイメージです。
優勝したクワガノンVに対しては、6:4で有利と考えています。たみぃチャンネルにてmasa君との対戦動画も上がる予定です!
レシリザは、2名しかおらず。もう少し居てほしかったなという思いはあります。今回の環境において、レシリザは良い立ち位置だったと感じています。
■デッキのまとめ(0712追記)
色々と書いてきましたが、デッキの特徴をまとめます。
①VMAXにない強みとして、先手2ターン目のザシアン230に耐性がある。先手2ターン目のムゲンダイナ270+ボスの指令は苦しい。ムゲンダイナデッキには、レシラム&リザードンGXは相手が展開(ジグザグマ)してから出すように立ち回る。
②たねポケモン主体のため、安定しやすく、スペースが多い。
③ジラーチやヤレユータン、デデンネGX、クロバットVとドローソースを豊富に確保できている。スタンプやマリィ耐性が付きやすい。
④VMAX並みの耐久力。最大HP340。要求値を上げることが可能。
⑤打点の使い分けが可能。VMAX&TAGを1パンできる高火力、GX&Vも1パン可能、ベンチ狙撃でシステムポケモンを倒せる、非GX(ズガドーン・ジュナイパー)に対応できる。
VMAX320~340 110(ボルケニオン)+230(レシリザ)、160(ウッウ)+180(バイウールS4) or 200(レシリザ)、350(ヒードラン)、300(レシリザ)+α(ジグザグマ)
TAG280/タフネスV270 300(レシリザ)、110(ボルケニオン)+160(ウッウ)、110(ボルケニオン)+150(バイウールS5)+10(ジグザグマ)、300(ヒードラン)、270(バイウール S1)、50(ボルケニオン)+200(レシリザ)+20(ジグザグマ)
GX・V160~230 230(レシリザ)、210(バイウールS3)、160(ウッウ)+α(ジグザグマ)、110(ボルケニオン)+130(ヒードラン)
非GX120~140 110(ボルケニオン) or 120(バイウールS6) or 130(ヒードラン)+α(ジグザグマ)
ジラーチ70 30(レシリザ)+10(ジグザグマ)、50(ボルケニオン)
⑥まくり性能の高さ。溶接工でいつでも逆転の目がある。一瞬で高い打点を準備できるため、リセットスタンプを絡めた場合、相手の盤面によってはそのまま勝ちきれる。
⑦スタジアム+サポートで対応ができるため、クワガノンVに耐性がある。
⑧水タイプが少なく、不利対面が少ない。また取られてもウッウVやバイウールVで避けることが可能。
⑨盤面にリソースを保存することができるため、リセットスタンプをもらっても、倒しきることが出来やすい。
⑩先手で甘えた相手(ポケモンが展開できない)を咎めることができる。レシリザ200+α(ジグザグマ)でVは致死圏。
弱点・欠点
炎デッキ全般に言えることではありますが、溶接工と巨大なカマド(基本炎エネルギー)、アタッカーを準備する必要があるため、ちぐはぐになってしまうこともある。
ベンチ枠が窮屈。システムポケモンが多く常に1枠開けた状態でプレイを心掛けたい。
ムゲンダイナに勝つことはできるが楽ではなく、相手の構築によって、勝率が左右されやすい。
悪いことではないが、慣れるまでレシリザ主体で戦ってしまうので、注意が必要。多彩な打点が強みです。
■最後に
0710には伝説の鼓動やスタートデッキが発売されますが、まだまだレシリザはやれると思っています。パックはシールド戦用に作られているので、劇的に環境が変わらない印象です。新カードはガオガエンVが気になります!
ここまでnoteを読んで頂き、ありがとうございました。
余談 レシリザが流行っても大丈夫なように、亀がいっぱい私の元に集まってきました。そろそろ亀仙人を名乗り出すかもしれません。
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