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新築マンションのハイエンドホテルライクインテリアの作り方


自己紹介

40代男性、会社員、賃貸→2019年に新築分譲マンション一次取得済み。

インテリア遍歴

賃貸時代からインテリアに興味を持ち、当時のソファは日進木工やニコレッティ、ダイニングテーブルはアルフレックスを使用していましたが、引っ越しをきっかけにインテリアを一新。

引越しのタイミングで本格的にインテリアにハマり、特に、ハイエンドなホテルライクなインテリアを目指し、主に海外製のインポートの家具、キッチン、照明などを少しずつそろえました。

なぜハイエンドか、なぜホテルライクか

自宅マンションは、ワイドスパン、ほどほどのハイサッシ、眺望もまずまずといったところです。マンションの室内空間はとりわけハイエンドではありません。仕様は一般的なタワマンの仕様です。プレミアムフロアなどの高級仕様ではありません。

どんなテイストにしたいかを考えた時に、居心地が良い、落ち着く空間、おしゃれな空間、美しい空間、高級感のある空間、雑多な生活感がない空間、というキーワードが思いつきました。

これが実現できているインテリアのテイストと言えば、ホテルライクです。アジアンチックな内装が好きな方もいると思いますが、このホテルライクに私は惹かれました。マンションのエントランスや共有部分がすでにホテルライクだったので、内装も同様のテイストにするのが自然であるといった理由もあります。

シンプルであり、色、形が整っていてすっきり見える空間。家具などにおいては、プラス、品質が高い素材を使用している、といったことがこのテイストには重要です。

品質が高い素材を使うとなると、コストがかかります。ホテルライクを追求すると、自ずとハイエンド商品となり、選ぶべきものは、高級家具や高級なキッチン、照明となりす。(マンションの空間自体も、ハリや凸凹のない、サッシが高い躯体、間取りにするのにもコストがかかるため、販売価格がハイエンドになりますが、自宅はプレミアムフロアでもハイエンドマンションでもないため、せめてインテリアだけでもと思い頑張りました。)

2024年現在の状況と今後

現在は、海外製のハイエンドな大物の家具などは円安の影響もあり価格が高騰しつつあるため、おいそれとは購入できません。インスタや雑誌やyotubeなどを指を加えて見て鑑賞するのみの毎日です。

ですが、まだ部屋に追加したいアイテムがあるため、今後もリサーチを続けようと思います。

これまでの流れ

マンションの購入と入居

2021年ごろ、インテリアオプションは入れずに、ほぼまっさらな状態で入居しました。

マンションの購入時期が比較的遅かったため、建築オプションは導入できず、デベロッパー主催の通常のオプション注文会でもコスパが悪いと判断し、最低限のカーテンなどはすぐに購入し、入居後に少しずつ揃えていくスタイルとしました。

入居後から4年かけて完成

入居後から約丸4年をかけて(少々時間がかかりすぎですが)インスタやx、youtube、新築マンションのモデルルームのホームページ、モダンリビングなどの雑誌を参考にしたり、各ショールームに何回も出向いたり、インテリアコーディネーターや営業の方、照明デザイナー、キッチンデザイナーの方に相談したりして、少しずつ家具を揃えたり(時には海外から船便で輸送、半年から1年はかかります。)リフォームを行ったりして、ホテルライクなインテリアを完成させました。

ほぼ手探り

ホテルライクなインテリアに必須であるハイエンドの家具や内装は、モダンリビングという雑誌に掲載されているような豪邸に導入されている事例はあるものの、通常の価格帯である一般的なマンションに導入している例はあまりなく、情報収集が大変でした。

新築マンションのモデルルームについても、ミノッティ、B&B、フレックスフォルムなど、高級家具を入れている事例はほぼありませんのであまり参考になりませんでした。(一部のハイエンドなマンションは、これらのブランドや、ミーレの洗濯乾燥機、オーブン、食洗機、ジーマテックのキッチンなどが導入されている場合があります。)

