【第8回ホトカミオフ会&サポーター御祈願】@世界遺産・熊野速玉大社(和歌山)で学んだ1400年続く神仏和合の歴史
神社お寺の検索サイト「ホトカミ」運営代表の吉田です。
今回は、2024年2月24日(土)に和歌山県にある世界遺産・熊野速玉大社で開催したホトカミのオフ会とサポーター御祈願の様子を写真とともに振り返ります。
13時にスタートし、なんとはじめの1時間が宮司さんが自らご案内して下さいました。
その後、権宮司さんがさらにDVDや絵解きを通じて、熊野信仰やお祭りの様子を教えて下さいました。
この様子は、インスタグラムでもライブ配信したのでぜひご覧ください。
既に8000回近く再生されています。
最後に、サポーターの皆さん、そして初詣投稿キャンペーンにご参加の皆様のお名前と投稿数を奉納して、ご祈祷を受けました。
ご祈祷の様子も5000回近く再生されています。
熊野速玉大社様は、今年、世界遺産登録20周年を迎える全国の熊野神社の総本宮です。
宇多上皇から亀山上皇までの中世約400年間、上皇をはじめ皇族貴族の参詣が141回あり、国宝が約1000点あります。
聞き間違えかと思うほど、たくさんの国宝が残っています。
気候、風土が守る文化財。
熊野の正倉院とも言われる理由は、正倉院と同じく高床式になっている点です。
湿度も程よいため、現在でも厳密な空調管理などを行わなくとも、
良い状態で文化財を守っていくことができるそうです。
【なぜ海外からの参拝が増えているのか?】
海外からお参りの方がどんどん増えているそうです。
海外のお坊さんなど、宗教者の方もお参りされているそう。
「なぜ、世界の中で熊野にお詣りくださったのですか?」と尋ねると、
「Peace.(平和だよ)」とお答えになるそうです。
そうです。
熊野では古来から、神さまも仏さまも同じように敬ってきた歴史があります。
明治維新以降、多くの地域では神社とお寺が明確に区別され、
信仰の形が大きく変わってしまったところもあります。
しかし、熊野では今でも分け隔てなく、神さまも仏さまも敬う精神性が残っています。
そんな神仏習合の在り方が、平和の象徴として海外からも注目されているんです。
権宮司の上野さんは、このことを神仏同座(しんぶつどうざ)とも仰っていました。
神仏習合は、どちらが本地(メイン)かなどもあるけど、
熊野の信仰は、どちらが偉いではなく、本当に等しく分け隔てなく、
同じように敬ってきた、これを神仏和合ともいう、と。
実際に御社殿にも仏様が描かれていたり、
絵解きの内容も地獄が中心に描かれるなど、仏教要素が自然と神道の世界観に混在していました。
仏さまと神さまで、ホトカミを始めた僕としても、
とても感動しました。
熊野はなかなか行きづらいところにあります。
そんな熊野へ、江戸時代には東北から8回も歩いて参詣した方の記録も残っています。
命の保証の無い時代、それは難行苦行の旅でした。
だからこそ、命懸けでやっとの思いで辿りついた参詣者を、
受け入れる神社側も心からおもてなしするという社訓も残っています。
昔から地位や権力に関係なく、強者も弱者も問わず、どのような方も等しく、たとえ雨に打たれて濡れた姿のままであったとしても、
温かく拝殿(お堂)に迎え入れてきました。これを「濡れわら沓の入堂」といいます。
実際、今回熊野速玉大社さんには、13時から17時前まで4時間にわたって、
ツアー、ガイド、ご祈祷と、熊野信仰の文化や歴史を学ばせていただきました。
その様子は前述のインスタグラムでも配信させていただきました。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。
皆さんもぜひお参りください。
次回は、【みんなで参拝&ご祈祷】札幌諏訪神社@3月17日(日・無料)です。現在14名の方にお申し込みいただいております。
ぜひお気軽にご参加ください。
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【現在210名(1000人目標)】
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