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本別町の”フリーミッション型地域おこし協力隊”で自分探しをする

0.こんな人に届けたい

1.本別町ってこんなまち


本別町は、北海道十勝の東北部に位置し、町の半分以上の面積が山林で覆われた美しい自然と豊かな緑に囲まれた町です。

本別町へのアクセス


本別町へは、帯広から約50分、釧路からも約1時間20分で、高速道路の中継地点でもあり近隣の都市からのアクセスも良好なまちです。

また、帯広空港や釧路空港からも車で1時間程度でいくことができる東京からも意外と行ったり来たりするのも便利な立地です。

農産品および「日本一の豆」のまち・本別町

本別町は、多くの農産品が育てられ、私たちの食卓へ届けられています。

特に、豆類は「日本一の豆のまち」とも言われるように、日照時間がながく寒暖差が大きい気候からも、再高品質の豆がつくられ、言い伝えによると「京都の和菓子の値段が本別の豆の出来次第で変わる」とも言われたようなこともあったといわれています。

本別町での暮らし

本別町は、十勝の雄大な自然がとても身近にあり、一方で市街地の機能がぎゅっと凝縮して集まっており、生活するために必要な機能は車で10分圏内くらいで完結する町です。

近くの大きな都市は、帯広市や釧路市まで車で約1時間ほどでアクセスできるため、ほとんど手に入らないものはないといっても過言ではありません。

本別町での暮らしについては、以下のnoteなどもご覧ください。


2.本別町のチャレンジする土壌と仕組み

本別町は、遡ると開拓史時代に培われたフロンティアスピリットが息づく町です。

この町は、町内を流れる複数の河川を活かした木材の町として栄え、戦時中には軍馬生産基地として、その後は本別町の福祉でまちづくりは全国的にも注目される取り組みとなりました。

その他、町民一人ひとりにもチャレンジする精神が根付き、様々な実践をしています。また、そのようなチャレンジをする町民を応援するような地域の土壌が育っています。飛び出た杭は”打つ”のではなく、もっと伸ばす、そんな町民性です。


チャレンジする背中を押すための仕組み

行動変容には段階があると言われていますが、人ははじめから大きなリスクをおったチャレンジができるわけではありません。

また、何か新しいことにチャレンジするためには、チャレンジするための武装をすることが必要です。

だから、本別町では町外から人が訪れて、あたらしいチャレンジをするステージごとに必要なサポートをする制度やプログラムを準備しています。

チャレンジする背中を押す本別町の取り組み

ごちゃまぜ会議「ほんべつわやカイギ」

「ほんべつわやカイギ」は、町内だけでなく町外からこの町をフィールドに何かをしたい人たちがごちゃまぜに集う場。本別町の交流町民歴8年の藤井雅巳が企画してつくった創発のコミュニティ。

本別町では、すごくエネルギーをもって活動している人がいて、そのエネルギーのある人たちは互いにつながってはいるけど、それぞれがそれぞれで何かをやろうとしていたりします。

一方で、町外からエネルギーをもった人が訪れてこの町で何かをしようとしている人もいるけど、なかなかエネルギーをもった町民と交わらずに燃え尽きてしまうことがあったりもします。

だったら、そんな町外から来た”風の人”を”地の人”とつなげたら面白い化学反応が起こるのではないか?そんな想いからはじまったコミュニティです。


地域おこし協力隊(おためし、インターン制度)

町外から移住を検討するときに、どうしても互いのミスマッチは起きてしまいがちですよね。

自然環境はもちろん最高だけど、実際に生活してみると「日常の暮らしには不便はないだろうか・・・」とか「地域の人々との距離感が気になる」とか「仕事は自分にあうだろうか・・・」のようなことが気になって、なかなか決めることが難しかったりもします。

だからこそ、移住する前に、移住要件のない地域おこし協力隊制度を活用して、様々なサポートを受けながら、本別町での暮らし体験ができる制度があります。

二つの暮らし体験制度はこちらをチェックしてください。


起業を応援する制度(スタートアップ、アクセラレータープログラム)

本別町に実際に移住することが決まり、これからいざ”起業準備”って言っても、起業なんて何からはじめたらよいのでしょうか?

