夜の来訪者
突然家族のお客さんが来ることになって、もう全部無理になって泣きながらパフェを作った。コーンフレーク、キャラメルアイス、ブルーベリー。21時。何でこんな事で決壊するんだ、とばからしくなり、それでも涙は止まらず、パフェもまだ口にしていない。
自分が正しいと思うこと、人として選ぶべき行動を必ず選ぶようにして生きてきた。
自分が納得できるのが一番だと思って。
それなのに、壁にぶち当たるし、躓いて怪我をしてぐちゃぐちゃになる。
わたしの選んできたこと、選んでいくことはこれでいいんだろうか。わからなくなる。
ぐちゃぐちゃになったままじゃ笑えない。
たくましく、柔軟に生きていけたら。
わたしは、甘えたくても甘えられない子どもの気持ちを知っている。