【ポケカ】シティリーグ参加の心構えと準備
どうも、団子(@hou3dango)です
シティリーグに参加確定12,920人とリザーバー当選2,246人の中で、初めてシティリーグに参加するという方、おめでとうございます
(2023シーズンの実績)
ポケモンカードの人口は爆増しており、競技としてカードゲームをやったことがない方も多いと思います。そこで、どのようなことに注意して競技の場に参加すればトラブルが少ないかを示そうと文章にしました
今回、私もシティリーグのデッキチェックにて引っ掛かり、スリーブを全交換することになりました、それに対する注意点や対策等もお伝えします
◆自己紹介
プレイヤーネーム:団子
普段は愛知県の豊田・岡崎・安城あたりでプレイをしており、メモリーコーポレーション(@memory_corp)やUpkeep (アップキープ)に出没します。休日は子供達と行動することが多いです
カードゲームが好きで、旧裏ポケモンカード時代からよく友人と遊んでいました。競技は15年ぐらい前に別のカードゲームで活動を初めました
何やかんやで25年ぐらいカードゲームをやってます。ポケカはタッグボルトから始めて、メインとして楽しんでいます
WSCロンドンにも出場しています。DAY1 5-3予選落ち!目指せDAY2!
◆初めてシティリーグに参加する方へ
シティリーグは、ジムバトルと異なります!
世界大会の権利に繋がったり、JCS優先権、腕試し、知名度上昇などいろいろな目的を持った人がいます
初めてシティリーグにジムバトルのつもりで参加するとトラブルが発生する可能性が高いです
例えば、ジムバトルや練習で頻繁に行われる
・逃げをキャンセルして別のポケモンを出す
・エネルギーのつけ先をやっぱり変える
・ハイパーボールでサーチしたポケモンを変える
・ハイパーボールのコストを変える
・ベンチに出したポケモンを手札に戻す
・ボスの司令をキャンセルし博士の研究に変える
・技宣言したけど打点が足らずこだわりベルトをつける
等の物事が進んでしまったことを戻すことはできません、ジムバトルでは許されてるからとシティリーグでやると不正行為となることもあります
楽しめると思って参加したのに、、、っとなるかも知れませんがシティリーグは競技の世界なのです
ポケモンカードは他のカードゲームと異なり、競技の世界の参加費が激安です。500円や無料です。他のカードゲームだと5000円~10000円はざらなので、本当にやりたい人以外はなかなか居ません。気軽に競技の世界に参加できるため温度差によるトラブルが度々発生します!
◆競技大会に参加するための心構え
競技=怖いではありません。多くの人が真剣に取り組んでいます
ジムバトル等しか参加経験が無い方、競技大会初出場の方がシティリーグでトラブルに遭遇すると一気にネガティブな感情に流されます。そういったことを少しでも減らせたらなと考え伝えています
今回、デッキチェックでスリーブを全交換しましたが、ネガティブな感情ありません。「ですよねー、ジャッジ稼働お疲れ様です!」みたいな思いです
自分は競技プロではないので、まだまだ甘いかもしれません。しかし、初めて間もない方が競技の世界を知る手助けとなればと思い文書にしてみました
競技=怖いではありません。念押しで伝えます
プロ野球では、勝つために苦手なバッターを敬遠したり、ルール違反にならない範囲ならフェイント等も行われます
もしもプロ野球に草野球チームが乗り込んだら、結果は想像できますよね?
競技の世界にもTPO(時と所と場合)が存在します
ジムバトル等 =楽しむ場
シティリーグ以上=勝負の場
根本的に目的が異なります!
◆競技大会に参加するための持ち物
心構えだけでなく、いろいろな準備も必要です
こまけぇことはいいんだよって方はこれだけ覚えてください
【推奨する持ち物】
・デッキ
・予備スリーブ①
デッキと同じロットの余り(数枚~数十枚)
・予備スリーブ②
デッキと異なる種類の新品(60枚以上~100枚程度)
・ダメカン等
・プレイマット
・筆記用具
・参加費+α
・スマホ
・(予備カード)
これだけ持っていれば、不測の事態が起こっても概ね何とかなります!