普通は起業をした経験がある人なんていないですよね。

起業をするためには、

  • 何をやるのか

  • どのようなビジネスモデルを描くか

  • 事業計画の策定

  • 資金調達

  • 会社設立(法人設立する場合)

  • 商品開発

  • マーケティング・広報

  • 顧客開拓

  • 人材採用・労務管理

  • 会計・経理

などなど、ちょっと考えただけでも、やらなければならないことが沢山ありそうです。「やりたい」気持ちだけでは、とてもうまく行くとは思えないですね。

だからこそ、起業準備段階から起業直後のサポートをしてくれる仕組みがあれば一歩踏み出してみることができませんか。

起業準備段階から創業初期のサポート

3年間のベーシックインカム

新しい町で、新しいチャレンジをはじめるって、決まっていなことが多く、不安一杯ではないかと思います。

地域おこし協力隊の制度を活用し、町内資源の活用や地域情報の効果的な発信、地域人材確保など地域の魅力向上、課題解決に資する活動をしていただくことで、最大3年間、生活のために必要な手当てや活動資金などが支給されます(雇用型か委託型か等により変わります。詳細は後述する募集要項を参照)。

当面3年間の活動期間における金銭面での不安定要素が減ることで、新しいチャレンジをするにあたり一歩目を踏み出しやすくなります。


3.チャレンジするプログラム利用者の声

本別町では、2023年度より未来創造課が創設され、町の未来を描くための施策を企画・実行してきました。
そして、本別町の未来を創っていく関係人口増加のための取り組みに力を入れています。その中でも、特に本別町の特徴や強みを生かした”チャレンジする関係人口”を増やしていくための各取り組みをしてきました。

これまで、2名の地域おこし協力隊員がこのプログラムを利用し、現在も自分らしいチャレンジを行っています。

自分らしい喫茶店をOPENした村上真奈美さん

村上さんは、もともとは地元本別町の出身。本別高校卒業後は、調理専門学校に通って、飲食店などでの勤務経験や韓国でのワーケーションを経て、2021年から本別町地域おこし協力隊の観光推進員として着任。
協力隊を卒業し、地元で喫茶店「喫茶ゆゆひ」を2023年9月にオープンしました。

村上さんは、協力隊制度を活用したのも、当初から将来的な地元・本別町での自分らしい喫茶店をオープンするための準備期間として位置付けたものだそう。

着任した当時は、協力隊の活動についても右も左もわからないような状況だったそうですが、徐々に町民の方にも覚えてもらいながら協力隊活動を継続しながら、将来的に開業する物件探しをしてきたそうです。

いざ、物件が決まった段階から、具体的にお店のコンセプトづくりから、事業計画策定および資金調達などを検討する必要がありました。そんな中で、このプログラムを利用して、開業までに向けた全体のタスクやマイルストーンづくりおよび事業計画づくりなどをサポート受けながら取りくんでいきました。

事業計画作成など開業準備を伴走してサポート

導かれてこの町に来る人を後押ししたい樽美瑞希さん

樽美さんは、仙台出身で、震災の年に進学のために上京し、その後、食品関連会社での勤務を経て、導かれるように十勝へやってきたそうです。

本別町の地域おこし協力隊として観光を担当し、3年間の観光担当の任期を経て、現在は本別町からの委託を受ける個人事業者として本別町魅力UPコーディネーターとして活動を始めています。

将来的に、自分自身も導かれるようにやってきたこの町に、これから導かれてくる方々にとって背中を押すような役割や場を作っていけたらということを考えているます。

樽美さんが、個人事業者として事業活動を始めるにあたり、そもそもの事業内容の検討をこのプログラムを活用しながら行ってきました。


4.本別町のフリーミッション型地域おこし協力隊とは

フリーミッション型地域おこし協力隊とはイメージがわかない方も多いかもしれませんが、一言でいうと、まちづくりにつながることなら”なんでもあり”ということです。

フリーミッション型地域おこし協力隊の募集要項

町の公式サイトの説明によると、町では少子高齢化と人口減少により地域の担い手不足が急速に進む中、地域力の維持・拡大を図るために地域外の人材を積極的に受け入れ、新たな視点や発想で産業・観光・福祉・教育などの様々な分野において町の活性化の担い手となる「地域おこし協力隊員」を募集しています、ということです。

[本別町役場の公式ページ内のサイトへ]

「フリーミッション推進員」の活動は、町内資源の活用や地域情報の効果的な発信、地域人材確保など地域の魅力向上、課題解決に資する活動をしていただく役割です。

・地域産業の活性化に繋がる活動
・地域資源の発掘および活用に関する活動
・地域課題解決に関する活動
・地域の情報発信に関する活動
・その他、地域の活性化につながること

地域を魅力的にしていく取り組みであれば、いわばなんでもあり!そんな自由な発想の方の応募をお待ちしています。


具体的なミッション①「HOTほんべつ編集長」

「なんでもあり!」って言ってもイメージがわかないかもしれないので、いくつか具体的なミッションの例をご紹介したいと思います。

一つ目は、ローカルメディア「HOTほんべつの編集長」です。

HOTほんべつとは、もともと本別町の現在進行形の魅力を伝えていくためのローカルメディアとして、2019年9月にオープンしました。
地方創生交付金を活用して、役場のプロジェクトとして企画が立ち上がりスタートし、その後は民間の編集長が中心となり、メディアとして少しずつ成長してきました。

