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#68 うじゅうなさん全国セミナーin名古屋に参加して【エピソードゼロ編】

ある日、家でゴロゴロしていた私のスマホを覗き込んだ娘が言った。
「これ、何?」
それは、青みがかかった灰色の謎の「おっさん」。
これこそが、CNPJファウンダーであるうじゅうな氏が生み出したキャラ、「きよし」であった。

プリキュアに始まり、アイカツ、プリティーシリーズと、これまで正統派「カワイイ」路線キャラクターが好きだった娘。なんでいきなりきよしに興味を持ったのか。どうやら、どのインパクトのある見た目に惹かれたらしい。

「きよしって、悩みがなさそうでいいよね」
そういう娘はこの春から中学生になった。むじゃきに言いたいことを言って、笑いたいときに笑っていられたころと比べ、本音と建て前、世間の常識と自分の想いとの間に差があることに気がつき、徐々に息苦しさを感じるお年ごろになっていた。

その日から彼女は、「今日、きよしいた?」と毎日のように聞いてくるようになった。そしていつの間にかパパのお古のスマホ(※SIMなし)でCNPやらCNPJやらについての知識を仕入れ、「CNPっていいよね。でも高いなあ」などと言い出すようになった。

「ママはCNPJ持っているんだよ」と言ったら、(※1つだけ)
日本でNFTを持っている人って1万人なんでしょ?すごくない?」
と尊敬のまなざし。


そんなある日、彼女が言った。
「きよしが名古屋にくるんだって!」
いや、来るのはきよしじゃなくて、うじゅうなさんなんだけどね。

名古屋かあ。電車に乗れば行けないことはないけど、家族のいる土曜日だから、主婦&母の立場としてはちょっと一人では外出しにくいなあ。誰かがレポートしてくれるといいなあ。

だから当初は参加するつもりがなかったのだが、そのうち娘がセミナーの運営をマジで心配し始めた。

たしかに、10月に控えている第2回セミナーではイケハヤさん&しゅうへいさんというビッグゲストが登場予定だった。こうしたこともあってか、名古屋セミナーの出足はちょっと悪かった。

「じゃあ、名古屋もゲスト呼ぼうよ! ライターの中村昌弘さん(※母が所属するオンラインサロンの師匠)とかは?」

いや、NFTのセミナーやし、東京在住のめっちゃ多忙な方やし、だいたい母の一存で呼べるようなお方ではないよ…。

そんな娘の声は、なんとうじゅうなさん御本人にも届いてしまう。

「こうなったら、行けるかどうかわからないけど、援助のためにチケットだけでも買っておこうかな?」

そんなとき、同様に名古屋セミナーを応援するべく、チケットプレゼント企画をされた方の投稿を見た。そこで企画を盛り上げるために、サクラとしてコメントを書き込んだところ、なんとしっかり当選してしまう。


いや、待てよ。たしかに名古屋は県外だけど、そもそもうじゅうなさんは東北から来られるんだぞ。スタッフの方々もそれぞれ新幹線とかで来てくださるし、「自分は行けないけどチケットを買って応援します」という人もいるんだぞ。

しかも、セミナーはお菓子と飲み物と書き下ろしNFTが2つもつくという、価格破壊もいいところの内容。これはもう、行くしかない!

ということで、家族の許可をとり、こわごわ名古屋行きの電車に乗り込むのであった。

名古屋に向かう電車の中、娘のある発言が気になっていた。

「とりあえず今は勉強をして、そこそこのレベルの高校に入りたい。そして大学に進学したら、家を出て一人暮らしをしたい」

「でもさ、そこまでだよね。人生で楽しく過ごせる期間って。大学の4年間ぐらいでしょ?」

それは確かに間違ってはいない。大学生として過ごした4年間は私の中でも宝物となっている。

でも、楽しい時間はそれで本当に終わりなのだろうか。確かに就職したら毎日仕事で大変だろうし、結婚するにしてもしないにしても、それなりに大変な人生は続いていく。

それでも、就職して、大人になって、中年になったら、もう楽しい時間はないのだろうか。

そうかもしれないし、そうでないかもしれない。

でも、現に私は40代だけど、今こんなに胸をワクワクさせて新しい世界に飛び込もうとしている。まったくの初対面の人だらけの集まりに出席しようとしている。

とにかくわたしは今、貯金数百円で会社を辞めて、それから夢をかなえたというクレイジー(?)なお兄さんの話を聞きに行こうとしているのだ。

「大学を卒業しても、就職しても、中年になっても、生きていくうえで楽しいことはいっぱいあるし、夢や目標を分かち合える仲間はきっと見つけられる」

こんなふうに、胸を張って娘に伝えることはできるのだろうか。そう思いながら。

※【その①】に続く



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