【短編舞台脚本】モノクローム・ラプソディ③
【モノクローム・ラプソディ】は2023年5月末に行われた舞台
女優ユニットぽりこぴー Produce公演 Vol.3
Travel×Trip×Tour Final !! にて披露させていただいた作品で
役者さんが演技のイメージをしやすいように描写を多めに書いた小説っぽくした脚本です。
心情も書いているため長くなるので、何部かに分けて掲載させていただきます。
※すでに①②が掲載されています。
もしお読みでない方は、是非モンクローム・ラプソディ①②をご覧になってからお読みください。
本作品は約37分の作品となっております。
キャスト人数は男性1名、女性4名で構成しております。
もし短編の作品を探している、貸し出して欲しい等ありましたらお気軽にお問合せください。
※Twitterで【舞台TTTファナル】【モノクロームラプソディ】と検索していただければ
だいたいの内容、感想などが見れますので是非参考にしてみてください。
それでは、男の出逢った女性は目の見えない女性だったことを知った
観光客達とのやり取りからスタートです。
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【 海の見える崖 】
観光客の女達は、黙って男の話を聞いていた。
観光客2は男の話を聞いて、眉間に皺を寄せ考え込んだ。
観光客1「目が見えない人なんだ。なのに見えてないのにわかる…。」
男 「はい。雰囲気でわかるって言ってました。」
観光客1「すごいね。それにしても心に従うか…。私もやる前に失敗したらとかあれこれ考えて足踏みしちゃうのよね。」
男 「彼女はやった後の後悔より、やらない後悔の方が重いみたいです。だからその時感じた直感を信じると。」
観光客1「直感か…。」
観光客1と男は、目の見えない女性の発言を自分自身を照らし合わせて、想いを馳せた。
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