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ジョイ・ディヴィジョンについて

 大学4年生の時、ジョイ・ディヴィジョンにめちゃくちゃはまった。当時、自作曲をレパートリーとしたバンドをやっていたのだが、自分が作る曲は大なり小なりジョイ・ディヴィジョンの影響下にあった。

 何が良かったかというと、音がスッカスカで演奏もあまり上手くないのがよかった。それにより、逆にジョイ・ディヴィジョンの怪しげで危うい世界観が表現されていたと思う。こんな音像のバンドがあるんだなと衝撃だった。

 イアン・カーティスの歌声とパフォーマンスもよかった。歌声に関しては、めちゃくちゃ低音が効いてるのが良かった。というのも、自分も地声がとても低く、ロックバンドで歌うには向いてないと思っていたのだが、低い声で独特のスタイルで歌うイアンには希望をもらった。そしてあの鬼気迫るパフォーマンス。かっこよすぎる。

 ジョイ・ディヴィジョンのおかげで、デヴィッド・ボウイとかイギー・ポップとか、それまであまり聴いてなかった人たちの音楽にもふれるきっかけができた。ありがとうジョイ・ディヴィジョン。

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