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「高円寺フェス」が結局何のフェスか、わからない!?

こんにちは。高円寺で創業32年になりました。
有限会社HOT WIRE GROUPです。
高円寺フェスや古着屋、山形県飯豊町(いいでまち)のアンテナショップ運営、フリーマガジンSHOW-OFFなどもやっています。

今日は高円寺フェスについてご紹介したいと思います。

高円寺フェスって、結局何なの?

「ちょっと賑やか」どころではない、駅前プロレス

毎年Twitterで見かける言葉です。しかも「いいね」がついている。笑
2021年に15回目を終えましたが、「結局何?」とまだまだ言われます。笑
結論をすごく簡単に言うと、
高円寺の街のいたるところでイベントをやっていて
いつもより少し賑やかで、ちょっと楽しい「文化祭」
と思ってもらえれえば、それでいいかなと思います。

なぜ高円寺フェスをはじめたの?

SHOW-OFF presentsとして始まった高円寺フェス

2000年初期、ホットワイヤーではレディースとメンズの古着屋をやっていました。夏には高円寺の大イベント「阿波おどり」があって、街が大いに盛り上がる2日間です。もちろん、とても素晴らしいイベントです。

ただ阿波おどりの2日間、
見物客が多すぎて、物販店は夕方にお店を閉めるしかないんですね。
それならば、「お店も見てもらうイベントを作ろう」ということで、
2007年に古着屋やライブハウスの仲間と始めました。

高円寺フェスを始めるために、まず何をしたの?

仲間は集まったものの、商店街や自治会の方に知り合いもいない状態。
そんな状況で商店街の人にイベントやりたいと言いにいったら
「古着屋が何だ!!」って怒られました。 撃沈しました。笑

しょうがないので、お店をやっている仲間で実行委員会を作って、まずはいろんなお店に「参加店になって」とお願いしました。
お店からは5,000円もらって、76店集めて、38万円くらいになって、第1回目が開催できました。

開始当初の福引会場

https://www.youtube.com/watch?v=kgoL-ppwTOI

すごろくやYouTubeより


ストリートライブやお笑いをやって、お店を巡るスタンプラリーをやりました。スタンプを集めた人は福引ができるように。(今と同じです。)
その景品も参加店に出してもらってすごく豪華でした。
福引会場はPAL商店街(南口)の事務所をお借りしましたが、大行列ができてしまって、やっぱり怒られて「もうやるな!」と追い出されました。笑

そんな時に、純情商店街(北口)に「北側も盛り上げてよ」と声をかけてもらい、第2回も参加店を集めて、福引会場を純情商店街に移しました。
ありがたいことに第2回も大盛況で、結果的に「やっぱり南でもやってよ」とPAL商店街に言っていただいて(笑)、3回目は高円寺全域に広がりました。

高円寺フェスは「高円寺の文化祭」へ

ゆるキャライベントも

だんだんとお金が無いとできないなと思ったときに、杉並区や東京都に支援をお願いしました。断られました。
その後に、経済産業省(国)にお願いしたら、3年間は支援いただけることに。

それから「座・高円寺」でのみうらじゅんさん、オーケンさんのトークイベント、駅前プロレスが始まりました。

初回のみうらさんのトークイベント。ゲストは峯田くん。

実行委員も高円寺内外のメンバーが増えていって、皆それぞれがイベントを持ち込み、同時開催することで広がっていきました。
やがて街中を文化祭の教室を訪ねるように歩いて楽しんでもらえるようになりました。
(ゆるキャラ、親子ワークショップ、ねこ、こけし、手づくり市、飲み歩きなど)

今では杉並区公認のイベントとして、杉並区から補助していただき、大きなイベントになっています。(残念ながら、ここ2年間はコロナ禍でイベントを縮小しています。)

コロナ禍でも続けている「高円寺フェス」

感染症対策を参加者、お店にも呼びかけながら、飲み歩きイベントも
参加店も試行錯誤しながら、盛り上げてくれました

人数制限ができない駅前広場でのプロレスやゆるキャライベントなどは中止していますが、第1回から昨年の第15回まで欠かさず続けているのが、
参加店の紹介とスタンプラリーです。

お店を知っていただいて、お店に行ってもらうこと』がテーマなので、それだけは続けてやっています。

また高円寺フェスとして、コロナ禍で頑張る高円寺のお店を応援するために、初めての緊急事態宣言中に「高円寺百貨店」を立ち上げました。

当初は「おうちで楽しむ高円寺」をテーマに、テイクアウトにシフトした飲食店や、通販をメインにしたアパレルや雑貨店の店舗情報を無償で掲載していました。
現在は高円寺のどんなお店もご紹介している1つのポータルサイトとなっています。※掲載費は引き続き無償です。(サイトあまり更新できていないですね…すみません)

ちなみに高円寺以外にも、阿佐谷百貨店、荻窪百貨店、西荻窪百貨店もあり、各エリアに精通している方が主宰となり運営してもらっています。

高円寺フェスは、コロナ前までは参加店からは5000円の参加費をいただき
広報費、運営費としていましたが、コロナ禍のお店の応援したい気持ちで、
2020年からは、高円寺百貨店に登録してもらえれば、無料で高円寺フェス参加店になれるようにしています。

2022年の今年も変わらず実施予定です。
記事を読んでくださっているお店の方がいましたら、ぜひ便乗してください。

長々しくなりましたが
高円寺フェスについて少しでも知っていただき、
興味を持っていただければ嬉しいです。
(高円寺フェスでイベントやりたい方も募集しています!)

お店の賑わい=商店街の賑わい=高円寺の賑わい
HOT WIRE GROUPとして、高円寺フェス実行委員会として、街の魅力度アップのお手伝いをこれからもしていきたいと思います。