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布団のなか夢が駆け巡るのは枯れ野ではなくカネの野原。亡者とは実に我なり。


昼の10時近くに起床。曇って薄寒い。布団のなかで、あー、うつがひどいんだなあと実感。とっくに目覚めて起きてるのだが、体が動かせないという感覚。典型的な鬱。これがいつ躁転するのかは当の本人にもわからないというもどかしさ。

いつもの予報で確認すると気温は五度ほどだそうだ。日差しがないこともあってもっと寒く感じる。それでスパッツを履くかどうかで迷っている。おそらく履いた方が良いはずで子供たちの外での遊びに付き合うためにも、なのだがどことなく億劫な気がする。こういう優柔不断なところも鬱期の特徴だ。躁状態の我ながらあきれる活発さや出鱈目さを知っているだけにほんとに自分という人格が交代していることを感じる。なんだろ、毎日違う役柄を演じる役者さんみたい。

曖昧な時間が、出かけるまでにまだるので、ダラダラとネットをうろつく。。コロナの話題、そこでまたリークされる、カラクリ。そこではいわゆる贈収賄のかたちが出されていた。ファウチという聞いたことあるアメリカの旦那さん、なるほどやはり利権を貪っているわけ。お決まりのようにビルゲイツも出てきて。しかし。

素朴にとても、疑問だ、なんで、何百億円という、いわゆる人生では使いきれないほどの大金を得てなお、さらに儲けたい、カッパぎたい、なんて思うのか。人の欲には限りがないっていうあの凡庸な結論しか、本当に、存在しないのか? どうもそんな単純なことではないような、いや、それこそ鬱にあるわたしの妙な、ジクジクと匂うような、ひねくれ、というものなのか。

わからない。わからない。。ぜんぜん関係ないが、連れ合いがジョウビタキを見たという。メス。すぐそばまで来ていたとか。

このところ、彼女には無沙汰しているのでお目にかかりたく、つい、庭に出た。


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