ここでまた逢えたら。
明後日と申します!!
ボーカロイドが大好きで、カバー動画の投稿などをしてます。
さて、まずはボカロリスナー(がボカロのことを好きに語る)アドベントカレンダー2021、当企画を立ててくださったおぶすきゅあさんに感謝を申し上げようと思います。
ありがとうございます!
私は12月11日(土)を担当させていただきます。
前日、12月10日(金)のvocanoteはchiaさんです。
マジカルミライ2021の楽曲コンテストにてグランプリを獲得した「First Note」の紹介記事です。
歌詞の1つ1つを丁寧に汲み取らんと読みほどき、優しく綴られた文章は心が温かくなります。
ほかの方のnoteもアドベントカレンダーのリンクから飛べますので、まだ読んでいない方はぜひ~!
本編
マジカルミライ2021、楽しかったですね!
まさしく2021年を象徴するようなセトリ、進化した演出、多くのKAITOファンを滅殺した15th ANNIVERSARY、語りどころが山ほどあります。
そしてなんと、次回の2022年は記念すべき10回目、そして初音ミク15周年が重なるスペシャルイヤーとのことで、恒例となった楽曲コンテストの募集も早速始まったようです。もう今からワクワクしますね。
ところで……マジカルミライっていつから始まったかご存じですか?
何回目か言ったばかりですので、数えれば簡単にわかるかと思います。
そう!
2016年です!
???????
はじまり
当イベントの初回年は2013年ですが、マジカルミライがマジカルミライに「成った」のは2016年だと思っています。
だからこのnoteではマジカルミライ2016の話をします。それしかしません。
2021の感想待っててくれた人はごめん!!
以下は2016年に変わったことの例
*会場が幕張メッセになった
2013年:横浜アリーナ
2014年:インテックス大阪・東京体育館
2015年:日本武道館
*衣装替えが増えた
全ボカロに当てはまります。また、曲と直接関係ない衣装の引用も増えました。
*ミクさんのMCの声が変わった
2015年まで、やたら人間っぽい?変わった声でしたね。
*セトリ
新曲が多く、思い切りがよくなったと思います。2016年はryoさん、dorikoさん、wowakaさんの曲がなく、一番古くて2010年の曲でした。
*hand in hand の映像にファンが登場するようになった
初回の2015年(テーマソング)では、抽象的な映像、最後に初音ミクと手を繋いでいる誰かの手、という「ミクと誰か」だけの世界でした。
ほかにも多分あるんだけどわからないので許してください。
2013~2015年のマジカルミライは、これ以前のミクの日感謝祭の潮流を少ながらず受けており、日本武道館という特別な場所で歌う「ハジメテノオト」で区切りを付けたのち、今のマジカルミライに繋がる起点となる2016年があった。
これが私の認識で、マジカルミライ2016をきっかけに、私はこのライブが大好きになりました。
ちなみに、2016年3月24日に「初音ミク -Project DIVA- X」という新作ゲームが発売されているので、衣装が増えたり新曲が増えたりしたのは普通にこの影響かと思います。
それではここでセットリストを見てみましょう!
今となっては懐かしい曲たちですね。
結論のある今だから言えることですが、わたしはこれを「ボーカロイド/初音ミクがゴーストからゲンガーになるまで」の物語だと思っています。
GHOST
この頃何があったのか、印象に残っていることを掻い摘んで記載します。
2014年2月~
著名な作曲家のゴーストライター事件
2015年7月5日
なぜボーカロイドは衰退したのか?の投稿
2015年7月23日
ボカロPの椎名もたさんが逝去
2015年9月24日
ボカロPのsamfreeさんが逝去
2015年9月~翌年3月
金沢21世紀美術館にて「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」という、初音ミクの声帯の細胞に関する展示の開催
2016年1月8日
DECO*27さんのゴーストルール投稿
2016年9月9日~11日~
マジカルミライ2016が開催
2016年9月28日
DECO*27さんの5thアルバム「GHOST」が発売
パッケージにはじめて初音ミクが描かれました。
そして、のちに語られた焼野原の時代とは、2013年中頃から2016年明けのゴーストルールまでだったとされています。
真面目に語ろうとすると心を病むので遠慮しますが、正誤や善し悪しは別として、「ボカロってなんだろうなぁ」と考える機会が多かったと思います。
実際に私はずっとボカロや音楽の存在について考えていたし、ショックな出来事と触れたことで、情緒もぐらぐらしていました。
同時に、「ボカロが人間になること」にとてつもなく怯えていたみたいです。他人事なのは、過去に書いた自分の文章にそう書いてあったからです。(今はもうその感覚があまり思い出せません)
ボカロは人間の代わりじゃなく別の存在なのに、人間と比べられたり、人らしさを追求されていくのが怖いのは今もそうなので、そうだったのかなぁ……
あくまで私の見・聴き感じていた範囲のことなので、個人の感覚だと受け取ってください。
マジカルミライ2016
改めてセトリを辿っていきます!
