他人を気にしないために他人を気にするという生き方:内省その1
自分について考えることが最近多くて――寝る前なんかは特にね――。自分は変な生き方をしているなと感じたので、そのことについてまとめようと思う。そしてそれを「内省」と称してシリーズ化してみようとも思う。今回はその第一弾。
皆さんはどんな生き方を意識しているでしょうか。例えば、何事にも挑戦してみるとか、人とのつながりを大事にしているとか、友達と常に一緒にいるとか、、、多くの生き方がある。僕は大人数でいるよりも一人でいる方が好きなので、できるだけ一人でいようとしている。そして簡単に言えば事なかれ主義だ。そのためタイトルにあるような生き方「他人を気にしないために他人を気にする」という生き方をしている。と思う。
一見矛盾しているようだが、この生き方は一体どういうものなんだと。僕は基本的に人間関係のトラブルをとても嫌っている――好いている人はいないと思うが――。なぜ嫌っているかというと、心理的にストレスがかかるからというのはもちろん、頭のなかで(嫌でも)そのトラブルのことを考えてしまうのが非常に疲れるからだ。生きているからには、なんのストレスもなく、好きなことについてずっと考えているほうが良いじゃないですか――少なくとも僕はそう思う――。ここでまず「他人を気にしたくない」という生き方が生まれるわけだ。
そして他人を気にしないようにするには、「他人に気にされないようにする」ことが大切なのかもしれないと僕は考えた。他人の心の中に僕がいるようなら、それは回りまわって僕に直接降りかかってくるのではないかと。例えば、僕がその人にトラブルの種になってしまうようなことをすれば、いつしかそれはトラブルに発展してしまう、みたいな。そうすれば結局、僕は他人を気にしてしまう。いつトラブルの種が生まれるかわからないし、その人にとってなにがそうなるかわからない。ここでトラブルの種を生まないように「他人を気にする」という生き方が生まれるのだ。
「他人を気にしないために他人を気にする」という生き方はこういう感じで生まれてきたわけなのだが、その一番根底にある思いは、「めんどくさいことには関わりたくない」というものだ。正しい正しくないは別として、自分という人間を省みるうえでは外せないことだなと思って、今回文章にまとめてみた。
それはそれでいいのだけれど、この生き方にはメリットはもちろん、デメリットもたくさんある。そのことについてもちょっと書き残しておく。
まずはメリットについて。先述したように、人間関係のトラブルは結構避けられるというのが大きな1つだ。周りの友人とかネットニュースとかによると人間関係で悩んでいる方は結構いるらしい。身の回りの環境とか、人に恵まれているからか、そういった悩みは特に感じていない。そして人によってはデメリットになるかもしれないが、もう1つは一人でいられるということだ。先述したが僕は一人でいるのが好きなので、これはとても大きいメリットの一つだ。自分の好きなことに没頭できるのというのはなんと幸せなことだろう。そして最後に、「人当たりが良くなる」ということ。これはデメリットにもなりうるが、トラブルの種を作らないように振る舞うので、相手に悪い印象はなかなか与えない、、、と思う。
次にデメリット。まずは先ほども少し触れたが、「一人になる」ということだ。他人との関りを極力避けるようになるため、深い仲というのは作りづらくなる。そして次も少し触れたが、「人当たりが良くなる」、言い換えれば「八方美人になる」のだ。誰にでもいい顔をして振る舞うので、結果的にそうなってしまう。僕は実際友達に「心を開かれてない感じがする」といわれたことがある。バレてる。さらにもう一つ、「LINEの返信が遅くなる」。これはどういうことかというと、僕の場合、どんなLINEの返信も当たり障りのないように返したいため、自分の返信する文章を何度も読み返す。そして長くなりがち。ひとつ一つの返信に時間がかかるので、LINEというツールが嫌いになります。というか普段友達ともあまりLINEをしないのでLINEの通知めっちゃ怖い。これは以前書いた「SNSを深読みすると見る専になる」みたいな記事に通ずるところでもある。
メリットデメリットはこんなところだ。だからと言って僕が全人類に気を遣って生きているかというとそうではないし、こんなことを考えずに接することのできる友人もいる。現状の人間関係を保つ、要は「鎖国」みたいなものだ。ただ、僕にとってこれは不満ではないことは書いておく。僕は一人でいるのが好きだからね。
同じような生き方をしている人はいるのだろうか。それが合うかどうかはその人次第だからきっと、こんな生き方で苦しんでいる人もいると思う。自分にあった生き方を模索していたいね、という内省でした。
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