◆競技大会に参加するための準備
自分の考える大会前にやること、やってはダメなことを紹介します
【絶対にやること】
・デッキと登録したリストに差異が無いか確認
・60枚に過不足ないか確認
・前日(当日)に全て新品スリーブ(同一ロット)に変更
・新品スリーブ(40枚×2袋)は混ぜてからカードを入れる
・インナースリーブも新品(同一ロット)に交換
・インナースリーブの有無と上下が統一されているか確認
・予備スリーブを持参
①デッキと同じロットの余り(数枚~数十枚)
公式64枚なら残り4枚、100枚なら残り40枚
・ダメージカウンター等の対戦に必要な物を確認
【やったほうが良いこと】
・ジャッジの気持ちになってスリーブをチェック(←今回忘れました)
・新品スリーブに問題がある際は公式に連絡
・予備スリーブを持参
②未開封の別種類のスリーブを64~100枚
・予備のダメージカウンター等を持参
・予備カードを持参
・プレイマット持参(スリーブ痛みの軽減)
・第三者にデッキと登録したリストと差が無いか確認してもらう
【やると死角なし!】
・まったく同じデッキ(60枚)を持参
紛失や盗難があっても、参加継続できます
・アカウントやプレイヤーIDを控えておく
【時間の許す限りやること】
・前日はよく寝る
・納得いくまで練習
【やってはダメなこと】
・徹夜で練習して参加
・締め切り時間ギリギリに到着
・デッキケースに入れ替え候補のカードを入れる
・均一にカットされるように、カードを並べる
・大会中、次の対戦までに勝手にスリーブを入れ替える
・当事者間で正常っぽい状態に復元する
【忘れてはならないこと】
・楽しむ気持ち
・対戦相手へのリスペクト
準備する理由
当たり前のことは省略し、なんでそんなことまで必要なの?っというような疑問が生まれる物を説明します
【絶対にやること】
・新品スリーブ(40枚×2袋)は混ぜてからカードを入れる
⇒例えば80枚入りスリーブが2袋(40枚×2)に分かれている場合、袋による個体差が有ったりします。ポケモン、サポート、グッズ、スタジアム、エネルギーの順番にしてから、スリーブに入れると、エネルギー当たりで袋が切り替わり、意図せずマークドになることが有り得ます
・アウターだけでなく、インナースリーブも新品(同一ロット)に交換する
・インナースリーブの有無と上下が統一されているか確認する
⇒インナーの個体差や有無、上下方向に差があるとマークドになることが有ります。参考に、ポケカブックさんで過去に紹介された記事です
・予備スリーブを持参する
①余ったスリーブを全て持っていく
公式64枚なら残り4枚、100枚なら残り40枚
⇒少数の使用感による変更には対応可能です
【やったほうが良いこと】
・ジャッジの気持ちになってスリーブをチェックする(←今回忘れました)
⇒初期不良や、競技に向かないスリーブ(色が違う等)を取り除く。厳密でなくても60枚を見て、なんか違うなー変えよ、みたいな感じです
深夜2時ぐらいにスリーブ変更したので、チェックするの忘れました。対戦途中にこのスリーブ、新品でも多分ダメだなーって気が付きましたが、もう手遅れ
デッキチェックで、1/3程度のスリーブが判別できる可能性があるということで交換対象となりました。もちろん故意ではありません
公式スリーブから、持参した別種類の無地スリーブに全て変更しました。裁断時のめくれのようなも物や、色むらのような物が交換理由です。お持ちの方は自分のスリーブを確認してみてください。写真だと分かりづらいです
1/3もあったら判別しようにも、何が何だか分かんないと思います。また、無地スリーブにも競技に向いている物と向かない物もあるようです
この事態に対して、気が付かなかったプレイヤーが悪いのか、厳しいジャッジが悪いのか、、、答えはどっちも悪くなくて、強いて言うなら公式大会で引っかかる品質レベルの商品を公式が販売してしまったことでしょうか。そのため商品の改善要望を問い合わせに送りました。友達と遊ぶ、ジムバトル程度での利用ならおそらく問題にはなりません。購入しているし、交換に時間もかかるので品質レベルを上げて欲しいものです
今回は、持参した別種類の無地スリーブもあったため事なきを得ましたが、他にもスリーブ全交換対象になった方が、お店でスリーブを購入し交換していました。もし、店舗以外の開催ならば新品スリーブを入手することができず、対戦不可で不戦敗となってもおかしくありません
・購入したスリーブに問題がある際は公式に連絡
⇒品質問題が改善されるとみんなハッピー
・予備スリーブを持参する
②未開封の別種類のスリーブを64~100枚
⇒初期品質不良や大量に交換が必要な場合、数枚のスリーブでは対応できないので、別種類のスリーブを持っておくと安心。無地がおススメです!
キャラクタースリーブ等はセクシーすぎると公序良俗でNGくらいます!
・カードが折れても良いように、予備カードを所持しておく
⇒人のカードを折ってくる輩が世の中にはいるらしい
また、カードの反り等の指摘に対応ができるかもしれない
・第三者にデッキと登録したリストと差が無いか確認してもらう
⇒思い込みは恐ろしいもので、第三者に見てもらえば登録ミスの確率がぐっと下がります。決勝トーナメントに上がったのに登録ミスで対戦すらできずに敗退した人を何人も見ています
【やってはダメなこと】
・デッキケースに入れ替え候補のカードを入れる
⇒不要なカードが入っているとデッキを入れ替えた等、いらぬ誤解を生みますので、デッキケースに60枚以外は入れないほうが良いです
・均一にカットされるように、カードを並べる
⇒残念ながら積み込みに該当しますので、ダメです
ダメだと知らない人もいるので、周りで見かけたら教えてあげましょう
4切りとかで理想的な並びが出来上がります
・次の対戦までに勝手にスリーブを入れ替える(数枚~全数)
⇒ダメージや使用感で入れ替えたとしても、別のカードに入れ替えたんじゃないか、やましいことがあったんじゃないか、チェックされたくなかったんじゃないか等、誤解を生みますので何かあれば、ジャッジに一言声をかけてからしましょう
例.先の対戦でスリーブにダメージが入ったので1枚変更したい。ジャッジに確認してもらえば、やましいこともありません
・当事者間で正常っぽい状態に復元する
⇒対戦中、どうしても細かいミスや誤ったプレイをしてしまいます。
間違えて2枚引いた、間違えて2回エネルギーを付けた等々。そういった場合は気が付いた瞬間、遠慮せずにジャッジを呼びましょう!
