Vtuberヒトシロ・イツキさんの風の旅ビト実況配信を視聴して深まった同作の考察
こちらではご無沙汰しております、堀田いどです。
タイトルにある通り、私が応援しているVのヒトシロ・イツキさんが去年の12月に実況された名作ゲーム"Jorney(邦題: 風の旅ビト)"の配信をやっとアーカイブで視聴することができ、さらにイツキさんの考察を拝見して同作への考察が深まったので、改めて私なりの視点で"Jorney"の考察をしていきたいと思います。
Journeyは当時、学生だった私がはじめて触れた雰囲気ゲームで、
初回プレイで見たときの「夕陽に照らされる砂の回廊」の感動はいまでも忘れられません。
また、最後の霊山を登るシーンでは次第に弱っていく旅人たちを見て、当時ゲームで泣いた経験がほとんどなかった私ですら涙し、
続く雲海から頂上に向かって飛んでいくシーンでは感動以上に清々しさすら覚え、
「Journeyは人生なんだ…!」
というラベル付けで私の記憶に残る名作ゲームの1ページに加わることになった作品です。
それから幾年が過ぎ、こうして再びこのゲームをゲーム実況動画という形で見ることになるとは 当時の私には夢にも思いませんでしたが、さすがは考察力に定評のあるイツキさん。
私の当時の「Journeyは人生」という浅い感想のはるかに上をいく考察内容で、いくつかわからないことがあった謎はイツキさんの考察によって
すとんと腑に落ちる形になりました。
時系列に沿って私の解釈を記します。
再度考察するにあたり、私は石板からこのように読み取りました。
で、当時の私にはあの記号が魔力のような力の塊と捉えていたのですが、
イツキさんが言う「人の心と心が繋がり合う、関わり合いの力である」という解釈が、私の解釈に発展をもたらしました。
すなわち、
と読み取ることができるように思います。
つまりこのゲームは他者との繋がり、あるいは結びつきがテーマなのだと考えました。
白装束と赤装束については解釈が分かれるところだと思いますが、
私は白装束については、かつての過ちを反省し、
この世界をかつての調和溢れる美しい大地に戻したいと願う存在だと解釈しました。
旅ビト(赤装束)は白装束の願いから生まれた、再び美しい大地を取り戻したいという白装束の願いの結晶です。
いわば"この世界の希望"。
はじめは"旅ビト"自身、なぜこの場所に自分が生まれたのか
わからなかったかもしれない。
けれど旅を続けるうち、世界を知るうちに
"私の生きる意味"が何なのかを悟ったのだと思いました。
イツキさんの「雪山前後の解釈」については全文同意ですが、
私の解釈を加えるなら…
少しずつではあっても、雪山の山頂で見た美しい調和のとれた世界のようにこの大地が再び元の姿に戻るようにと願い、
"人と人、人と自然の調和"のとれた世界になるよう夢見ながら、
次の旅ビトを送り出す元・赤装束……。
まるで親から子へと思いを託す、
この地球上に人類が誕生してから連綿と紡がれてきた
命のバトンリレーそのものですね。
本当に素晴らしい作品でした。
配信をリアタイできなかったことについては悔やまれますが、再びこのゲームを考察する機会をくださったヒトシロ・イツキさん。
このような素晴らしい作品を生んで下さったThatgamecompanyの皆様に
最大限の感謝の意を表し、
この考察を締めさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。