1000年

1000年ってどれくらいなんだろう。


いまは2021年だから、西暦1021年のWikipediaをみてみたら、源頼光の没年であり、真言宗の生年であるらしかった。

逆に西暦3021年だと、あまりにも未来すぎて、もうSFの世界の話になってしまう。
アシモフとかになってしまう。


ぜんぜん想像つかないかもしれない。


だけど、歴史を勉強するよりも、科学を勉強するよりも、もっとわかりやすく時間を感じられる手立てがあるとするなら、それは「美術館に行くこと」なんじゃないだろうか。

目の前に実際、はてしない時間を超えて残ったものがあれば、あるいは過去の影響を、残り香を重ね続けて成り立ったものがあれば、それがどれほど長い時間か結構わかるんじゃないだろうか。


遠い過去や未来のことを考えるときって、なんとなくどこかへ飛んでいくような、ここに居なくなるような心地がする。

学問とかでなくて、感情とか、空気とか、その時間の世界を探ろうとすればするほど、宇宙に近付けるような気がする。

美術館にいるひとはときどきそういう瞳になってるとおもうし、わたしはそれが好きです。


ところで、いまに至るまでの1000年と、この先の1000年のことを3分14秒で歌っているVOCALOIDの曲があるのですが、最高なので聴いてください。