見出し画像

なぜ体に良い料理を作ろうと思ったのか?私の病気の話。VOL.5

今回はどのような種類の薬を飲んでいたか、副作用や、どのような事を考えながら病気と向き合っていたかを書いていきます。

・薬をやめたい、でも怖い

画像3

薬を飲んでも症状が改善されませんでした。
治したい気持ちはもちろんありますが、病気自体、病気になってる自分を受け入れて、本当に必要な薬だけ使いたいと思うようになりました。
しかし、飲んでいる薬の種類や量を減らすことに怖さはありました。
薬が効いている感覚はあまりありませんでしたが、薬を減らすと実際自分の体がどう反応するかは別問題であって。
減らしたことによって体調が悪くなったらどうしようという不安もありました。
また薬を飲むという行為が当時の私にとって、病気を治すために努力していることと捉えていました。
なので、薬をやめることは、病気を治すことを諦めることになるんじゃないかと、薬をやめたいけれど色々葛藤がありました。

・頓服の薬をやめる

まずステロイドの頓服を飲むのをやめようとしました。
頓服は症状がひどくなった時の最後の手段として服用してたのですが、私の場合なかなか効かないことが多く、容量以上に飲んでしまうこともあり、その度体調がひどく悪くなることもありました。
それならば、いっそのことやめてしまいたいと思い、頓服の量を少しずつ減らしました。
頼みの綱を作ってしまうと、それが効果なかったときの精神的なダメージが大きいのでやめようと考えました。

・常用の薬も減らしたい

常用の薬もどんどん量が増えてしまい、内服ステロイド、抗ヒスタミン薬、胃薬、ステロイドの副作用を考えた骨粗鬆症の薬など。
常用のステロイドの方も、ステロイドの長期的な服用は危険なため、一回の服薬の量を減らし、徐々に減らす方向で病院に通いました。
薬の量としては、頓服、常用合わせて、1日15錠くらいは飲んでいました。
一年にすると5000錠以上でゾッとしますね。
医療費を稼ぐためにしんどい中働いて、高い薬代を払って飲んでも良くならなくて、何してんのかなぁとよく考えてました。

・離脱作用

ステロイドを減らす際、離脱作用がひどくそれも苦労しました。
強い倦怠感、関節痛、吐き気、頭痛、血圧低下が出て、結局ステロイドを抜くのに1年以上かかりました。
ステロイドを服用していた期間は、3〜4年間でした。
今はステロイドは飲んでいません。
コロナのこともありますし、やめれて良かったと思います。
ステロイドを多く飲んでいた頃は、医者にも風邪や感染症には気をつけてと口酸っぱく言われていたので。

・薬以外にできることを

画像1

最初は病院に行けば病気は治るものと思っていましたが、長い間、薬を飲んでも良くならないことを体験して、他の部分を改善しないと治らないのではないかと考えるようになりました。
当たり前のことをと思うかもしれませんが、病気に対しても、病気が治ったからといって、病気になる以前の体に戻るわけではなく、症状が良くなっただけで、根本的な原因を正さない限り、本当の意味で治ることはないのではないかと。
切り傷を縫ったら、傷が治ったとしても、痕が残るように、目に見えない病気でも同じことが起こっているのではと。

食生活を正したい

そこで、私は食事を少しでも健康的にしたいと強く思うようになりました。
色々な書籍、文献を読むようになり、勉強するようになりました。
病気になって、本当の意味で初めて勉強をしていると感じました。
テストの点のため、進学のため、単位を取るためではなく本当に今自分が必要としている知識を学んで実生活に使いたいと思うようになりました。

過去の自分に一言

画像2

ステロイドの副作用なのかは断定できませんが、私自身、骨が脆くなったまま、肌が汚くなったまま、免疫の値が低くなったままで、薬を飲んでいたことが、やめたからといって消えるわけではありません。
自分の体とは一生向き合っていかないといけません。
過去の自分に声をかけるなら、言われたまま薬を飲むのではなく、どのような作用があって、どのような副作用があって、いつまで飲むのかときちんと考えて判断してねと言いたいです。
もちろん病気になった当時は、それどころではなく必死に治そうとはしていたのですが。

いいなと思ったら応援しよう!