#79 東京への道のり
去る6月3日に日本を直撃した台風2号の影響で東京・名古屋間の新幹線がストップし、多くの人の足に多大な影響を与えました。ちなみにその日は、Webライターラボのオフ会が東京で開催されることになっており、日本各地からメンバーが東京に集結する予定だったのですが……。
Twitterから流れてくるのは、泣く泣く参加を取り止めたり、根性で新幹線を乗り継いで東へ向かおうとする仲間たちの姿だったのです。
そこでふと思ったのが、
「名古屋から東京まで新幹線以外の手段で行こうとしたら、どんな方法があるのか」
ということ。私は当面東京に行く予定はないのですが、もしも
「とっても重要な用事があって、なにがなんでも今日中に東京にいかなくてはならない」
のだとしたら、どうするかというシチュエーションで、いろいろ考えてみました。
1.鉄道
まず、デフォルトとして、普通に新幹線で行くケースを検索します。
名古屋を平日の朝9時に出発すると、1時間39分で東京に到着します。本でも読んでいるうちに到着する感じですね。金額は1万円ちょっとです。
次に、新幹線が全滅してしまい、ひたすら鈍行を乗り継ぐケースです。
この路線は新快速などがあるので、まだ各駅停車よりはマシなのですが……。それでもやはり半日かかってしまいますね。
「新幹線がなければ、特急に乗ればいいじゃない」
しかし、原則的に新幹線が走っているところには、特急なんぞは走っていないのです。
あるとしたら、大きく長野県側に迂回するルートのみ。かの関ヶ原の合戦において徳川秀忠が通ったルートの逆バージョンでしょうか。まあ、秀忠は結局合戦に間に合わなかったんですが。それはさておき、雄大な自然を楽しめそうなルートです。
なお、観光を楽しみたいのであれば、いっそのこと金沢を周遊しちゃうルートなんかもあります。
北陸新幹線が全線開通すれば、もっと時間は短縮できるでしょう。鈍行に比べてお金が3倍近くかかるのに、到着時間は鈍行より遅いという、わけのわからないルートです。
2.空路
「鉄道がダメなら飛行機があるじゃない」
ということで、中部国際空港と羽田空港間で朝9時発の便を調べたところ、
「朝と夜しか飛ばねえよ」
あえなく、朝7時台と夜8時台しかないことが判明しました。わずか1時間で行けるのはすばらしいですが、それぞれの空港まで行く時間を考えると、それなりに時間はかかりそうです。
「実は愛知県内には、もう一つの空港があるのを忘れていませんか?」
ここで登場するのが「県営名古屋空港」。正確に言うと所在地は名古屋市内ではないのですが、とにかく名称は「名古屋」空港なのです。
こちらに乗り込むと、東の大空へ向かって飛び立つ……ことはせず、一路西へ向かいます。そしてなんと「福岡空港に到着後、羽田行きに乗り換えろ」という、ワケのわからない検索結果が表示されました。鈍行の数倍お金がかかるくせに、所要時間はそんなに変わらない。なんならもっとかかるよという、悪夢の空路です。
結論
新幹線はやっぱりすごいんだよ!
それと、よい子は検索サイトの結果をうのみにしちゃだめだよ!