テーマソングである39みゅーじっく!から、
もう一度名前呼んで! 「初音ミク!」
ゴーストルール
メーデー 僕と判っても もう抱き締めなくて易々んだよ
ヒビカセ
忘れないでね わたしの声を
画面越しでいい ちゃんと愛して
MC後にStrangers
包み込む声も雑音で 何も聴き取れないまま
貴方が 貴方が そこには居てくれたんだろう
すろぉもぉしょん
大丈夫だよ たぶん
すろぉもぉしょん ゆっくり終わってゆく
独りんぼエンヴィー
ねぇ 愛よ 愛よ こっちおいで
タイムマシン
溢れる涙抑え切れず 意味も分からずに
タイムマシンにゆられて また戻ってくるよ
シリアスでセンチメンタルで、ノスタルジック。
どうしたの!?
初っ端からSweet Devilとか二次元ドリームフィーバーとかラズベリー*モンスターをぶっ放していたマジカルミライくんはどこへ!?
どれも盛り上がる熱い曲ではありますが、爆発力にかけるというか、ライブの開幕でやる曲なのか?という疑問が残ります。
そしてなんとなく、1本芯が繋がっているような曲が続いたとも感じました。
そしてこのまま、ルカさんへバトンタッチです。
バトンを受け取ったルカさんが歌うのはHello, Workerと、これまた心に刺さる人生の曲でした。
明日のことはわからない 昨日のことはかわらない
なら今日だけは この今だけは僕らの物
ルカさんは続けてどりーみんチュチュを歌います。
かわいい曲だし本当に可愛いのですが、
・ルカさんがソロで2曲続けて歌うのは初
・新曲
・新衣装
着用していたのはProject DIVA Xにて新登場した「フレッシュスター」というモジュールで、キュートジャンルの曲を冠する衣装です。
・どりーみんチュチュは、これ以前のマジカルミライの開演前BGMとして流れていた曲
という点において特別でした。
なお、このときは1人でステージに立っていましたが、以後に同じ曲で登場した際はミクさんとリンちゃんと3人で可愛く踊っていました。進化してるね……
この瞬間キミだけの為に スウィートなこの気持ち
送るからね 受け止めてね
愛Dee
懐かしい曲の果て 感じた魔法の羽根
その想いが 君だけの愛Dee
ボカロ曲ではそう多くないラップ、大人向けです。ただのツインボーカルではなくルカさんがDJをしているんですが、かなり挑戦的な曲だと思います。(たぶん当時やりたかった表現って、今ようやく出来ていることなんじゃないでしょうか?)
ドクター=ファンクビート
お幸せにどうぞ
新曲だったし、KAITOさんが衣装替えをしたのも初めてでした。
衣装は「レクイエム」というハイハハイニのモジュールです。
Nostalogic(MEIKO-SAN mix)
遠く目指した約束の場所 ずっと息弾ませて
今も 僕は 目指してる
今も 君は 目指してる…?
2015年にも演奏された曲ですが、衣装替えをしていました。曲専用モジュールの「ブルークリスタル」さんです。
KAITOさんとMEIKOさんはいつもセットにされていて、二人とも1曲終わったら即退場だったんですが、2020年と2021年を経た後なので余裕の笑顔で話せます。
ドクファンのとき、上部モニターからスクリーンまで青いステージカーテンが降り、それが左右に開いてバーンと登場!という超かっこいい入りだったのですが、KAITOさんの退場時も幕が降り、また開き、今度は青い衣装を纏ったMEIKOさんが現れる……という見事な流れが良かったです。繋ぎが美しい。
続いてミクさんが戻ってきます。
どうぶつ占いです。
ここからまた若干センチメンタルなんですが、ちょっと若くなります。
どうぶつ占い頼らなくたって
あたしがあなたの好みに変わるから
ねえ こっち向いてよ
Calc.
