#29「本」は凶器⁉
※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。
「勉強のために『ザ・コピーライティング』の本をネットで取り寄せたが、その分厚さに驚いている」
先日、所属しているオンラインサロンにて、ある方がこのような趣旨の投稿をしておられました。
確かに「ザ・コピーライティング」はその内容の濃さはもちろんのことながら、単行本でも約430ページと、見た目的にもかなりのボリュームがある本です。
そして、そのときわたしの頭の中に、なぜか高橋留美子さんの「境界のRINNE」のある登場人物の必殺技が思い浮かびました。
主人公のライバル役が得意としているその技は「バイブルクラッシュ」。聖書の角で相手を殴る(物理)という、かなりダメージの強そうな攻撃方法です。
ちなみに、日本聖書協会のHPによると、現在日本で流通している聖書の総ページ数は2,066ページ。「ザ・コピーライティング」と比べても5倍近いページ数があるんですね。
ただし、聖書は教会やら学校やら(ミッションスクール)に持ち運ぶことが前提なので、使われている紙が辞書のようにうすいんです。そのため、最近では1キロを切る軽いタイプも登場しているようです(ただし、軽くしようとして文字を小さくし過ぎると、今度はシニア層から「文字が小さすぎて読めない」という苦情も来るそうですが…)。
そんなこんなで、「バイブルクラッシュ」と「ザ・コピーライティングクラッシュ」では、破壊力の面からいうと、どちらも甲乙つけがたいのではないか、と思われます。
しかし、実は聖書には隠されているラスボスの存在があるのです。
普通の聖書は、信徒の人が自宅や教会の席で読むために作られています。しかし、実は教会や学校でみんなの前で礼拝の司会や説教などをする人のために、A4サイズの大きな聖書というものが存在するのです。
こちらは、「大型講壇用聖書」といいまして、サイズはタテ310mm×ヨコ228mm×厚み100mm、重さ5.16kg。さらには、伝統工芸手法による手作り製本で、総革装に加え、なんと金箔のコーティング&箔押しまでしてある超豪華装丁本。受注生産品で、お値段はなんと17万6,000円。
17万6,000円もする重さ5キロの聖書の角でクラッシュされたら、そりゃあ痛いだろうねえというか、そもそも聖書でそんなことをしたら、めっちゃ叱られそうですがね。