【巡礼網羅プロジェクト⑤】ホトカミ未登録のお堂はどう追加する?登録基準はただ1つ「そこに巡礼があるから」
神社お寺の検索サービス「ホトカミ」運営の荒井です。
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ホトカミを運営するなかでいただく
「巡礼情報を充実させてほしい」というご要望にお応えして、
最近は巡礼の情報を増やすことに注力しています。
前回のnoteを読んでご意見をくださった皆様、ありがとうございました。
私たちにはない視点でチェックしていただいたことで、
これまでの案がさらに補強されたように思います。
引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。
今回のnoteでは、
この巡礼を登録しようと思ったのに、札所〇番のお堂がホトカミに登録されていないじゃないか!という場面で、
私たち運営がどのように情報を調べてホトカミに登録しているか、お話ししたいと思います。
登録基準はただ1つ「そこに巡礼があるから」
巡礼に属する寺社のなかには、寺そのものはなくなってしまったけれど、観音霊場に入っているお堂と仏像だけは残っているというパターンが散見されます。
この場合、これまでのホトカミではこう考えていました。
現在、そのお堂を管理しているお寺はどこ?お堂も仏像もお寺の持ち物だから、管理元のお寺に情報を集約させるべきなのでは?
→管理元のお寺に情報を書き足すのみ。
しかし、巡礼について調べるなかで、考え方に変化がありました。
お堂や仏像の歴史こそ、巡礼の歴史です。
管理するお寺がどこであるかに拘らず、巡礼に含まれるお堂や仏像の価値は巡礼そのものと紐づいているはず…
→巡礼する人のために、お堂はお堂でページを作ろう!
ですので今後は、巡礼に含まれるお堂は管理元の寺社と同一住所であっても新規登録OK(むしろ推奨)という方針で運営していきたいと思います。
もう少し事例が溜まって、問題なしとなれば、
順次マニュアルなどにも追記する予定です。
実際の事例
「お寺は廃寺になったが、お堂だけは残っているパターン」と先ほど書きましたが、なかなかパッと、こういうことだなってわからないですよね。
もしすぐにピンときた方がいらっしゃったら、
私たちと一緒に巡礼網羅プロジェクトを進めていただける心強いパートナーです。
ここで一つ、この間私たちが直面した事例をご紹介します。
足立坂東三十三観音霊場 3番札所 瑞岸寺(延命寺)
瑞岸寺(延命寺)ってどういうこと!?
と思い調べていくと、瑞岸寺は現在廃寺になって、残った観音堂のみ延命寺が管理しているらしいことがわかりました。
もともと瑞岸寺があった場所の観音堂だけが残り、
延命寺の飛び地のようになっているんですね。
引用:https://www.tendai.or.jp/tera/image/introduce/pdf/tera_048.pdf?
Googleマップに投稿された画像やストリートビューを参考にして、
この観音堂が「本太観音堂」ということもわかりました。
このようにして色々な情報を繋ぎ合わせ、ホトカミに「本太観音堂」を新規登録しました。
通称には「延命寺」「旧瑞岸寺」も追記して、お寺名からも情報をたどれるようにしました。
やはり、ホトカミに情報を増やせるのは、すでにお参りした方の情報や、お寺の方が発信してくださった情報があるおかげだなあとつくづく感じます。
ストリートビューで「それらしきお堂はないか?」とくまなくチェックするのが楽しすぎて、時間を忘れてしまいました…。
と、こんな感じで、少しずつ情報を増やしています。
残りの分量を考えると途方に暮れそうですが、お手伝いしてくださる方もいらっしゃるので、
協力していただきながらどんどん進めていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント欄にて感想もお待ちしています。
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