20年前の種が芽を出して、泣きそうになった話 〜「世界に一つだけの花」に寄せて〜
アクセスありがとうございます!
先日、古民家から20年前のレンゲの種を発見し、庭に蒔きました。
その模様はこちらから↓
そして、ついに!ついに!ついに!芽が出ました!
そんな感動をSMAPの「世界に一つだけの花」に寄せて、ご報告します。
20年前の種、芽を出す
なんかよく分からないんですが、久しぶりに泣きそうになるくらい感動してしまいました。
20年間、生きてたんだ。
環境が揃って、日の目を浴びれば、ちゃんと芽吹くんだ。
たぶん人間もそうなんだろうな。
こんなことが頭の中を駆け巡りました。
旅という感動
私は旅がライフワークなので、色んなところで色んなものを見てきました。そして、毎度いたく感動しておるのです。
中でもお気に入りは、
モンテネグロのコトル
クロアチアのドブロブニク
という二つの港町。赤い屋根の旧市街が印象的でふ。
ドブロブニクはアドリア海の真珠と呼ばれ、映画「紅の豚」のモチーフになった街と言われています。
コトルは入り組んだ湾の中にあり、海と山に囲まれた風光明媚な街です。
あれ、今見直すと両方とも、なんか瀬戸内っぽい?
それもそのはず、地中海を望むモンテネグロとクロアチアは、気候も地形も瀬戸内とよく似ています。瀬戸内と同じく、オリーブや柑橘が美味しいエリアです。
そもそもどこだ?という方、イタリアの向かいです、、、
新たな感動との出会い
さて、だいぶに話がそれましたが、なぜこの二つを紹介したかというと、それは単なる自慢ではなくて、、、
こんな絶景に勝るとも劣らない感動を、一人、この小さなレンゲの芽から感じたからです。
旅行に行きたいという気持ちはもちろん一ミリも減ってはいませんが、旅行とは違う次元で久しぶりに心が揺さぶられる感動に出会いました。
今のところ、僕が感動したと自信を持って言えるのは、「旅」「研究」そして「レンゲ」です。
島での暮らしや今後の生活を考えると、毎日不安に押しつぶされそうになります。しかし、こうやって20年経っても芽吹く植物をみていると
「数日、数年でくたばってる場合じゃねぇな」
と元気をもらえたり、
「のらりくらり、ボツボツやらんと体力持たねぇな」
と一息つきたくなってきます。
今後、花を咲かせてくれるかは分かりませんが、レンゲと同じく、少しずつ成長出来たらなと思います。
ーーー
「世界に一つだけの花」に寄せて
実は、この投稿、もっと前に行う予定でした。
なぜなら、掘り返した土に一本の芽を発見したからです。一人でうぉー!って盛り上がっていたのですが、、、
よくよく調べるとレンゲは双子葉類らしく、芽は双葉。
ということで、こいつは雑草。危うくフライング投稿するところでした。
ただ、どこからともなくやってきた種が僕が掘り返した土に宿って、芽を出したり、花を咲かせているのを見ていると、雑草も何かすげぇなと思ってしまうのです。
以前、音楽評論家の小貫信昭さんがsmapの「世界に一つだけの花」における、「オンリーワンVSナンバーワン論争」について、槇原敬之さんの見解をご紹介をしておられました。
花屋の店先の花というのは、特別に鑑賞用に育てられたものばかりだ。道ばたに咲いているぺんぺん草とは違う。どれも選ばれし“Only one”なのだ。この件に関して槇原はこう言う。「たしかにファンの人達の間で議論になったことがあった。“あれはもともとキレイに咲くように育てられた選ばれたものなんだ”って…」。
そう攻め込まれた槇原はどう切り返したのか?「でも、2番を聴いてもらえば分かる。僕が助けられたのは“名前も知らない小さな花”だったって、ちゃんと書いてある」。
(引用:「言葉の魔法:第15回」https://www.uta-net.com/user/column/15.html)
この記事と出会ったのは多分3年くらい前。
そのときは「ふーん。まぁ俺、このとき8歳とかだったし、そんなこともあったのか」程度にしか思っていませんでした。
しかし、今、「世界に一つだけの花」を改めて読み直すと
名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように
「さぬき広島」というほとんど認知されていない島で、名前も知らない草花に感動している今の自分は、歌詞の世界観にとても共感を覚えます。
もちろんレンゲは自分で植えたから認知はしています。しかし、今までレンゲがどんな葉をつけ、どんな花を咲かすのかなんて、考えたことは一度もありませんでした。まして、名前も知らない雑草なんて、見向きもしませんでした。
しかし、今、そんな草花に背中を押されている自分がいるのです。
もう少しの間、この感動をじっくり噛み締めようと思っています。
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それでは、お読みいただきありがとうございました。
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