ベースとなる公式Webサイトと公式SNS(Instagram、SNS、note)と動画メディアYouTubeとが連動しながら構成されています。

HOTほんべつの最大の特徴は、参加型のメディアであることです。リポーターとページオーナーという制度があり、町民の有志によるリポーターの皆さんがそれぞれの視点で本別町の魅力を発信しています。

この町の現在進行形の様々な物語をどのように編集し、伝えていくかは編集長の手腕にかかっています。

<こんなあなたにオススメ>
・写真や動画撮影が好きな方
・文章を書くことが好きな方
・人が好きな方
・Webメディアに興味がある方

具体的なミッション②「本別町の関係人口創造PJに関わる」

二つ目は、「本別町の関係人口創造PJ」のメンバーとしての役割です。
本別町では2023年度に未来創造課が新設されて、その中でも未来創造担当チームが、この町の関係人口を増やそう!という各施策の企画・立案および実行に関わっています。

本別町では「チャレンジする人の背中を押す町」として、これまで様々な施策に取り組んできました。
※本noteの「2.本別町のチャレンジする土壌と仕組み」参照。

町内の魅力や資源をみつけて、それをカタチにし、企画にし、未来のこの町の関係人口を創造するプロジェクトです。

町長や副町長のような人たちや、役場内の様々な部署を巻き込み、役場を出て民間の事業者や農業生産者とも連携し、教育現場や地域のキーマンたちともつながりながら進めていくプロジェクトです。

<こんなあなたにオススメ>
・企画力やプロジェクトマネジメント力を学びたい方
・多くの人と一緒に「新たな価値」を創造したい方
・地域コミュニティの中で何かをしたい方
・ローカルが抱える課題を扱う事業を起業したい方
・ゲストハウスなどをやりたいと考えている方

具体的なミッション③「本別高校の魅力化に関わる」

三つ目は、本別高校魅力UPコーディネーター(コミュニティスクール推進員)としての役割です。

町は「人」です。そして、町の未来を創るのは「ワカモノたち」です。
そんな願いも込めて、本別町ではこれからの地域を担う世代である「高校生」を様々な面から支援しています。
※高校生だけでなく、小中学生も含めて町では様々な支援制度などを行っています。

その中でも、特に力を入れて取り組んできたものがコミュニティ・スクールとして地域で関わる本別高校の探究活動です。

本別高校の総合的な探究の時間「とかち創生学」は、2020年度からはじまり、これまで多くの地域の課題の解決をテーマに高校生たちが探究してきました。

「とかち創生学」は、答えのない地域の課題を扱い、論理的な思考力を学びながら町の大人たちと一緒に答えを共創していく授業です。

論理的な思考は次のような段階を踏んで、高校生たちが模索していきます。

なお、「とかち創生学」の取り組みを経てこれまで地域に様々な芽が芽生えています。
例えば、地域の特産品である豆を活用したキーマカレーをJAと一緒に開発したり、農業王国十勝の素材をふんだんに使ったフィナンシェを開発し、本別町のあらたな特産品が生まれています。

さらに、学校を飛び出して、高校生たちが本気でビジネスを学べる経営ゼミ「本別プロジェクト」なども、スタートしています。

このミッションで期待することは、「とかち創生学」の学びの内容を一緒によりよくブラッシュアップしていくことと、「とかち創生学」から芽生えた芽を一緒に育てるための企画などをしたり、高校生たちのチャレンジに伴走する役割などです。

<こんなあなたにオススメ>
・教育を通じて、地域の魅力化に関わりたい方
・これからの未来をつくる高校生と関わることが好きな方
・高校生たちのポテンシャルを活かして事業などを行いたい方

5.応募するには

ここまで読んでいただきありがとうございます。
「フリーミッション型地域おこし協力隊」には、以下のようなプロセスでエントリーください。

すでに、本別町を訪れたことがありイメージがわく方や、具体的にやりたいことのイメージが固まっている方は、オンライン説明会などにはご参加せずに、直接エントリーいただく形でも構いません。

ご不明な点などがあれば、いつでも未来創造課未来創造担当まで、お問い合わせください。

電話:0156-22-8121(「未来創造担当」をお呼び出し下さい)
メール:msouzo@town.honbetsu.hokkaido.jp

なお、オンライン説明会&個別相談会は、以下の申し込みフォームよりお申し込みください。



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