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「右肩上がり」は正義か。

 カラーバス効果(特定のことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象とやら)のせいなのか、最近「成長することこそが是」とされることに疑問を呈している方の話に出会う機会が多かった。そしてそれにすごく頷く自分がいる。
 人と比べるんじゃない、過去の自分と比べてどうか、だ。なんてこともよく聞くけど、もはやそれも通り越して、比べる必要、あるか?というハテナすら私の中にある。

 そして先日読んだ糸井さんのインタビュー記事。
これを読んで、思わずうなった。

 憧れのあの人みたいになりたい、とか、こんな目標を達成したい、とか、
遠く未来の素敵な「こうなりたい」を追い続けるのは至難の業で、もっと足元の「うれしい」が人間の原動力なんだ、と。人はつねに何かを「目指しすぎている」と。

先日のNHKスイッチインタビュー片桐はいりさん×中野純さんの回でも、
成長こそが是とされる風潮への疑問を話されていた。

どこか遠くの着地点ばかりに目を向けていると、今いるココをおろそかにしてしまう。
そんな警鐘を鳴らしてくれているのではないか。

本当は別に誰から向けられている訳でもない、右肩上がりを目指すべき、の呪縛をほどいていこう。
力を抜いて、やらねばならない、やるべきだ、を減らして。やりたいことを増やそう。そんな風に思った。

いつも坂道登らなくても、平らな道を歩く時があったって全然いいよね。

それでは。

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