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アラサー一般男性、帯状疱疹になる。【雑記】
みなさんこんにちは。たんぼです。お盆の旅行以来仕事以外で遠出をする機会がめっきりと減り、また環境の変化などもあり自宅でパソコンに向かう時間もとれず、更新が減っていました。その間、タイトルにもあるように帯状疱疹を発症してしまいました。各所で50歳過ぎたらワクチンを、と呼びかけがあったので、高齢になってからかかる病気だと思っていたのですが、まさかこのタイミングでなるとは。相当なショックでした。
激痛とまではいかない微妙な痛みが常に付きまとい、日常生活への活力をじわじわと削がれる。かといって何もできないわけでもないので休みを取るのももったいない、という中途半端なところが一番つらかった気がします。情報が錯そうする時代に、経験者の声を残しておくべく、備忘録的に経過を記しておきます。同じ目に遭った方の助けとなりますように。
そもそも、帯状疱疹ってどんな病気?
病原体
帯状疱疹の原因は、多くの人が子どもの頃に感染する水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは背骨に近い神経に症状を出さない状態で潜んでおり、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫機能が低下するとウイルスが再び目覚め、帯状疱疹として発症します
(中略)
免疫機能が低下すると、背骨に近い神経に症状を出さない状態で潜んでいたウイルスが再び目覚め、帯状疱疹を発症します。
このウイルスは、神経を傷つけながら皮膚に向かうため、多くの場合は、皮膚症状が現れる数日前に痛みが生じます。
つまり、このウイルスが外から侵入してきたときに現れる反応が「水疱瘡」で、その後潜伏したウイルスが何かの拍子で内側から悪さをするのが「帯状疱疹」ということらしい。水疱瘡も確かになったと親からは聞いていたのでウイルスを保有していることは納得できたが、免疫力が低下する要因には心当たりがなかったので発症当初はショックだった。強いて言えば直近の飲酒量が多く、睡眠時間が少なかったことだろうか。
症状
帯状疱疹の初期の症状は、体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどです。痛みは神経の炎症によって引き起こされます。
多くの場合、皮膚症状の数日前から1週間ほど前に生じますが、皮膚症状と同時、あるいはやや遅れて生じることもあります。
痛みは「ピリピリする」「ジンジンする」「ズキズキする」と表現されるほか、「焼けつくような」と表現されることもありますが、程度はさまざまです。
皮膚症状が現れる前後には、発熱したりリンパ節が腫れたりすることもあります。
こうした痛みがしばらく続いた後、皮膚に発疹がでて、水ぶくれのような状態を経て治癒するらしい。
年代別の発症率
1000人当たりの1年間での発症件数が20代では2-3件、50代を超えると5-8件になるとのこと(下図参照)。なかなかな貧乏くじ(?)を引いたかもしれない。この運はどこか別のところにとっておきたかった。
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私の場合
予兆~診察まで
先述の症状の例に漏れず、発症の2週間ほど前から体幹部に鈍い筋肉痛のような痛みがあった気がする。ジム通いも再開したのでそれによるものだろうと思っていた。この痛みの中、イベントの手伝いで早朝から深夜まで仕事をした日があったが、その日の帰宅後、風呂を沸かす間に寝落ちしてしまった。風呂が沸き、脱衣所に向かうとそこで側腹部に謎の発疹を見つけた。「蕁麻疹か?何かアレルギー持ってたっけ?」と思いながらそのまま入浴を済ませ、その日は眠りについた。
翌日、金曜日ということもあり、急ぎの仕事を片付ける。夜は友人と飲みの予定もあり、それを終えて帰ってくると、発疹が増えている。これは明らかにおかしいと思い、土曜日は病院へ行くことにした。幸いこの週末は予定がなかったので各所に迷惑をかけることにはならなかった。病院ではすぐに診断が出て、抗ウイルス薬と皮膚のケア用の塗り薬を処方してもらった。「疲れがたまってたんでしょう」とあっさり帰されてしまった。
診察後
薬局で薬を受け取ると、そこからは服薬生活が始まる。毎食後に抗ウイルス薬を飲み、朝と入浴後に塗り薬を患部につける。行動としてはこれだけなのだが、その間がつらかった。痛みもあるのだが、胴体に倦怠感がまとわりついているのだ。痛みに関しての薬はもらわなかった(程度によっては痛み止めを処方してくれる場合もある)ので、何をするにも気力が要った。立つ、座る、歩く、物を運ぶ。普段なら何気なくしていることがこんなにも面倒くさく感じてしまうのか、とショックを受けた。できることといえば、眠りに落ちて現実逃避をすることくらいだった。
2日間くらいは上記の状態が続き、社会人の貴重な週末を棒に振ったわけだが、薬が効いてきたのか、週明けとともに症状は改善していった。嬉しいことではあるが、まだ痛みを抱えたまま仕事をしなくてはならないのはつらい。ただ、このような状況で貴重な休みを使うこともためらわれる。この板挟みが一番のストレスではないか?
在宅勤務を挟みながら出張(!)もこなし、何とか1週間を乗り切った。
二度目の診察
無事1週間を終え、二度目の診察へ。
薬も効いていたようで、経過は良好とのことだった。抗ウイルス薬は飲み切りで、塗り薬を追加で処方された。その後の経過は順調で、病院にはそれから行っていない。(ここまで2024年10月)
復活までの経過
薬が効いたおかげで痛みはなくなったものの、患部の神経がダメージを受けており、皮膚と服がこすれる些細な瞬間にとてつもない痒みに襲われるようになった。日中は何かと気を紛らわすことができるが、夜寝るときに痒みを感じるといてもたってもいられないのだ。この痒みは外的刺激によるものではないので、痒み止めを塗ってもほとんど効かない。気休めでムヒを塗っていたが(多分やるべきではない)、当然ながら治まることはなかった。不眠に苛まれながらも、日を経るごとにこの感覚は薄れていった(といっても、完全に痒みを感じなくなったわけではないし、跡も残っている。2024年11月現在)。
おわりに
ここに書いたのはごく一例にすぎないが、伝えたいのは健康的な生活習慣を第一に過ごしてもらいたい、ということだ。この歳でひとたび発症すると、「実際の病気の辛さ」に加えて、「病気を発症するほど弱っていた」という事実がメンタルに重くダメージを残す。一つしかない身体で病気とも付き合っていかねばならないのが人生か、とも老いた自分を見つめ直すきっかけにもなったのは幸いである。寒くなり風邪が流行る季節となるが、皆様健康でいられますように。以上。
(旅は来週から再開予定です)
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