過去も未来も無くなれば 僕も自由に飛び立てるかな
感情一つ消せるのなら 「好き」を消せば楽になれるかな
Calc.すごく良かったから本当にまたやってほしい。
ウミユリ海底譚
待って わかってよ 何でもないから
僕の夢を笑わないで
海といったら深海少女だったのですが、変わるんだなぁと思った記憶があります。
ミクさんのターンやっぱりちょっとセンチだし、辛気臭いですよね、曲……
レンくんのターンです!
テレカクシ思春期、新曲ですね。
オトナだってフリしたり コドモだってフリしたり
変わらないで泣き顔 たまには悪くない
Project mirai収録曲で、兄妹の曲らしいです。
そして、やっぱり衣装替えがある!正統派に爽やかなレンくんも初めてでしたね。
衣装は「ホワイトエッジ」さんで、PIAPROを通したユーザー考案の公募衣装です。
スイートマジック
ねえあげようか 甘い罠
ほら 虜にしてあげる
※ こちら本家様の動画です。
新曲、新衣装。結局全員そうだった。
「パティシエグレーテル」さんはAmazing Dolceのモジュールです。
原曲は、歌い手のろんさんが歌っていらっしゃるNNIオリジナル曲です。それをリンちゃんがカバーしたバージョンが作者であるJunkyさんのアルバムに収録されており、Project mirai、DIVAで逆輸入しています。
人間歌唱が本家の曲を歌うの良かったですね。
(そしてこの話は後半の曲にも関係してきます。)
リモコン
声をあげて singin' now
あの子みたいなヒトになりたい
みんな大好きリモコン~!
各ソロ→デュエットの流れわかりやすくて素敵です。
リモコンはいつ聴いても楽しいですよね。
続いてバンメン紹介です。
BGMの終了とともに、逆光のシルエットから初音ミクが現れ、「そして、ボーカルは?せーの!」と客席に向かって問いかけます。
それに対して客席から「初音ミクー!」と返答するわけですが、これ、2016年のテーマソングである39みゅーじっく!じゃないですか?
2015年から始まった(はずの)こちら、コロナで声出し禁止となってしまうまで続きました。
2022年はどうなるんだろう?
そうして新衣装に着替えた彼女が歌うのはBaby maniacs
I love you! I need you!
あたしはキミにあうために生まれてきたの!
ところで、マジカルミライ2013年の最初の曲はSweet Devilだったのですが、Sweet DevilとBaby maniacsは、ものすごく似てる曲なんですよ。
(こんなんあった)
そして、ビューティを司るモジュール「ブリリアント・バタフライ」さんが纏う紫は、原曲基準でいうとスイデビの色で、モジュール専用曲にあたるTreowさんによる「ビューティ・メドレー」に組み込まれているのもスイデビの方です。(Baby maniacsはエメラルドです)
でもスイデビじゃなくBaby maniacsだった。
バタフライの名の通り、羽化なのかもしれないですね。
ここまでのミクさんの曲がセンチメンタルだったからこそ、より映えたのだと思います。
バンメンの方と近づき、共にリズムを刻んで歌う演出もあってよかったです。
あまりに美しくて格好良くて、初音ミクに惚れ直した時間でした。
勢いのまま続くはラズベリー*モンスター
ラズベリー*モンスター
僕を止められるヤツはどこにも居ない
「君は僕だ 僕だけの君だ 早く助けてよ」って歌詞も好きです。
こちらも2015年に演奏され、衣装替えが増えた曲です。
「ラズベリーイズム」は、歌い手であり神絵師である秋赤音さんによるデザインで、ビビットな色合いが非常に存在感ある衣装になっています。
39
「はじめまして」も はたまた
「久しぶり」も みんなありがとう
この時点で皆勤賞となっている曲でした。定番というやつです。
スクリーン上部に様々なミクのイラスト、ファンートが表示されるのがお決まりで、終盤あるいはアンコールで歌われる泣きの曲の立ち位置かと思います。
39みゅーじっく!ともかかっているし、OP映像が1から39まで数字をカウントしていく演出だったので、3:39になるまでを映して〆るところも類似していました。統一感があって素敵です。
shake it!