ブルガリホテルにやっとフレックスフォルムが置かれるくらいで、フレックスフォルムが日本の一般マンションに置かれている事例は少数かもしれませんしsnsに写真をアップする方は少ないのでしょう。ミノッティやb&b等も同様だと思います。

手探り故に時には失敗も

コーディネーターに相談し、パースを作成してもらったものもありますが、それでもなお、完成後の空間を自分でイメージするのが難しく、ダウンライトに至って一旦取り付けたものの、気に入らない点が出てきてやり直しをしました。

やり直しにかかった費用はもちろん自腹で、結果的にお金も時間も無駄になってしまいました。

大金を突っ込んで工事をしている都合上、なるべくなら失敗はしたくないですが、体験して初めて分かることもあるので難しいです。

情報が少ない

情報が少ない中こうした失敗も含めた自分なりに導いた結論、優先的に投資すべき物、実際にリフォームを行う際のコツ、家具購入、業者選定のコツ、少しでも安くするコツをここで共有したいと思います。こういったハイエンド家具に関する情報は、防犯性の観点からもSNS等で公表する人が少ないためか、情報が少ないと思います。ただ、需要はあると思います。

ホテルライクなインテリアに興味はあるものの、それを自宅にどのように導入したら良いかわからない、イメージがわかない、SNSなどでも参考となる事例が少ないなど、当時の私と同じような悩みを持っている方のお役に立てれば幸いです。

導入したインテリア、検討したメーカー、実際に導入にかかったおおよその金額について

以下導入した物一覧です。こうやって並べてみるとかなりの金額になります。壁タイルや床タイルなどはまだやっていません。現居のフローリングの質が良く気に入っているというのもありますが、飽きたらやってみようかなと思います。

メーカー選定は、特に、キッチンとソファについてはともにマンションというサイズの制約や、ビルトインオーブンを入れたいなどの個人的要望の制約があり、大苦戦し、図面を何回も作り直してかなり検討に時間を要しました。また戸建ての事例はあるものの、マンションに高級キッチンのバックセットのみを入れているという事例がSNSや施工事例を見る限り、ほとんどありませんでした。実際、バックセットのみはそもそも不可というメーカーもあったりして中々苦労しました。

  • キッチンバックセット(ジーマテック、ブルトハウプ、ポーゲンポール、クチーナ、キッチンハウス、ユーロモビル、ポリフォーム、トーヨーキッチン、リクシル、クリナップ、タカラスタンダード、アルミルモ、key、タイムアンドスタイル、ツァイコ、エッグシャーマン、カンディハウス、その他沢山、造作家具) 170万

  • オーブン、冷蔵庫(ミーレ、ガゲナウ、リープヘル、ボッシュ)100万

  • リビングのソファ(モルテーニ、アルフレックス、ミノッティ、B&Bイタリア、フレックスフォルム、ロルフベンツ、カッシーナ、ポリフォーム、その他沢山) 80万

  • ダイニングテーブルセット(モルテーニ、アルフレックス、ミノッティ、ポラダ)50万

  • 洋室の壁面収納(モルテーニ、ポリフォーム) 200万

  • リビング、寝室、洋室のダウンライトと間接照明(コイズミ、daiko、モデュレックス、遠藤照明、山田照明) 170万

  • リビングのカーテン(シェード)(ハンターダグラス、ニチベイ、クリエーションバウマン)60万

  • 玄関ミラー(地場のインテリア屋さん) 20万

  • 玄関下足入れ下の間接証明(地場のインテリア屋さん) 10万

  • 玄関人感センサーライト(地場のインテリア屋さん) 5万

  • トイレ人感センサーライト(地場のインテリア屋さん) 5万

  • キッチン換気扇裏のミラー(地場のインテリア屋さん)  10万くらい

ホテルライクを実現するためにすべきこと(優先順位順)

それでは具体的に、やって良かったと思う順にランキング形式で紹介します。比較検討した結果、私がコスト面も鑑み採用したメーカーとその理由も紹介します。

第一位

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