何を話せばいいですか?
何を話せばいいですか?
このノウハウを書くきっかけとなったのは、ホテルで朝食会を多く開催したことを話した結果、
「一体、何を話しているのか?」
「(実際に参加した場合)何を話せばいいのか?」
即ち「コミュニケーションに関する質問」を多く頂いたことです。
行政書士
これが私の肩書の全てです。もしあなたが私と初めてお会いしたとき、あなたは一体、どんな反応をされるでしょうか?
「へぇ、行政書士さんですか…」
おそらくこんな感じだと思います。今すぐ仕事を頼みたいとか、あるいはセミナーをやって欲しいとか、そういったことはおそらくないでしょう。
そもそも行政書士が一体どんな仕事をしているのか、もっといってしまえば、資格すらご存知でないかもしれません。
実績0から130回以上の交流会を開催
「名刺・自己紹介なし」
「初対面の相手と1~2時間話す」
このルールで交流会を10年、130回以上開催してきました。
全く0の状態からスタートし、週刊誌をはじめ、多くのメディアで紹介していただく機会を頂いております。
開催当初、私には実績がありませんでした。そのため、よく、セミナーや交流会等で、講師や主催者から「成果を出す方法」として言われる、
「実績をアピールしてください」
これが出来ない。そもそもアピールできるような実績がなかったわけです。その結果、いくら一生懸命セミナーや交流会に参加し、そしてたくさんの名刺を配っても全く成果が出ない…
面白い会話=自慢話(!?)
おそらく大半の方が私と同じような状態ではないでしょうか?実は会話が苦手とか、そういったものではなく、
・人に自慢できるようなエピソードがない
・平凡な話をしたら、つまらないと思われる
言い換えれば、
人に自慢できるようなエピソードさえあれば…
例えば、
・年収10倍アップ
・本を何冊も出版
・元暴走族
・有名人とコラボした
そういった成功体験がないために、一体何を話していいのか分からないと思っているのではないでしょうか…
実は、冒頭の質問をされる方は、言葉にこそ出しませんが、私が主催する朝食会に参加者がいるのを見て、
「大した実績も肩書もないくせに、何で参加者がいて、しかも会話が成立してるんだ!」
「実は元暴走族とか、ホストなのか?」
おそらく、あなたの「偽らざる」本音もここにあるのではないでしょうか?そして実は、これこそが多くの方が勘違いしている「誤ったコミュニケーション能力」あるいは「偽のコミュニケーションノウハウ」なのです。
会話が上手い理由は「知名度がある」から(!?)
・聞き上手になって成功する方法
・人生に必要なのは雑談力だ
あなたがコミュニケーションを身に付ける方法として読んだ本の著者、あるいは参加したセミナーの講師の肩書は一体、どのようなものだったでしょうか?
おそらく、
・〇〇大学教授
・TVに出ている評論家
・本を何冊も出版している作家
・高学歴なお笑い芸人
実はこのような方々は、いわば「黙ってても周囲が話しかけてくれる人」なのです。にもかかわらず、本人は聞き上手だとか、あるいは雑談力があるので、自然に周囲の人間と打ち解けていると思っている。そして実際にそのような本を出したり、あるいは講演活動を行っている。
…とんでもありません。彼等が周囲の人間と打ち解けているのは、その人の雑談力や傾聴力ではありません。地位や肩書。そして、
知名度
のおかげなのです。あなたには、その本の著者やセミナー講師のような地位や肩書。そして知名度があるでしょうか?おそらくないでしょう。その結果、
誰も話しかけてくれない
のです。そして相手が話しかけてくれなければ、聞きようがない。即ちあなたがどんなに聞き上手、あるいは傾聴力を磨いたとしても「宝の持ち腐れ」になってしまうでしょう。
「知名度で会話をしている」のに気付かない人達
当たり前ですが、彼等はその著書やセミナーにおいて、
「コミュニケーションは知名度が命」
「無名の人間は有名人の奴隷」
こんな事は一切言わない、というより口が裂けても言えないでしょう。
しかし彼等のノウハウは残念ながら知名度頼みの、コミュニケーション「もどき」でしかないのです。それを真似したところで、彼等のように上手く行かないのは当然です。彼等のノウハウには、実は「再現性が全くない」のです。何故ならあなた自身は彼等と違い、知名度がないので…
「知名度がない」あなたは一体、何を話せばよいのか?
当たり前ですが私には当然、彼等のような知名度はありません。したがって、あなたと同様、多くの方は話しかけてくれませ。そして、こちらから名刺を一生懸命差し出しても素っ気ない態度をとられてしまいます。
しかしそんな状況の中、初対面の「名刺、自己紹介なし」で1~2時間話す、それを10年、130回以上開催してきました。したがって、
・知名度以外の要素で、如何に相手に興味をもってもらうか?
・上司や先輩、あるいは取引先という「アドバンテージ」なしで如何に相手に話しかけてもらうか?
あなたが知りたいのは、コレではないでしょうか?
「知名度を強みに出来ない人」に特化した
本書を読むことで「コミュニケーションが苦手な」あなたであっても、この方法を知ることで、自信をもって相手と話すことが出来ることになる…そう確信しています。
ちなみに、多くの企業が新入社員に求める能力としてコミュニケーション能力を挙げています。
もちろん、新入社員でない方も…例えば転職、起業といった場合にコミュニケーション能力が求められるのはいうまでもありません。あるいは日常生活における家族や友人の間においても、その能力が不要ということはおそらくないでしょう。即ち、コミュニケーション能力は現代という時代を生き抜くための「サバイバル・テクニックそのもの」といっても過言ではないのです。
この本を読んだあなたが、現代社会という「戦場」を無事、生き抜くことができますように…そう願ってやみません。