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レスポンスが速い「ふり」をする練習

すっかり大人になってしまってから
英語学習に手をつけてしまった「いもこ」による
ビギナー向けの英語学習体験記です。

こんにちは、いもこです。

今日の話題は、会話のレスポンスについて。
相手から話を振られて、
言葉を返し始めるまでの時間の話です。

ちなみにいもこは、超ビギナーの早い段階で、
「レスポンスが速い」と評価してもらえていました。
(しかしレスポンス「だけ」が早く、そのほかはダメダメでした)
そんないもこがやった、ビギナーのためのレスポンス対策です。

よくある方法はハードルが高い

英語で会話をしているときに何か尋ねられて、
すっと言葉が文章で出てきたらいいのだけど、
慣れてないとそんなことは上手にできるはずがなく
「えっと…」ってなることはありますよね。

例えば私の場合はこんな感じ。

インストラクターからの問いかけ
「What’s your favorite movie?」

↓その瞬間の私の頭の中
(映画? フェイバリットな映画?
 なんだろ、BONES? あ、これはドラマか。
 えっと、何? アメリかな?
 あれ?古い?ま、いっか。
 それでえっと、It is から始めて…)

↓その時の私の外観
「………(無言、むごん、ムゴン…)」

いやぁ、これは流石にまずいでしょ、と思いまして
どうにかならんのか?と思って調べたりしたのですが、
大体、間をつなぐ方法としてよく紹介されるのが、
「Well…」とか「Like…」とか「Let me see…」とか。

でも実はこの方法、意外とレベルが高くないですか?

その頃の私の英語力では
(えっと、とりあえずwellって言っとこうかな...)で
「Well…」→→→暫し無言

なんだかすごく取ってつけたような wellに
なってしまうことが簡単に想像できたので
他になんとかする方法はないかなと思って
自分なりに対策を考えてみました。

「見切り発車」を始めてみた

で、行き着いたのが、
とりあえず、見切り発車で話を始めてみる。
そして、話の「内容」を考えているフリをする。

いや、それができたら苦労しないって、と思いますが、
とはいえ、ビギナーですよ。
聞かれて答えるパターンなんて幾つかしかありません。
そこを利用することにして、
とりあえずでも話し出せるように
レッスン中にトレーニングすることにしました。

たとえば、さっきの What‘s your favorite movie? なら
1)相手の「What’s 」あたりから「It’s」を用意し始める。
2)向こうの質問が終わったらまず、
  条件反射でゆっくり「It’s」といい始める
3)言い始めながら、後に続くことを考える、
   →そのあとしばらく…が続いても、
(あ、何かフェイバリットを考えてるんだな)と
    思ってもらえるようなフリをする。

3)最初のひとかたまりを一気に言う、  みたいな。

この質問なら最初のひとかたまり=残りの全文です。

Are you …  Do you… Did you…  なら 
1)Yes or No をすぐに言う。
2)言いながら、考え始める。
3)最初のひとかたまりを一気に話す。
  ★ちょっと間が空きすぎたなと感じたら、
   もう一度Yes or No を言ってから文章を始める。

What do you… What did you…  なら
1)まずすぐに、I と言う
2)質問の中の youの後の動詞をコピー(時制に注意!)して続けて言う。
 ↑ここまで一気に。
3)1-2の間に考え始める。
4)最初のひとかたまりを一気に話す。

ちなみに、my favorite系は本気で「なんだったかなぁ?」になるので
その時間稼ぎために、
「んんー。My favorite movie … i…s…」って
そのまま質問の文言を繰り返すと言うことやったりしてます。

あくまでもビギナーレッスン向けです

文章で書くと、なんかすごく難しそうな感じですけど、
この方法、あくまでもビギナー向けです。

ビギナー向けの英会話のレッスンって
インストラクターが超スローで話してくれるのですよ。
だから、たとえそれが短い質問でも、
質問の途中で考える時間が多少あるのです。
もちろん前述の方法は、超スローな会話の中で行われています。

そして、こちらの答えも超スローなので
話しながら考えられるという。
それを大いに利用しようという練習方法です。

当然ではありますが、レベルが上がっていくと、
インストラクターの英語も早くなってきますので
質問は一瞬で終わります。
その頃までには、本当のレスポンスする瞬発力と
Well...  Let me see... とか、I think ...辺りを
うまく使いこなせるようになっていた方が良いとは思います。

見切り発車なので、言い直しも有り

見切り発車する上でもう1つ、
言い直しを気にしないっていうことも
一つ大切なコツな気がします。

例えば、It’s で始めるべき文章を、
I … って言い始めちゃってても、
一呼吸置いて、It‘s … と言い始めて言い切る。

この時、
・堂々と言い直す
・It‘s の次のひとかたまりまで一気に言う
を大切にしています。

なぜ、見切り発車をするようになったのか?

私がよく聞く英語系Podcastでは、
楽しい日常会話が繰り広げられているのですが、
台本がある会話ではないので、
言い淀む場面が時々有ります。

I …って言いながら、ちょっと考えて
主語の違う文章を言ったり、
質問を小さな声で繰り返しながら考えたり。

そんな場面をよく耳にしたので
あぁ、これでいいんだな、と
ちょっと真似をしてみることにしたのでした。

ひとかたまりを一気に、も大切

慣れてないと、一語一語ポツポツと話しがちですが、
フレーズひとかたまりで
バシッと言えた方が伝わりやすいので、
そのためにも、ちょっとした時間稼ぎが助かります。

そして、レスポンスがちょっと遅くなっても、
その次にひとかたまりでバシッと言える方が
「内容を考えている」感が出る気がしております。
(あくまで気がしているだけですが)

要は心のブロックを外すためだったのか

英会話学習を進めていくと、
I や you や heや she や it のような
単純な言葉が主語でない場合が出てきますし、
イレギュラーな答え方をすることもありますが、
(Are you… Do you…にYes or Noで答えない、など)
基本の考え方は変わらず、
早く話始める癖をつけることが
その次につながる感じがしています。

自分では、この方法は
話し始めの時間稼ぎを誤魔化すためのものでしたが、
話す前に考えて黙ってしまう、
間違えちゃだめ!っていう心のブロックを外せたことが
本当の成果だったのでは、と思っています。

最近は、見切り発車の癖が過ぎて
若干質問に食い気味で答えてしまう感じになっているので
そこは余裕を持って、
一呼吸置いて答えるように心がけています。


さてさて、本日はこれくらいで。
私の聞いているPodcastについても
いつかご紹介できたらいいなと思っています。

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