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【MIL】ビール醸造レポート②
こんにちは、たんぼです。MLB開幕から1か月弱が経ちましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ブルワーズは開幕3カードを終えて5勝4敗。同地区のライバルであるカブスとカージナルス相手に勝ち越し、と出だしはまずまずといったところでしょうか。まだまだ調子の上がらない選手はいますが、大コケしなければ当初の予想通り地区優勝を争えると信じているのでこのままの調子で行ってもらいましょう。
Sec 4 vs. CHC(Home)
4/13 ○6-3
Peralta vs. Alzorayという先週と全く同じマッチアップ。今回はAlzorayを捉えあぐねていたが、6回にUrias, McKinneyらの活躍により一挙6点を挙げ逆転。Peraltaに2勝目をもたらした。
4/14 ●2-3
2回にUriasの2ランで先制し、先発のWoodruffも6回1失点の好投を見せる。しかし、8回にSuterがContrerasに逆転弾を浴び、そのまま敗戦。3安打ではさすがに勝てないです。
4/15 ○7-0
前日とは打って変わって打線がつながり、過去2回の登板で全く援護に恵まれていなかったBurnesをサポートします。Burnesも投げては6回10奪三振無失点、打っては6回の打席で自らを援護する2点タイムリーを放つ大活躍で文句なしの今季初勝利を挙げました。
Sec 5 vs. PIT(Home)
4/17 ●1-6
Houserが5回持たずに降板し、「先発投手が5回以上を自責点1以内で投げ切る」記録が8試合で途切れました。打線も相手先発Brubakerの前に沈黙し、あっけなく敗戦。
4/18 ○7-1
前日の沈黙が嘘のように、打線が初回から相手先発Cahillを捉えて序盤に7得点を挙げる。Andersonが7回1失点(自責0)の好投を見せ快勝。
4/19 ●5-6
Vogelbachのホームランなどで先行するが、Peraltaを含め投手陣がリードを守り切れず、延長戦で力尽きた。
Sec 6 vs. SD(Away)
4/20 ○3-1
まだまだノーヒッターが記憶に新しいMusgroveと大エースWoodruffの投げあいとなりました。いつものように打線がつながらず苦しめられましたが、Urias, McKinney, Taylorと伏兵たちのホームランで3点を挙げて逃げ切りました。Woodruffは今季初勝利(遅い!)、Haderは1週間ぶりのセーブとなりました。
4/21 ○6-0
若きエース候補Paddackと奪三振マシーンBurnesの投げ合い。3回にMcKinneyの連日のホームランを皮切りに一挙5点を挙げる攻撃を見せ、そのまま逃げ切る。神様Burnes様Woodruff様と呼んでいいでしょう。
4/22 ○4-2
PetersonとNarvaezの活躍により得たリードを細かい継投で守り切る。FeyereisenとHaderの8,9回はひやひやしましたが無事敵地でスイープに成功しました。
News
・Jace Peterson, Angel Perdomoの昇格
先日のカージナルス戦で脇腹を痛めたWongが10日間のIL入り。それに伴いPetersonがロースター入りしました。さらに左投手のPerdomoがYardleyと入れ替わる形で代替トレーニング拠点から昇格しています。今日現在Wongも復帰が近い様子ですが、Petersonも調子を上げてきており、入れ替えが悩ましくなってきています。
・YelichのIL入り
背中の痛みを抱え、12日のカージナルス戦を最後にスタメンを外れていたYelichがとうとうIL行きとなりました。Cainに続く主力外野手の離脱となりますが、幸いなことに控え組が好調を維持しているので焦らずしっかりと治してほしいですね。(これに伴い先日オプションされたYardleyが再昇格しています。)
たんぼ's eye
ただニュースを垂れ流すだけでは面白くないので、個人的な感想を書くコーナーを作ることにしました。お気軽に読み流してください。今回の注目ポイントは「先発陣の安定感」と「熾烈な外野手争い」です。
すごすぎるぞ、先発陣
まず先発陣の話ですが、データを見てもらいましょう。これが、自慢の、ローテーションです!!
Woodruff 4G, 1-0, 1.96ERA, 23IP, 26SO
Burnes 4G, 2-1, 0.37ERA, 24.1IP, 40SO
Houser 4G, 1-2, 3.32ERA, 19IP, 12SO
Anderson 3G, 2-1, 1.65ERA, 17IP, 8SO
Peralta 4G, 2-0, 2.00ERA, 18IP, 31SO
圧倒的な奪三振数を誇るBurnesを筆頭として、4,5番手と評されることの多いHouserとAndersonも地味に(?)結果を残しています。先週は8試合続けて「先発投手が5回以上を自責点1以内で投げ切る」という記録も達成し、ここまでよくやってるという言葉では済まないくらいの貢献をしてくれています(なお勝敗)。特にBurnesは勝利こそ恵まれませんが投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞の候補にもなりうるくらいの活躍をしています。このまま突き進んでほしいですね。
.@Burnes16 has been the best pitcher in baseball this season. 👀 pic.twitter.com/Od6GnudFlt
— MLB Stats (@MLBStats) April 21, 2021
外野争いも熱いぞ
YelichとCainがIL入りしている状況で、ただでさえ打ってない打線がさらに冷えるのではないかと心配していたファンの方も多いことでしょう。ところがそんな予想を裏切るように代わりに出てきた選手が活躍し、打線に活を入れている状況です。中でも注目は試合の振り返りでもたびたび名前を出しているBilly McKinneyでしょう。
開幕前の記事でも取り上げましたが、McKinneyはST後半から調子を上げ開幕ロースター入りを勝ち取りました。代打からのスタートとなりましたが、レギュラー陣が冷え切っているなかでも気を吐き続けていました。そんな中でCain, Yelichと主力が離脱したスキにみごとその穴を埋め、さらにプラスを生み出す存在となっています(.274, 2HR, .797OPS)。壁に阻まれてトレードするしかないと思っていたのが申し訳ないです。このままミルウォーキーを救ってください。
McKinneyのほかにも、打席数は少ないですがTyrone Taylorが活躍しており(.429, 1HR, 1.500OPS)、レギュラーの復帰に伴う彼らの処遇がどうなるか、ということにも注目です。
おわりに
6カード、18試合を終えてブルワーズは11勝7敗で見事NL中地区首位に立っています。パチパチ。ひとえに先発の貢献度が大きいおかげです。ブルペンの不安はぬぐい切れないですが何とかしてくれるでしょう。野手も故障者が多いものの、それをカバーするサブ層が頑張っているので、主力選手が復帰するころには強力打線が形成できることでしょう。まだまだ勢いづく要素があって楽しみです。
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