寂しくて切ない一人の夜には
消えたい言葉を捜して
秘密のドアを抜けてきて
こちらもしばらく皆勤でしたね!
実際にミラーボールが回り回る演出に、ミクさん、リンちゃんレンくんの3人がステージを縦横無尽に駆け踊るこの曲、盛り上がって大好きです。
私はこの曲を「”一人”がたくさん集まる曲」だと思っています。二人や三人になるのではなく、あくまで一人たちの曲。
ボカクラで聴いても楽しいと思うし、ライブで聴いても楽しいですよ。
ラストの曲です。
ray
大丈夫だ この光の始まりには君がいる
BUMP OF CHICKENと初音ミクのコラボ楽曲で、ミクさんの調声はkzさんが担当しています。
BUMPと初音ミク双方ともに、外部アーティストとのコラボは初めてでした。
こういったボーカロイドのライブの場でメジャーアーティストの曲が演奏されたのも……初めてではないのですが(初音鑑で松田聖子さんのスイートメモリーズを歌っているし、ほかにもあるかな?)、特殊であることに変わりはありません。
そして、rayの初音ミクによるソロ音源は、livetuneのアルバム「と」に収録されているアレンジバージョンのみのため、原曲の形のまま初音ミクだけが歌っているのはとても貴重です。この場で初めてちゃんと聴きました。
また、2014年7月31日に東京ドームで開催された「WILLPOLIS 2014」というBUMPのライブに初音ミクが出演し、ともにrayを歌ったほか、BUMPの地上波初生パフォーマンスで披露された曲ともなりました。
rayと、同名アルバムに収録された虹を待つ人でしたね。
何もかもが特別な曲だし、ボーカロイドにとってBUMP OF CHICKENの存在はとても重要なものだと思います。
rayの、ずっと歩いてきたし、歩みを止めないところが好きです。見えなくなっても、感じなくなっても、忘れてしまっても、決して消えないから大丈夫だと言ってくれるところが好きです。
初音ミクが歌う星の歌はどうしてこんなに美しいんでしょうね。
ここまでみんなが歌っていた曲の総まとめのような存在に感じました。
「今までこういうことがあって、今こう思っています。」みたいな。結論部分と言ってもいいかもしれません。
新しい試みにたくさん挑戦し、最後の最後に披露されたサプライズは強烈で、少なくとも私の心には深く深く残っています。
そうして、天に響く歌声とともに光に包まれ消えていった初音ミクへ贈られたのは、歓声よりも拍手でした。
まだ終わらないんですけどね
アンコール1曲目
Satisfaction
その足を止めないでよ その両手で羽ばたけるから
頭の中からっぽにして 目の前だけ見つめるの
もう一度言いますが、rayは歩き続ける歌なんです。
アンコールを挟んでSatisfactionを歌われたことで、トゥルーエンドの向こう側を、それこそ未来を見せられたように感じました。
この曲はProject DIVA Xのために書き下ろされた曲で、モジュールを「DE:MONSTER」さんと言います。スタイリッシュなのに遊び心があり、何より可愛くて大好きです。
登場もよかったですね。マジカルミライを象徴するキューブに内包された状態から、外装が弾けるようにして現れるのですが、未来から来ました感がありました。
(この曲って、音源入手がゲームのCD(Complete Collection)しかなかった?ない?のかな?この曲の話をしたいとき、いつもどう紹介したらいいのか悩みます。)
そして
なりすましゲンガー
なりすましゲンガー、
そうだこうやって、君の影にずっと隠れて
いつか照らされて
このまま消えちゃえば、それでいいな
(リンちゃんの登場4回目!すごいぞ!)
