【スタッフ紹介】助産師インタビュー vol.2
HOTEL CAFUNEでは、ホテリエや助産師、保育士など様々なスタッフが在籍しています。その中でも今回は助産師にフォーカスを当て、インタビューを行いました。助産師は日々のヒアリングやケアを通して深くお客様に関わっています。今回の記事を通して、HOTEL CAFUNEの助産師のことを少しでも多くのお客様に知っていただければと思います。
助産師A(29)
香川の大学を卒業後、助産師資格を取得し大阪の地域周産期医療センターにて分娩、外来、産後ケアに従事、1000人以上の新生児のケアに携わる。アロマテラピー、リンパマッサージ、ヨガインストラクター資格保持。
HOTEL CAFUNEで働こうと思ったきっかけは何ですか?
学生時代実習の傍ら、地域の助産師さんの主催する研修や勉強会などに参加させていただくことが多く、情報交換をしている中で「産後鬱」などのワードを耳にすることが増えました。私が大学に通っていた県では、単身赴任の家族が多く、地縁的なコミュニティから孤立する方も多くいらっしゃいます。そういった土地柄等もあり、産後ケアを必要としている方が多く、また安心できる出産や育児を叶える上で大切なのだと学び、産後ケアに次第に興味を持つようになりました。
HOTEL CAFUNEとの出会いは、大学時代に見た代表の龍崎さんのTwitterからです。いつか自分が子育てする時に泊まりたいと思うような産後ケア施設を作りたいと呟いていたのが印象的でした。元々ホテルが好きだったこともあり、漠然といつか龍崎さんの作る産後ケア施設で働きたいなと思っていました。
ちょうど、自身の転職のタイミングとHOTEL CAFUNEの開業のタイミングが合い、思い切って応募してみたのが始まりです。それからあっという間に2年が経ち今に至ります。
印象に残っていることは何ですか?
開業してすぐの頃に初めてのご出産後に長期で泊まりにきてくださった方が2人目のご出産後に再度ご宿泊してくださったことです。
HOTEL CAFUNEの細かい変化にも気づいてくださいました。例えば、ラインでスタッフと気軽にやりとりができるようになったことや、ラウンジで面会ができるようになったこと、お部屋の設備のアップグレードなどです。とても使いやすくなった、良くなったと喜んでくださいました。
滞在中に歩けるようになった上のお子様にお会いできたこともとても印象に残っています。
この仕事のやりがいは何ですか?
一人一人のお客様が基本的には1週間以上と長い滞在なので、ゆっくりと丁寧に関わることができることです。入所された時と比べて退所時には育児技術をかなり習得して帰っていただけます。ママだけでなくパパに対しての指導ができることも病院ではなかなか難しいです。それぞれのご家族に合わせたサポートができるところが良いなと思っております。あるお客様に自分よりも育児ができる人(パートナー様)が爆誕しましたと言っていただき、とても嬉しかった思い出があります。
このように病院で働いていた時は忙しかったのと入院期間も短かったので、HOTEL CAFUNEでは手が届くケアが提供できることもやりがいに繋がっています。
助産師として何を大切にしていますか?
お客様に接するときには、笑顔と相談しやすい雰囲気を作ることを心がけています。ムッとしていて、話しかけにくい人に悩んでいること、心配していることを相談するわけがないですよね。気軽におしゃべりしたり日々のコミュニケーションを通して信頼関係を構築できるようにしています。
出産は女性にとっても、家族にとっても、人生におけるターニングポイントとなるような大きなライフイベントです。これから数十年にわたって続く子育ての始まりでもあるので、とにかくまずはしっかりHOTEL CAFUNEで休息をとっていただければ幸いです。身体と心を休めつつ、育児を無理なく楽しめるようにサポートしていくのが、私たち助産師チームの役目だと思っています。