正常な状態に戻すお手伝いをしてくれます。ジャッジの存在理由です。誤りは誰でもあるので、その後どう対応するかが大切です
内容によってはペナルティになることもありますが、次回から気を付けてプレイしましょう
追記 2023.09.27
競技シーンで使用してはダメな公式スリーブがありますので、ご注意ください!
https://www.pokemon-card.com/info/003701.html
◆競技大会で気を付けること
ついに競技の世界に足を踏み入れました!ようこそ実力至上主義の世界へ!
まず、一度したプレイは取り消すことができないと認識し、いつも以上に気を付けて、プレイを心がけましょう。(時間をかけてではなく、丁寧なプレイを心がけましょう)
対戦中に故意の不正、意図してなくともが不正に該当する行為が発生することがあります。トラブルを起こさず、進行するのはプレイヤーの責任です。
相手ターン中は自分の手札をシャッフル(しゃかぱち)せずに相手の行動をしっかり見ると良いです。必ずシャッフルをさせましょう
使用したカード、手札の枚数、捨てたカード等も確認し、しっかりと見ている姿勢を示しましょう。抑止力になります
カット前にカードの順番を変えることは国内と海外で大きく考え方が異なります。世界大会に出場し実感しました。カードの順番を変えても、しっかりとシャッフルすれば問題は無いのですが、疑われる可能性もあるので、国内は止めたほうがよさそうです
また、自分のターン中に集中しすぎは誤ったプレイをしていることや、相手の怪しい行動に気が付けませんので、注意しましょう
例えば、手札とトラッシュが近いと混ざる懸念があるので、手札とトラッシュの距離を取ってくれと相手に伝える等です
何かあればすぐにジャッジに相談してください。進めば進むほど正常に戻すことができなくなります。残念ですが、誤ったプレイをさせないのも競技の世界では必要です。自分の身は自分で守りましょう。
・トラブル事例①(決勝トナメ)
シティリーグ決勝トナメで発生した自分のトラブル事例
誤ってミラージュゲートで同じタイプのエネルギーを付けてしまいました。
誤りに相手も気が付いていませんでした
次のカード(ふつうの釣り竿)をプレイした時、自分の誤りに気が付きました。すぐにジャッジを呼んで状況を説明、誤ったエネルギーを1枚デッキに戻し、シャッフルしました。(別エネルギーに変更したいという要望はしていません)
今回は、正常に戻せるタイミングで気が付きましたが、ふつうの釣り竿でなく、アクロマの実験等を使って手札に加えてしまったならば引くかもしれないカードが含まれない状態で処理しており、どれを加えたかを証明することができないので正常に戻せません。その場合は何かしらのペナルティを受けていた可能性が高いです
もし、ゲーム終了後に相手が気が付いたり、見ていた友人から聞いた場合は
故意かどうかに関わらず、不正したというレッテルが張られることがあります。動画が無ければ証明することも難しく、水掛け論に発展します
・トラブル事例②(決勝戦)
決勝戦では対戦相手が同様に同じタイプのエネルギーを付けてしまいました
自分から指摘し正常に戻してもらいました。相手に集中してないと見落としがちです。気が付いても指摘せずに、正常に戻せないタイミングでジャッジに申告し、ペナルティで優位に立とうというプレイヤーもいるかもしれません。故意でなくとも、誤って復帰できなければ罰せられてしまいます
残念ながら、ジャッジキルという言葉も世の中にはあります
・自衛が一番大切
自衛が大切です。何かあっても誰も教えることも助けることも出来ません。対戦中は外野は口を出せないのです。自衛のため、手口を知ることも大事ですがそれはまた別の話、、、故意かどうかは分からないのです
カードゲームは色々な面で素晴らしいのですが身を守るためとはいえ、そういったことを周囲や子供に伝えなきゃいけないのがカードゲーム界隈の良くないところ。子供たちはまだ自分を守れないので、周りのジャッジが目を光らせて欲しいものです
【忘れてはならないこと】
少しネガティブなことを伝えてしまいましたが、一番大切なのは
・楽しむ気持ち
・対戦相手へのリスペクト
競技の世界ですが、あくまで趣味の話です。
それでは、皆さん楽しんでポケカしましょう!
追記 2023.09.27
何かあった場合、
すいません!と声を出してもはなかなかジャッジには気がついて貰えないので
手を上げて、ジャッジー!っと呼びます
困ったら、ジャッジー!です!