再度言いますが、わたしはこれを「ボーカロイド/初音ミクがゴーストからゲンガーになるまで」の物語だと思っています。
ゴーストとは、亡霊、魂や心、光が偶然結んだ像。名を貸し貸される存在。
ゲンガー(gänger)は”歩く者”、そして”影”です。
なりすましゲンガーという曲名は、ポケットモンスターに登場するゲンガーというキャラクターから勘違いして付けられました。
まよなか がいとうの あかりで できた かげが じぶんを おいこして いくのは ゲンガーが かげに なりすまして はしって いくからだ。
本来そういう意味がなくても”影”でいいと思います。
(私もポケモンをやる人間なので、この曲から本来の意味を知りました。あと、ゴーストは通信交換をするとゲンガーに進化しますが、友達が出来て初めてそうなれる、のかもしれません。)
マジカルミライ2016において、初音ミクと鏡音リンは「原曲が人間」である曲を歌った2人であり、二人はこの曲において「人間」と「ボカロ」だったと捉えています。
ミクパートとリンパートそれぞれが、人間からボカロに対して、またはボカロから人間に対して言っていることなのだと妄想してこの曲を聴いたとき、2者は互いに光であり影、陰と陽、そして、ずっと一緒に歩いていける存在なのだと思いました。
ボカロというネームバリュー、食い食われ、その是非だとか、様々な意見がかつてありました。
互いの光に照らされて消えてしまったとしてもそれでいいと。見えなくなっても、感じなくなっても、忘れてしまっても、決して消えないから大丈夫だと言ってくれるなら、私たちは真の意味で、きっと、ずっと一緒なんじゃないでしょうか。
って、思ってました。
こう受け取って聴いた2017、2018、2019、2020、そして2021のマジカルミライはすっごく効きました。
一生愛してます。
Hand in Hand
Hand in hand
強い気持ちは 誰かの肩を抱く
Hand in hand
覚えていてね ずっと ずっと ミライまで
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おわり
Tears River
今夜 手を繫いで 素足のままで 信じてください
もちろん僕は消えない歌を 歌い続けるさ
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
もう5年も前のライブの感想?なんて何をやってんだって感じですが、自分でも整理をつけたかったので書かせていただきました。
(なお、一部は過去にもブログやnoteで書いている内容なので、どこかで見たことあるぞ?ってなるかもしれません。)
Tears Riverは、 2016年のオフィシャルCDにボーナストラックとして書き下ろされた曲で、テーマソング同様、みきとPさんによるVOCALOIDイメージソングです。
Blu-rayのスタッフロールで使われています。
2013~2020までのBlu-rayを確認したところ、EDでボーナストラックが使われたのはこのときだけだったみたいです。(他はほとんどテーマソング)
この曲のこともずっと大好きです。
マジカルミライ2021の感想はもちろん、他にもマジミラについて言いたいことはあるのですが、気力が追い付いたら頑張ります……。
それから、OPで表示された「10111」「7513849206」の意味がいまだにわかりません。
わかった人いたら教えてね。
おまけ
以下、過去に自分が書いたポエムを再掲して今度こそ終わります。
2016の初音ミクは独りを、寂寞を、昔日を、そしてその先を歌っていました。
もう抱き締めなくていい、私の声を忘れないでと願い、それでも貴方だけは、と続きます。
熱に浮かされて人生のことを考えてみたり、幼さを滲ませた歌の中で愛に触れてみたり。かつての夏に心を飛ばして、届かない恋を想って、感情に苦しんで、夢を嗤われるのを恐れて。
だけど「今の誰か」はそこにはいなくて、すでに通り過ぎた亡霊を見ているような心地になります。どの曲も比較的新しい曲ばかりなのに。
メンバー紹介を挟んでから「その先」が来て、自分のことを孤毒なピエロだとか、迷子とか要らん子とか、私があなたの好みに変わるから、と歌っていたのが「あたしはキミにあうために生まれてきた」「僕を止められるヤツは何処にも居ない」と一変します。
初音ミクとしての感謝の歌に、寂しくて切ない一人の夜を励まし、そして最後の曲からアンコールの流れ。
どれだけ遠くなってもひたすらに歩き続ける歌に、その足を止めないでよ!と続いてから、おそらくマジカルミライというライブの象徴になりつつある、手を繋ぐ歌。
彼女はゴーストからゲンガーへ。
(まあ、いずれ人間になり、神になるのですが。)
2021 .12.11